ダブル/フェイス

INCONCEIVABLE
２０１７年
カナダ
１０６分
サスペンス／ドラマ
劇場公開（2018/01/30）



監督：
ジョナサン・ベイカー
製作：
ジョナサン・ベイカー
出演：
ジーナ・ガーション
フェイ・ダナウェイ
ニコラス・ケイジ
ニッキー・ウィーラン
ナタリー・エヴァ・マリー



＜ストーリー＞
愛する妻・アンジェラと、数回の流産の末に授かった娘・コーラと幸せな日々を送るブライアン。ある日、アンジェラはシングルマザーのケイティと知り合い、意気投合するが…。

―感想―

代理母出産の危険性を世に問う！！

なんて大袈裟な事を書いてしまいましたが、お前の代わりに産んでやったのに、育児を疎かにするなんて何様だ、とお怒り心頭になる気持ちも分からなくもない。
しかし監視目的で近付いて来るのは少々やり過ぎ、揉め事に発展するのも当然。

ケイティに対して全く警戒心のないブライアン夫妻。
逆に出会った時から「あの女は危険」と助言するブライアンの母は先見の明あり。
これが長寿ならではの鋭い勘てやつか。
伊達に長生きしてないわよ、てね。

あれだけお義母さんから「大丈夫なのか？」と問われていたのに、その度「お義母さんは黙っといて！」と軽くあしらっておいて、ケイティの本性を知った途端手のひら返し。
「この女は殺人鬼よ！」何を今更ですわ。
後の祭りになる位なら忠告を全否定すんなよて話。

結局、自分の見る目が無かった事に気付き、夫とかに相談するも無視されて、独自に調査。
誰も味方になってくれないから、ケイティに詰め寄るも濡れ衣を着せられそうになる有様。
後手後手ですやん。

ただ唯一の決定的証拠となるＤＮＡ検査結果が功を奏して、ブライアンも目が覚める。
しかしその時は既に妻が・・・。
て、あの担当医のリアクションは何だったのよ、亡くなりましたみたいなリアクションをブライアンに見せるシーン、凄く不自然なんですけど。
それをケイティも見るならまだ理解も出来るけど、ブライアンだけにする必要あるのか？と甚だ疑問。
視聴者を騙す意味を込めての演出だとしても、話の流れにあれを入れるのは違和感がある。

結果的にはブライアンが望んでいた大家族にはなれて晴れてハッピーエンドな終わり方でしたが、イマイチすっきりとはしない終盤戦だったなあ。
ブライアンも夫ならもっとしっかりとせぇよ。
何処か頼りなさそうな姿がニコラス・ケイジにピッタリ（笑）。

評価：★★★
１８／０４／１０ＤＶＤ鑑賞（新作）
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レンタル開始日：2018-04-04
メーカー：アルバトロス

情報
＜未体験ゾーンの映画たち2018＞

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