リビングで使っているエアコン、ナショナル(現パナソニック)
CS-40RFX2の暖房がちっとも効かず、買って3年でもう修理かと製品に失望していました。実は今年の夏の冷房も十分な効果がなく、止まってばかりでちっとも涼しい風が出てこなかったのです。
この商品のセールスポイントは「お掃除ロボット」による自動フィルター掃除です。だから普通に使っている限り、数年はメンテナンスフリーなのじゃないかと思っていました。だから冷暖房両方の不調となるとコンプレッサーなのか、ガス漏れなのかと気をもんでいたわけです。でも風量を上げてやってもファンが有効に動いていないのはコンプレッサーではなさそう。まさかフィルターか熱交換機?と思いついて、前面カバーを開けて見ました。この機種はロボットが掃除するのが前提なので、フィルターがカバーに完全に隠れて見にくいんです。
開けてびっくり!前面、上面のフィルターが埃でびっちりと詰まっていて、いかにも息苦しそう。これじゃ風が来なかったわけだ。
原因さえわかれば、ミクロの埃も逃さないクリーナー、日立CV-PL800の出番です。フィルターと空気清浄ユニット、熱交換機の表面を舐めるように丁寧に掃除して一件落着。こんな場合でも埃っぽい排気を撒き散らさないのは有難いです。
掃除の後は暖房能力が劇的に復活しました。ロボットが自動的に掃除、とは言っても専用の掃除機とはパワーが違いますから、話半分に聞いておいた方が良さそうですね。これからはきちんと掃除します。半年前に気付いていれば夏も快適だったのに。
「お掃除ロボット」にはすっかり期待を裏切られた形ですが、一方で良い方に期待を裏切られたのは、今回も活躍してくれたこのクリーナーです。
6月に買ってから5ヶ月にもなるのに、紙パック交換のサインも出ないし、吸引力も落ちないのはどういうことでしょう?このクリーナーの中はブラックホールでしょうか?まさか。新しい多層構造の紙パックと、詰まり防止の振動機構が極めて優れているということなんですが、長らくクリーナーのフィルター詰まりに悩まされてきた私にとって、これは物理学の定理が書き換えられたぐらいの驚きです。次に買う機会があれば、当然これの後継機を選びますよ。