
THE TALL MAN/THE SECRET
2012年
アメリカ/カナダ/フランス
106分
サスペンス
劇場公開(2012/11/03)

監督:パスカル・ロジェ『マーターズ』
脚本:パスカル・ロジェ
出演:
ジェシカ・ビール『ニューイヤーズ・イブ』・・・ジュリア
ジョデル・フェルランド『エクリプス/トワイライト・サーガ』・・・ジェニー
スティーヴン・マクハティ『夜明けのゾンビ』・・・ドッド
<ストーリー>
6年前の鉱山閉鎖で急速に寂れてしまったコールド・ロックで謎の幼児失踪事件が頻発。何者かに子供を連れ去られたジュリアは、子供を捜すうちに町外れのダイナーにたどり着く。
-感想-
2012年
アメリカ/カナダ/フランス
106分
サスペンス
劇場公開(2012/11/03)

監督:パスカル・ロジェ『マーターズ』
脚本:パスカル・ロジェ
出演:
ジェシカ・ビール『ニューイヤーズ・イブ』・・・ジュリア
ジョデル・フェルランド『エクリプス/トワイライト・サーガ』・・・ジェニー
スティーヴン・マクハティ『夜明けのゾンビ』・・・ドッド
<ストーリー>
6年前の鉱山閉鎖で急速に寂れてしまったコールド・ロックで謎の幼児失踪事件が頻発。何者かに子供を連れ去られたジュリアは、子供を捜すうちに町外れのダイナーにたどり着く。


惜しまれつつも閉館したシアターN渋谷にてクロージング作品として上映されたミステリー・サスペンス作品。
思い込みってのは怖いよね。
色々と騙されましたなぁ。
前半のジュリアは完全にお母さん目線で観てたからなぁ。
えぇ!?そっちかい!!てな大きな驚きはあった。
これね、てっきり“トールマン”という怪物が暴れまくるスラッシャー系ホラーやと勘違いしたまま観初めてたんですよ。
例えると都市伝説ホラーの『ジーパーズ・クリーパーズ』系なんやろうなって。
しかも監督があの誰もが精神を病んでしまいそうなスプラッターホラー『マーターズ』で名を馳せたパスカル・ロジェ監督でしょ。
今回も物凄いグロホラーが観れるんじゃないかと身構えてしまったものはあったんだよなぁ。
そういった意味では上手く裏をかかれた作品やったけれど、先の展開が本当に読めなくて素直に面白い作品やと思った。
特にホラー映画を多く観ている人こそ騙され易い作品やろうし、『マーターズ』の恐怖を頭に思い浮かべて観始めると実は決してフィクションとは言えない社会派なサスペンスだった事に面食らう率は高いんじゃないだろうか。


誘拐された子供にとっては本当にこれで良かったのかと考えさせられる内容ですが、その後の生き生きとした姿を見ると、彼らの活動は強ち間違ってはいないんだろうなぁ。
生まれてくる子供は親を選べないばかりか、地域によっては安定した生活も保障されていない。
そんな不幸な環境にいる子供たちを救うべく、ひっそりとある団体は動いていた。
そう、恵まれない子供を救済する‘あしながおじさん’こそが本作最大のテーマ。
それを最後まで決して勘付かせない作りが見事。
他国ではヒットしたようだが、ここ日本でも、もっと評価されても良いんじゃないかと思うほどの秀作。
オープニングクレジットの表現方法がかなりカッコイイですヨ。



失語症を患う少女ジェニーを演じたジョデル・フェルランドちゃん。
こんなにも成長しました。
1994年生まれやから現在19歳なんやね。
『サイレントヒル』の時が12歳やから随分大きくなったもんです。

劣化せず綺麗に大人になってくれて私は嬉しいよ。
もう子役じゃなく立派な女優さんだね。
評価:★★★☆

13/03/14DVD鑑賞(新作)


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レンタル開始日:2013-03-13
メーカー:キングレコード
オフィシャル・サイト(日本語)
でも、なかなかいい映画だと思います
半分くらいでネタばらししてくれてるのに最後まで見せてくれるし
私の居住区のTSUTAYAさんはこの映画を取り扱ってくれていないのです
GEOさんには一応2本ほど導入されているのに
TSUTAYAさんは当店取扱い無しと店頭検索でも出てきます
グロなロジェ監督のイメージが強く地域の特性に合致しないと思い込んだのでしょうか
似非文化人の住む町はこれだから嫌だけど
TSUTAYA限定を沢山導入しないでこういう作品をいれないでどうする
色んな意味で役に立たないTSUTAYAです
私も洞窟に住む怪人かクリーチャー系の映画と思っていました。
それに加えジュリアを被害者目線で追っていたので、真相が分かり掛けた時は驚愕致しました~!
思い込みを上手く利用した見事な社会派サスペンスでしたね。
ジョデル・フェルランドちゃん。
自分は「ローズ・イン・タイドランド」の彼女のイメージが強いのですが、
美しい大人の女性に成長しましたね、私も嬉しいです。
そうそう、この映画、シアターN渋谷のクロージング作品でした。
「とおる」という名の人は1000円にする企画なんてやってたなあ。
思い出してまたほろり…
コメント&TB有難うございます。
上手い具合に騙された映画でした。
そのどれもが“良い意味で”ってのは楽しむ上では価値がありました。
そうそう、話半分でネタばらししちゃっているんですよねぇ。
にも関わらず最後まで見せてくる辺りは素晴らしいです。
お住まいのツタヤに本作は導入されていませんでしたか!?
うちのゲオも入荷は2本でした。
ツタヤは確認していないです。
ツタヤって限定作品を物凄い量で入荷してますよねぇ。
毎度幾たびに、回転率の悪さにほくそ笑んでます。
そういえば昔うちのツタヤで「スペイン一家監禁事件」を借りようと行ってみたらなくて店員に聞いたら「入荷してません」と言われ「は?」ってなった記憶があります。
ツタヤは料金高いし、どうでもいい限定作品ばかりに力を入れているし、なんか行く気になれないです。
コメント有難うございます!!
ですよねぇ。
やっぱり『マーターズ』の監督ですから、そっち系のホラーなのかと思い観てしまいますよ。
私も最初は完全にジュリアは我が子を奪われた母親目線で見てました。
この辺の騙し的演出が見事でしたね
ジョデル・フェルランドちゃんは美しく大人の女性へと成長してくれました。
私的にはやっぱり彼女は『サイレントヒル』での印象が強いですかねぇ。
『ローズ・イン・タイドランド』も観たのですが、余り内容を覚えていなんですよ
確かギリアム監督の作品でしたよね。
シアターNはほんと映画通好みの作品を多く公開していたんだなぁと懐かしくなります。
「とおる」という名前で1000円ですか!
ファンを大切にする素的な映画館でしたね
まさかの展開。仰るように社会派の域なんですよね~。
「母」の思いを勝手に想像して、まんまと騙されるといううまいつくりでした。
TBさせてくださいね。
コメント&TB有難うございます。
やっぱり皆さん、想像することは一緒なんですね(笑)
そういう部分でも上手く騙されましたが、母親目線で観ていたら後半がらりと内容が変わるという驚きの展開にも大きく騙されました。
中々鑑賞者の裏をかく意味でも面白い作品でしたね。
ジュリアが坊やを誘拐された後から、どんどん状況が変わっていくのが、自分の描いていた展開と全く異なっていましたね。
ジェニー役の子が「サイレントヒル」のお嬢さん役だったとは、時の経つのは早いものです。何が善かを判断しかねる難しい問題を残してくれました。
コメント有難うございます。
マープルさんも騙されちゃいましたか^^
そう仰る通りでして、全然違う展開になっていくというか、そういう話だったの?ってな驚きはかなりありました。
『サイレントヒル』ってつい最近観たような感じですが、もうかなり昔の作品なんですよね。
随分大きくなっていてそこにも驚きました。
色々と考えさせられる作品でしたね。
「サイレントヒル」が凄く映画として出来が良かったので、やっぱりイメージがどうしてもアレッサなんですが(笑)
もうそんなにたっているんですねー
作品としては、予想外の展開で、
途中でわかってしまっても物語が終わらない、
最後まで見せつづける所は良かったように思います
不幸な子供を救う…しかし、本当に子供は不幸だったのかなど、考えさせられる最後でした
ジョエルちゃんは可愛いから美しくへと成長してくれていましたね~。
随分大きくなっていたので先ずはそこにビックリしちゃいましたけど(笑)
読めない展開で引き込まれる作品でした。
そして真相部分には色々と考えさせられるものがありましたよね。
ほんと、子供たちにとってはそれで良かったのかどうなのか。
笑顔で生活している所を見ると結果的には良かったのかもしれないけれど・・・でも親に断りもなくってのはいけないですよねぇ。