いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

アイスクリームが食べたい

2006年04月28日 | 極楽日記
 極楽息子は暑がりで、温かくなったこの頃ではアイスクリームやジュースばかり欲しがってママを困らせています。1日1個までというお約束をしたはずなのに、聞き分けないですね。寝る前に水分ばかり取りたがるので翌朝はスリルがあります。

 いつもはヤマナカで買ったメロン型のアイスですが、今夜は豊川のお婆ちゃんがハーゲンダッツを奮発してくれました。
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目隠しの木

2006年04月27日 | 極楽日記
 極楽家は角地にあって、低い塀があるだけなので、庭が周りの道路からほとんど丸見えになります。極楽親父はたいして気にならないのですが、どうしても目隠しが必要という妻の要望に応えて、塀の内側に木を植えることにしました。

 今頃が庭木の植え替えに好適な季節らしく、ホームセンターに行くと根巻きした苗木やポット苗などたくさん置いてあります。ポット苗なら素人でも何とかなるのでしょうが、今回は目隠しの目的があるため、ある程度の大きさがないといけません。成長した木を処理した根巻きの苗木は、植えるのに技術や器具が必要なため、プロに任せるのが普通です。

 ただ、何を植えたらいいかイメージが湧かないため、造園業者の圃場(ほじょう)、いわゆる土場を見せてもらいました。天気が悪く、先に降った雨のせいで下がぬかるんで、歩いて回るには不便な環境でした。目を離すと極楽息子が泥んこ遊びしようとするし。

 条件としては維持するのに手の掛からない木です。ドイツトウヒは暑さで枯らしてしまったし、奥にあるケヤキは大量の落葉が隣に飛んで行くのが心臓に悪い、ということで具体的には常緑樹で暑さに強いもの。コニファーはドイツトウヒのイメージがあって、また枯らすような気がします。そうなると広葉樹ですね。

 当初は丈夫で葉が大きく、回りに飛ばないだろうと考えてタイサンボクを希望しました。庭木としては流行の外にある樹種ですけど、地位のある人がリタイアして住んでいるような古い住宅に、年を経たタイサンボクが真っ白な花を付けているのはとても品がいいと思います。昔からの医院などでタイサンボクを見つけると、しっとりと生活に溶け込んでいるなと羨ましく感じます。実際にそんな医院が学生時代に通学路にあったんですが、残念ながら取り壊してマンションになってしまいました。

 手の掛からない木なので好適かと思ったのですが、在庫がないか何かの理由で業者に反対されて、このプランは不採用。代わりにありきたりのコニファーを奨められましたが、やっぱりどうも乗り気になれません。流行のシマトネリコも良さそうな話をされましたけど、実物を見る機会がありませんでした。

 土場のコニファーはホームセンターで見るより貧相な感じがして、なおさら所有欲をそそられません。まあ、これには理由があって、いつでも掘り出して植え替えできるように枝も根も剪定した状態で置いているからです。どこかの庭に「永久就職」すれば、本来の勢いを取り戻すはずです。土場の木は手間が掛かっているので、ホームセンターのポット苗より(見た目には)少し大きいだけでも値段はずっと高くなります。

 素人がいきなり土場に出て、コニファーの細かい品種を説明されても決定のしようがない、というのが本音です。花が咲くとか実がなるとか、もっとわかりやすい木ならいいのに。シマトネリコは土場になかったので、仕方なくカーマホームセンターで見てきました。本当は植木で有名な稲沢にでも行って、時間を掛けて見て来ればいいんでしょうね。
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カレーが食べたかったのに

2006年04月26日 | 極楽日記
 休みの日に極楽息子に「何食べたい?」と訊ねると、昔はパスタが多かったんですが、最近はカレーかラーメン、時々天むすが答になります。子供の味覚は単調なので、カレーとかハンバーグなどのファーストフード系に慣らしてしまうと、他の食品を受け入れなくなってしまうのが気懸かりです。

 そんなわけで、この日は手作りの料理を出してくれるベル・スールになりました。食べ始めるまでは不満そうな表情でしたが、鶏肉やスパゲティなど、おいしそうに食べていたので安心しました。いいお店だと思いますが、メニューに変化が乏しいのが少し残念です。
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今日も練習

2006年04月25日 | 極楽日記
 楽しく体操の練習をしている極楽息子。遊びながら体を鍛えられるので人気があって、この日のキッズ体験コースは盛況でした。鉄棒は「腰タオル付き逆上がり」を達成したところで停まっていますが、急ぐことでもないので様子を見ましょう。

 広い体育館でマット運動も、家庭ではできないことなので貴重な体験です。勢いが足りないのか、頭が重いのか、前回りから立ち上がるのがまだ苦手のようです。
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プージャ

2006年04月24日 | 極楽日記(お店紹介)
 天白区植田のインド料理、「プージャ」に行って来ました。名鉄交通ビルの中の教室に極楽息子を通わせているので、以前から気になってはいたのですが、なぜか機会がありませんでした。

 ビルの前を通ると、早い時間からインド人シェフが仕込みをしているのが見えます。いかにもおいしい料理が食べられそうで、ディスプレイ効果は抜群です。黒板を見ると、今日のカレーは豆とチキンだと書いてあります。インド料理でよく使われるひよこ豆やレンズ豆でしょうか。

 ヒンズー教徒は牛肉を食べませんし、階層によっては他の肉食も制限されているようです。その代わりにタンパク質の豊富な豆を使った料理が発達したらしく、豆の種類も多彩です。日本人も昔から多くの豆や他の雑穀を食用としてきた民族なのですが、食生活の洋風化や簡略化により、輸入量の多い大豆や小豆以外の豆が食卓に登場する場面が減っており、多彩な食生活の伝統が単調化していることは残念です。

 穀物を飼料として使うのではなく直接我々が食用とすることで、食物の利用効率は数倍に向上すると言われています。牛肉を生産する場合、食べさせた飼料の熱量の1割強しか食肉に変換されないんじゃなかったかな。豚や鶏ではもう少し変換効率が良かったはずですが、それにしても人間が穀物を直接消化するのに比べればずっと効率が悪いわけです。

 食物の生産効率が悪ければ、それだけ広大な耕地を必要とするし、水もエネルギーも多く使います。アメリカのグリーンベルトで耕地の疲弊により表土流出が問題になっているのも、極端な牛肉偏重の食生活が大きな要因だということです。世界で砂漠化が問題になっているのも、森林や原野を拓いて耕地を作らざるを得ないためです。牛肉の環境負荷というものをそろそろ問題とするべきです。

 まあ、そこまで大上段に構えなくても、おいしい豆料理がたくさんあるということを、例えばインド料理を通じて知ることは楽しいと思います。豆は下ごしらえが必要なので、忙しい家庭では敬遠されるでしょうが、大量に作るインド料理屋なら気兼ねなく注文できます。

 この日は上記の「豆とチキンのカレー」と「野菜カレー」を注文しましたが、どちらも辛さを「ミディアム」で注文したにもかかわらず、前者は心地よい辛さ、後者は子供向けでした。注文する側からすれば、この辺は統一して欲しいですね。ナンとライスはお替りできますが、ここのナンは大きいので、1枚で満足する人が多いでしょう。
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春爛漫

2006年04月21日 | 極楽日記
 春も半ばになり、春の主役も交代を始めました。桜はもう終わりですし、極楽家の庭でも早くから目を楽しませてくれたチンゲンサイや菜の花、チューリップが勢いをなくして、代わってハナミズキの花芽が見る見る膨らんできました。

 中古住宅を購入して極楽に引っ越してから4月で1年です。家族や庭の草木にも励まされて、当面の課題である住宅ローンとの格闘が続きます。
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ドリトル先生

2006年04月20日 | 極楽日記(読書、各種鑑賞)
 お爺ちゃんの家に遊びに行って、ホットプレートで焼きそばと焼肉を作りました。極楽息子は生の魚と肉を区別できないので、「マグロをやくとお肉になるんだよ」とか言ってました。もう少し大きくなったら自分で焼いてみたくなるんでしょう。

 今週は寝る前に古本屋で買った「ドリトル先生航海記」の絵本をパパが読んでいます。ハンナ・バーベラのアニメで育った世代には説明の必要もないと思いますが、イギリス生まれのアメリカ人、ロフティングさんによる児童文学の金字塔。舞台は19世紀のイギリス。きかんしゃトーマスやシャーロック・ホームズが活躍した時代です。

 200歳のオウム、ポリネシアに動物語を教えてもらった医師で博物学者のドリトル先生が、動物たちの助けを借りて世界中を探検して回るという楽天的な冒険物語です。子供は冒険が大好きですから、息子もすっかりドリトル先生のファンになってしまったようです。冒険してくれれば、ドリトル先生でもタンタンでもボウケンジャーでもいいんですよ。

 「ドリトル先生航海記」は最近、エディー・マーフィー主演で映画化されましたが、年齢的に合っていませんし、下ネタ連発の話芸が売り物のエディーでは、原作の雰囲気はぶち壊しでしょうね。ドリトル先生はやっぱり品格を感じさせるイギリス人俳優に演じて欲しいです。舞台俳優として高名なケネス・ブラナーさんなど、世界の子供たちのために一肌脱いでくれないでしょうかね?アメリカ映画「ワイルド・ワイルド・ウェスト」は金を掛けた割りにほとんど見所のない駄作だと思いますが、ブラナーさんの悪役だけは、怪しくてねちっこい魅力に溢れていました。硬軟いずれもこなせる名優です。

 当のイギリスでは、ジェームズ・ボンドシリーズの最新作がミスキャストで台無しだということで、熱心なファンの間からボイコットが起こっているとか。クレームの是非はともかく、俳優の選択はそれだけ重要だということですね。
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強くなった

2006年04月19日 | 極楽日記
 極楽家では息子に「たくさん食べると強くなる」と教えてきたもので、お肉を一口、魚を一口食べるごとに爺ちゃんやパパに掛かってくるようになりました。最近はパンチの出し方を教えたので、体重が乗ってなかなか威力が出てきました。もちろん、お友達には禁手です。

 放っておくとお菓子で満腹になってしまいますし、外食でもフライドポテトばかり食べようとするので、「強くなる」食品は親が判断しています。その効果あってか、小さい時は食べなかった肉類は今や大好物です。あとは野菜を食べてくれるといいんですが。
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逆上がりの後は

2006年04月18日 | 極楽日記
 逆上がりができた日のランチです。Brit Bowlに行ってみました。キッズメニューじゃなくて大人用のセットを取ってみたら、ドレッシングに辛子が入っていて少し辛かったようです。野菜も歯の先でちょびっと齧れるようになりました。
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逆上がりできたよ!

2006年04月17日 | 極楽日記

 息子の練習のために通販で鉄棒まで買っちゃった極楽家ですが、NHKの「テレビスポーツ教室」を見て逆上がりの特訓をしたら、タオルを使った方法でついに成功しました。腰にタオルを巻いて鉄棒と密着させ、腰が回転中心からずれないようにするという簡便で効果のある秘策です。「逆上がりできたよ!」という子供の得意そうな笑顔は嬉しいものです。

 極楽息子はその後も調子に乗って、夜遅くまで逆上がりの練習をしていました。これで感覚を掴めば、タオルなしでできるようになるのも時間の問題でしょう。自信は力、というのは本当です。
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Rikyu茶寮のデザート

2006年04月14日 | 極楽日記(お店紹介)
 お好み焼きの後に出たデザートのアイスもなかです。子供が喜びそうですね。アイスクリームを目当てに行くほどの味ではありません。
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Rikyu茶寮

2006年04月14日 | 極楽日記(お店紹介)
 天白区植田の「Rikyu茶寮」のランチコースを頂いてみました。店名と店の構えからは割烹かと思いましたが、実はお好み焼きの店。わざとミスマッチにしているんでしょうけど、何か意味があるのかな。

 ランチ禁煙とか禁煙席の設定が当たり前になった現在では珍しく、禁煙席がありません。周りの店が禁煙になったものだから、こういう店にはスモーカーが集まってくるんですよ。ああ空気が悪い。

 お好み焼き専門店は、古典的には各テーブルに鉄板があって、そこで客が自分で焼くか、あるいは焼いたものを持ってきてくれて鉄板の上で熱々を食べる仕組みが多いですが、ここはテーブルに鉄板がなくて、焼いたお好み焼きをステーキ皿みたいな鉄板の付いた皿で出してくれます。焼いているところが見られないのはもったいないですね。

 焼き物を目の前で作って見せるのは、おいしさを演出する効果が大きいですし、生地の溶き方や具の種類、焼き加減、ソースの掛け方など、重要な情報を得る機会です。前のお客のお好み焼きを見ていれば、「私のはちょっとソースを控えて」とか「そのボリュームなら焼きそば入れてもらおう」とか注文できます。お好み焼きにはこうしたやり取りが大切だと思うのですが。

 ランチコースということになっていますが、メインは生地と野菜がふんわりと混ざった大阪流のお好み焼きです。生地の中にオキアミが入っていてじゃりじゃり言います。これが気になる人もいるかな。エビアレルギーの人は止めといた方がいいです。焼きそばの入ったモダンは追加料金。餅やじゃがいもの入った変わりお好み焼きとか、韓流のパジョンもあり。

 全体に塩気が強い感じがします。ソースが多いんじゃなくて、生地の塩分が多いのかな。それともオキアミのせいだろうか。これも目の前で焼いてくれれば詳しくわかるんですが。マヨネーズが別容器に山ほど盛ってあるのは感心しません。もったいないし、焼きながら掛けないと冷めちゃうじゃない。

 駐車場が広くてお店がきれいなお好み焼き屋、ということで極楽妻のママ友達には人気があるそうですが、お好み焼きをソウルフードとして育った(実家にガステーブルあり)四国生まれの極楽親父としては、「ちょっと違うぞ」という感じがしました。名古屋近辺で大阪風のお好み焼きなら、千房(ちぼう)のFC店があるのでそっちが無難だと思います。
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クレープシュゼット

2006年04月13日 | 極楽日記
 幼児のくせにクレープシュゼットが大好きという極楽息子。お婆ちゃんにご飯をご馳走になった夜、さあ遅くなったから帰ろうか、と言うと「まだクレープ食べてない」とせがんで満座の笑いをとるほどの好物です。もちろん子供用だからグランマニエとかブランデーは抜いてあります。

 極楽親父が高校生だった頃にクレープの店がちらほら出てきて、お洒落なデザートとして認知されてきた記憶があります。原宿の「三銃士」なんて、地方の女子高生が名前だけは誰でも知ってる「聖地」だったと思います。名古屋の本山にもちっこい支店があったはずですが、今はどうなったのかな。

 東京の大学でも男どもの間ではクレープの認知はなかなか上がらなかったです。簡単にできて材料費も安いので、学園祭の屋台では既に定番になっていましたが、渋谷に近い国立大学の学生でも、クレープとお好み焼きの区別が付かない奴はまだいましたよ。「あれ豚肉とか入れないの?」と真顔で訊かれましたから。

 子供向けのクリームいっぱいのクレープと違って、シュゼットは洋酒たっぷりの大人向けクレープとして差別化されていました。値段も高くて、ホテルのレストランで頼むと目の前で実演してくれて2,500円だそうです(ホテルオークラ)。オレンジをナイフでくるくると剥き上げるとか、照明を落としてからブランデーに点火してフランベして見せるとか、演出たっぷりなのでその鑑賞料も入っているのでしょう。
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時は過ぎても、また春はめぐり来る

2006年04月12日 | 極楽日記(豊川)
 佐奈川の川原で花見を楽しむ極楽息子です。ママが子供のときに泥んこになって遊んだ川原で、息子が楽しそうに遊んでいるのですから、ママとしても感慨が深いでしょうね。初孫である極楽息子を川原に連れてきて、宝物のようにいとおしんでくれたお爺ちゃんも今はいません。

 「年々歳々花相似、歳々年々人不同」毎年、春になると思い出す一節です。
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カフェ「嵐が丘」

2006年04月11日 | 極楽日記(お店紹介)
 岡崎市稲熊町のカフェ、「嵐が丘」をご紹介します。何で住宅会社のURLが貼ってあるのかって?そこの「私の隠れ家」というリンクを開いてみて下さい。

 極楽に落ち着く前の私たちは輸入住宅に興味があって、展示場のモデルハウスでは飽き足らず、名古屋近郊で輸入住宅のビルダーが手がけた店舗を見て回るうち、この「嵐が丘」を見つけました。以来、紅茶とスコーンのおいしさと居心地の良さが気に入って、何年も通っています。

 岡崎インターで下りて稲熊方面に行くのはちょっとコツが必要です。まずインターから名古屋方面に出て、西尾行きの車線に入ります。稲熊とは逆方向になりますね。そこから高架に上がらず、左の車線に入ってトイザラスの西を通り、行き止まりで左折してトイザラスの南を通過します。また行き止まりで右折して1号線に合流します。これだけ手間を掛けないと1号線の右折車線に合流できません。あとは1号線を右折して岡崎環状線を北上すればOKです。

 建物は古いイギリスの住宅を模したもので、年を経てますます美しく見えます。今の時期は庭のアカシア(ミモザ)が満開。重い二重ドアを開けると、頑丈そうな無垢の床板を敷き詰めた心地よいティールームが迎えてくれます。禁煙なので空気がきれい。

 スタイルは古いながら高性能の住宅を目指したということで、窓はすべて本格的な断熱仕様。外の暑さ寒さが気にならないので、窓際の席でただ外を眺めるのも悪くありません。環状線の喧騒が別世界のようです。このような断熱の優れた建物では、冷暖房を強く効かせる必要がないため、真夏でも冷房がふんわりと優しく感じます。冬には薪の暖炉を焚いてくれますけど、これは暖房と言うより演出でしょう。

 こういう居心地のいいティールームで休日を楽しんでいると、ガラスや鉄骨ばかりの薄っぺらな店舗建築なんて何なんだと思います。気持ちの良さに住宅も店舗もありません。いい部屋を作ってくれればいいだけのことです。極楽親父は安藤忠雄さんに代表される、ガラスと金属と打ちっぱなしのコンクリートの「いかにも建築家の仕事」にうんざりしておりまして、優れた住宅をベースにしたお店がもっと増えてくれればいいなと願います。

 オリジナルブレンドの紅茶と、手作りのスコーンやお菓子を頂いていると、すっかり気持ちよくなって長居したくなります。極楽親父はスコーンに付いてくる手作りのジャムが大変気に入っておりまして、残したことがありません。
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