羅漢寺までは行きませんでしたが修行の場として昔から有名だそうです。元々、「恩讐の彼方に」のモデルとなった善海は羅漢寺への入門を許されたいがために洞門を掘り始めたということです。仇討ちについては菊池寛の創作で、洞門が開通するまでに善海は辛苦のため盲目になっており、工事に携わった村人や石工たちが洞門の通行料で善海が生活できるようにしたと伝えられます。小説とはストーリーが違いますが、これはこれで感動的な話です。左側に階段が見えますが、これがずっと上まで続いており、先ほどの断崖絶壁の通路に繋がっています。
青の洞門、と言われるのは地名が「青」だから。カプリ島の青の洞窟とは違います。
本当にここしか道がなかったのでしょうね。
吹き曝しの峡谷を離れて、室内でぬくぬくと景色を眺めながら昼食です。
大分名物のだんご汁。だんごと言うより山梨のほうとうに似ています。
唐辛子のことを「こしょう」と称するのは九州北部の慣わし。
食事をしている間に晴れてきましたよ。
暴れ川として恐れられた山国川も、なかなかの絶景です。
ただし今でも油断は禁物。これだけ橋が高い位置に掛けてあるということは、ここまで水が来るということです。
青の洞門で楽しみにしていたのがここ。中津名産のから揚げ専門店です。メニューは1つだけ。ちょうど揚がったところで首尾よく買えました。バスの出発時刻が決まっているので、待たされたらどうしようと心配していたのです。
ほら、これが本場のから揚げ。
やっぱり揚げたてが一番ですね。