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銀幕大帝α

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エスター ファースト・キル

2023年11月14日 18時21分43秒 | 洋画ホラー

ORPHAN: FIRST KILL

2022年

アメリカ

99分

ホラー/サスペンス

R15+

劇場公開(2023/03/31)

監督:
ウィリアム・ブレント・ベル

『ザ・ボーイ ~残虐人形遊戯~』

出演:
イザベル・ファーマン・・・エスター
ジュリア・スタイルズ・・・トリシア・オルブライト
ロッシフ・サザーランド・・・アレン・オルブライト
マシュー・アーロン・フィンラン・・・グンナー・オルブライト
ヒロ・カナガワ・・・ドナン刑事

<ストーリー>

2007年、オルブライト一家は、4年前に行方不明となった娘・エスターの失踪事件に今も心を痛めていた。そんなある日、エスターが保護されたという知らせが届き…。

この娘、
やっぱり変だ。

―感想―

童顔特権てやつですかね。

日本がこれのリメイク版を仮にやるとなると安達祐実が適役かもしれん。

ちゃんとメイクすれば安達祐実なら10代に見えるでしょ、と思ったのは俺だけですか?

さて本作ですが、幾ら前日譚とは言え、1作目で既にエスターの正体はネタバレしているから、その点での驚きはもう無いんよね。

となると、新しく住む事となった(というか素性を隠して、その家族の行方不明となっている娘に成り切って入り込んだ)金持ちの家で、寄生する為に、あくどい事をしまくり一家を恐怖のどん底に突き落とした形で終わるのかと思うのが普通。

現に、俺も、その手の内容だと予想して観てたから、ずっとハラハラしてたんよね。

そういう点に関してはホラーとはどうあるべきかを体現していて良かった。

が、しかし!

エスター頑張れ、じゃないけれどもサイコパスの更に上を行くサイコパスが本性を現すという、意外過ぎる急展開には不意を突かれて流石にビックリでして。

支配する人間が、逆に支配される人間となる、この1作目とは違う別の支配構成はアイデアとしてかなり秀逸。

となると、お互いの頭脳戦が勃発する訳で、初めのハラハラさとは異なるハラハラさを強く抱かされて、対決?の決着も気になるしで、思わぬ面白さに目が釘付けとなりましたよ。

結果的にこの件があったからこそ、エスターは養女となる1作目では慎重になったんだろうなと、一種の勉強代としては安かったのか高かったのか(^^;)

「衝撃」という事に関しては1作目の方が上ですけども、既にネタバレしているエスターという悪女の設定を2作目ではどう活かすのかを考えたら、上手い具合に違う視点から鑑賞者を「騙し」に来たもんだと、これはこれで楽しめましたね。

1作目の「騙し」で「衝撃」受けた方は、是非この2作目での「騙し」にて新鮮な怖さを感じて下さいな。

ところで副題「ファースト・キル」はどの殺人を指してるのか、エスターって精神病院から脱走する前にも施設職員を殺めているようだし、う~ん??

 

評価:★★★☆

23/11/14DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日: 2023-11-08

メーカー: ハピネットファントム・スタジオ

関連作:

『エスター(2009)』(第1作)
『エスター ファースト・キル(2022)』(第2作)

オフィシャル・サイト

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レンフィールド

2023年11月11日 16時14分53秒 | 洋画ホラー

RENFIELD

2023年

アメリカ

94分

ホラー/コメディ/アクション

R-15

劇場未公開

監督:
クリス・マッケイ

出演:
ニコラス・ホルト
ニコラス・ケイジ
アウクワフィナ
ベン・シュワルツ
アドリアン・マルティネス
ショーレ・アグダシュルー
ブランドン・スコット・ジョーンズ

<ストーリー>

ドラキュラにこき使われている気弱な部下のレンフィールドが、普通の人間としての尊厳と生活を取り戻すため、ボスに反旗を翻す。

―感想―

わたしは、ドラキュラ伯爵だあああ!!!!

ニコケイが完全に役に成り切って、表情の作り方なんかもそうだけど、えらい楽しそうに演じているのを観ていると、俺まで楽しくなっちゃう(笑)。

度が過ぎるパワハラが嫌になり、普通の生活を送りたくなった僕(しもべ)のレンフィールド。

だがドラキュラがそう易々と許してくれるはずもなく、裏切ったお前を不幸のどん底へと落としてやると、あらゆる手を使って嫌がらせに近い事をしてくる。

レンフィールドも黙って只やられっ放しには精神的に限界が突破し、遂には主と僕との壮絶な戦いが幕を開けるのだった、そういう感じの話。

面白かった。

なんでこれが劇場未公開やねん!てすっげえ思った。

俺的にはニコケイ映画としては昨今の作品の中では相当面白い部類に入る。

前述したニコケイの成り切りぷりも笑える程に最高なんだが、襲い掛かって来た敵を相手にして戦った際の残酷描写が半端ない。

R-15のレーティングを貼られているだけのことはある、内臓飛び出ているわ、顔を踏んずけて粉砕しちゃうわ、鋭利の爪で斬られた者からは大量の血飛沫が飛び散るわで、ホラーとして相当無茶苦茶やっているんだな、グロ好きな自分からしたら楽し過ぎるだろこんなの(笑)。

ただスプラッターしているだけではなく、ほんのりと明るさ(コメディ風味)を付け加えているのもあって、気持ち悪さよりも可笑しさの方が競り勝つ。

この辺、監督の演出の妙というか、鑑賞者に嫌悪感を余り抱かせない上手さを感じさせられたなあ。

ラストバトルではどういった結果を見せてくれるのかにワクワクさせられたが、まさか現場にあった白物の粉(コカイン)で即席の魔方陣を作り、それでドラキュラの行動を封印しちゃうてのは、粉だったら何で良いのかよて笑っちゃったし、その後、レンフィールドと女性警官との共同作業でパワハラ上司を拷問道具使って細切れの肉塊に、というその発想そのものが、それまでの積もりに積もった鬱憤を大満足な形で果たしたとも見て取れて、俺もなんか気持ちスカッとしたw

絶対的強さを誇り、誰に対しても上から目線な最低最悪上司が予期せぬ反撃を受け負けを悟り半ベソをかく、それをあのニコケイがやっているのを考えてごらんよ?ニコケイファンとしては堪らんでしょ。

なりふり構わず色んなキャラを演じ続けているニコケイだが、まさかここまでドラキュラという悪の化身がビジュアル含めてハマるとは。

レンタル版にも撮影風景となるボーナスシーンが収録されていたが、そこからでもニコケイがドラキュラというある意味特殊な怪物を役として与えられた事が相当嬉しかったのか、実にパーフェクトに近く、実にリアルな演技を追求している姿が微笑ましく、ホッコリとした。

流石、アカデミー男優の肩書を持つニコケイですわ、その手抜き無き仕事っぷりはお見事!

評価:★★★☆

23/11/11DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日: 2023-11-08

メーカー: NBC ユニバーサル・エンターテイメントジャパン合同会社

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テリファー 終わらない惨劇

2023年10月16日 21時18分46秒 | 洋画ホラー

TERRIFIER 2

2022年

アメリカ

138分

ホラー

R18+

劇場公開(2023/06/02)

監督:
デイミアン・レオーネ

『テリファー』
脚本:
デイミアン・レオーネ

出演:
ローレン・ラヴェラ・・・シエナ・ショー
エリオット・フラム・・・ジョナサン・ショー

ジェナ・カネル・・・タラ・ヘイズ

デヴィッド・ハワード・ソーントン・・・アート・ザ・クラウン

<ストーリー>

惨劇から1年後のハロウィーン。ピエロの格好をした連続殺人鬼、アート・ザ・クラウンは死体安置所で息を吹き返し、再び街で殺戮を始める。

全米が吐いた!?

―感想―

開幕一発目からノリノリじゃねえですかアートさん。

相変わらずお茶目さは忘れない、そんなアートさんが好き。

1作目が思わぬ成功を収めた事で気分良くした監督は、1作目の85分から大幅に尺をアップさせて、なんと本作138分!!

ちょっと欲張りさんじゃないですかねえw

とはいえ、そんなに間延びしている風には感じられず、神出鬼没のアートさんによる愉快な殺人方法に気持ちは高まりっぱなし。

グロさは1作目と同等かて位に、全米が吐いた!?の謳い文句は多少オーバーかもしれないが、内臓をこねくり回したり、臓器を雑に取り出したりと、ウハウハな描写が盛り沢山。

監督は特殊メイクにも精通していることもあり、実に気持ち悪いんだけど、それ以上に本物に近い具合に精巧に作っているなあと殺人現場が映し出される度に感心しきりだった。

変な汚らしさが無いんよ、綺麗なグロでもないけど(笑)。

あと、殺人ピエロ・アートを演じた役者さん。

喜怒哀楽を言葉では表さず、パントマイムのみで表現させるのだが、彼がその時、どういう心境なのかがその絶妙なパントマイムだけでも十分に伝わってくるのだから凄い。

これも一種の才能だよねえ、良くは知らない俳優さんですが、元々本当にピエロやってたんじゃないのか?て思う程の上手さに感動すら覚える。

個人的に残念に感じたのが、アートが最早不死身の怪物になるのはアメリカ殺人鬼のセオリーでもあるので仕方がないとして、主人公すらも人を越えた者となるファンタジックな展開になる部分。

これは少しやり過ぎかなと。

勝てない相手と分かっていながらも、人として人の力のみで、どうにか一応は倒せた、そういった間一髪からの奇跡の生還、逆転勝利を見せて欲しかった、観たかった。

この流れだと、仮にもし3作目が製作されたら、再びあいまみえる話になるだろうから、そうなった場合、SFチックな内容になるのではないかと危惧しちゃうのだが、考えすぎである事を願う。

優しめのホラーしか観た事が無い映画ファンにはショック度の大きい作品かもしれない。

確かに他所を寄せ付けない抜群なグロさを誇っている(褒め言葉)ので、鑑賞を途中断念する方もおられるかもだが、殺人鬼アートのチャーミング(笑)さが幾分そのグロさを和らげているのも確かであり、多少我慢すれ(頑張れ)ば、要所要所で、造形なり役者の演技なりに魅力を抱くはずだろうから、敢えて80年代風なフィルターを使用している拘りも含めて、監督の本作に対する熱意というものを目で感じて、バッカじゃねえの、と笑って観終えれたら、もうあなたは立派なグチャグロホラー愛好家の仲間入りです。

主役の少女を演じた女優さん、割と幼い顔しつつ、おっぱいは大きいというギャップさに一瞬で目を奪われて、初め、そこばかり観てた。

どっちかつうと好みの顔。

その少女には眼鏡を欠けた弟が居るのだが、終盤裸眼で動き回ってた、あのメガネは伊達眼鏡だったのか、そうでないのなら奇妙である。

評価:★★★☆

23/10/16DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日: 2023-10-13

メーカー: プルーク

関連作:

『テリファー(2016)』(第1作)
『テリファー 終わらない惨劇(2022)』(第2作)

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ベネシアフレニア

2023年10月06日 15時03分02秒 | 洋画ホラー

VENECIAFRENIA

2021年

スペイン

99分

ホラー

R15+

劇場公開(2023/04/21)

監督:
アレックス・デ・ラ・イグレシア

『クローズド・バル 街角の狙撃手と8人の標的』
製作:
アレックス・デ・ラ・イグレシア

脚本:
アレックス・デ・ラ・イグレシア

出演:
イングリッド・ガルシア・ヨンソン・・・イサ

<ストーリー>

独身最後に羽目を外そうと、カーニバルで賑わうヴェネチアを訪れたイサと友人たち。ボートに乗ると、奇妙な道化師が同乗して来る。その正体は狂気の殺人鬼だった。

この憎しみは
殺戮でしか癒せない

―感想―

結末が弱い!

ある程度事実を基にして作られたらしいのだが、やっぱこういうキチガイ染みた輩に襲われるホラーは、最後にカタルシスを味わえる映像が欲しいところだわな。

そこまではそれなりに面白く観れてただけに、唐突に終わるエンドに「え!?それで終わり?」と、ある意味呆気ないというか悪い意味で潔過ぎるというか、本音で言うとガッカリしちゃった。

監督がアレックス・デ・ラ・イグレシアだからねえ、そりゃ期待はしちゃうよ、しない方がおかしい。

「観光客は疫病だ!」

この国に観光客が来ない様にするにはどうすればいいか・・・せや!片っ端から殺しまくって”危ない国”だという事を世に知らしめよう!!

そうはならんだろ。

ね、発想自体が狂っていてそこは最高だし、アレックス・デ・ラ・イグレシア監督らしさが初っ端から溢れ出していてワクワクさせられたのだが、問題は動機。

こいつらが狂気へと走った事の発端が、抗議デモしている最中に近付き過ぎて豪華客船に轢き殺されたからやからね。

自業自得じゃねえか。

逆恨みだけで、観光客を公共の場で堂々と殺していたのかと思うと呆れてしまう。

その殺しを「街頭芸」の一つだと思い込み、一斉にスマホ向けて、キャッキャッ♪している観光客の姿が馬鹿丸出しなのであった。

ま、海外旅行も結構だし、異国の地ではしゃいだり騒いだりする気持ちも分からなくもないけれど、行くのであれば、もしかすると何かしらの事件・事故に巻き込まれる心配は一応しとけよ、という監督からのメッセージ性は少なからず含まれているのかもしれないな。

皆が皆、外国人を歓迎している訳ではないのだよ、そういった忠告をひしひしと感じたが、それはそれでラストがなあ、一斉射殺位の驚嘆映像が観たかったよなあ。

評価:★★★

23/10/06DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日: 2023-10-04

メーカー: クロックワークス

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ハウスバウンド

2023年09月24日 22時12分33秒 | 洋画ホラー

HOUSEBOUND

2014年

ニュージーランド

107分

ホラー

PG12

劇場公開(2023/07/14)

監督:
ジェラード・ジョンストーン

『M3GAN/ミーガン』
脚本:
ジェラード・ジョンストーン
編集:
ジェラード・ジョンストーン

出演:
モーガーナ・オライリー
リマ・テ・ウィアタ
グレン=ポール・ワル
ロス・ハーパー
キャメロン・ローズ

<ストーリー>

ATM強盗で捕まり、実家での監禁処分を受けたカイリー。「この家には幽霊がいる」という母親の言葉を無視していたが、やがて奇妙な現象が起こり…。

―感想―

「幽霊?出てきたら顔面ぶん殴ってやるよ!」

強盗働く程に性格歪ませた主人公なんで、基本イケイケドンドンなのだが、不意を突かれると「きゃー!!」て、そこはやっぱり女子なんだなあと(笑)。

勇敢な時と弱腰の時とのギャップが激しくて、案外可愛いとこあるやん。

後、母親もそうだし、保護観察官もそうだけど、少し間抜けっぽさがあるのが面白い。

ドジ踏んだり、おかしな言動をするシーンではちょくちょく笑わせて貰った。

幽霊話なのかと思いきや、実家が実は昔とある施設だったという事に主人公が気付いた辺りから、何やら雲行きが怪しくなっていく。

偶然、秘密の裏部屋、通路を発見し、探っていると急に現れる薄汚い男。

あっそっち系のホラーなんか!

正体暴かれて遂に本性現した人物に、家中追い掛け回される主人公とその母親。

ここの攻防戦はスリルがあってハラハラさせられる。

その最中でも間抜けっぷりを披露する母親には頭が下がるが(笑)、その恐怖と笑いの絶妙なバランス加減が視覚的に楽しませてくれてたよね~。

母娘が絶体絶命となるクライマックスでも、秘密部屋の薄汚い男が参戦してくれて一気に形勢逆転、グロさという意味でも天晴れな幕切れでした。

主人公が中盤、ビビッて不審者に攻撃するつもりが誤って義父の腹を思い切りぶっ刺してしまうのだが、ああいうのって殺人未遂、とはならんのね。

それと勝手に人んち(主人公の家)に上がり込む癖に、不審者の家に対しては「不法侵入になるからダメだ」とかいう保護観察官、言ってる事矛盾しとるがな。

評価:★★★

23/09/24DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日: 2023-09-15

メーカー: アドニスSQ(アメイジングD.C.)

情報<カリコレ2023>

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