ダビング10など欲しくないが

　地上デジタルにおける新しいコピー制限方式(DRM)、「ダビング10」の実施が暗礁に乗り上げたそうで、コピーワンスからわずかばかりの利用緩和さえ難色を示してきた著作権者の皆様にとってはご同慶の至りであります。ダビング10を潰して、それを「要求を全部呑まない機器メーカーのせい」と声高に叫んでおけば、本気にする愚民も少なくないでしょう。この世は所詮、声の大きい者の勝ちなのですから。

　私は消費者として、編集とメディア継承に大きな制約のあるダビング10なんか有難くも何ともありませんので、ダビング10が永久に棚上げになったところで構いません。しかし、権利者の主張にある明らかな事実誤認は訂正しておかないといけませんね。こんな不自由なDRMの掛かった状態で必要となる「補償金」とは何を補償するのでしょう？

　NTTドコモの設立した「モバイル社会研究所」というのがありまして、一線の学者との共同研究でモバイルビジネスに関する社会研究の結果を発表しています。その中で慶應義塾大学経済学部の田中辰雄助教授が、PtoPによる音楽ダウンロードの増加がCD販売に与える影響を調べています。

　それによれば、「現状の音楽ダウンロードによって全体としてはCD販売がわずかながら増加している」ことが示され、また詳しく見ると「著作権者の利益を損なうダウンロードは全体のせいぜい4割であり、ダウンロードすべてを被害額と算定するのは誤りである」というデータが出ます。画像については実証研究中だと推察しますが、恐らく同じような結果が出ると思います。

　著作権者の側はこれに対抗できる実証結果を持っておらず、ダウンロードはすべて損害であり補償されるべきだ、という前提で補償金を要求しているわけです。補償すべき被害額に根拠が乏しく、単なる「カネよこせ運動」と変わらないじゃありませんか。こんな被害感情とどんぶり勘定で出された要求を消費者や機器メーカーが呑むいわれはありません。

　実際のところ、機器メーカーの団体であるJEITAのアンケートでは、8割近い消費者が「地上デジタルの補償金は不要」と回答しているのです。しかも大多数の人が、「録画し損なってもわざわざ金を払って買う気はない」と回答しています。「地上デジタルのDRMを緩和すると、違法コピーがネット上で取引されて大きな損害が出る」という著作権者の今までの主張は根拠が薄い（と多くの消費者は感じている）ことになります。つまり権利者側の主張は理不尽でしかありません。補償して欲しいんじゃなくて、誰のカネでもいいから欲しい、というのが本音でしょう。もとより根拠のない要求ですから留まるところを知りません。

　ここで譲歩すれば、いずれは（今回は見送りとなったが）パソコンと周辺機器への課金やインターネット回線への課金が浮上することは明らかであり、著作権ビジネスを太らせることにより巨大な「著作権トロル」を生み出してしまうことになります。こうなると輸出産業である電器メーカーのみならず、一般消費者や利権を持たない一般のクリエイター、コンテンツ企業、ネット企業も少なくない打撃を受けることになり、とてつもない経済的、文化的損失が発生するでしょう。機器メーカーは消費者の代弁者として、DRMの実質的な緩和を勝ち取るまで譲るべきではありません。

ワンドアツーロック

　2歳を前にして、見様見真似で何でもいじってしまう極楽息子（小）。今度はWiiをテレビに接続してくれているようです。昨夜は夜中に起き出して自分でテレビをつけて見ていました。朝になると台所の食器がいつの間にかベッドの上に置いてあります。

　この他にもおもちゃを料理に投げ込むとか、おもちゃを電子レンジに入れてスイッチを入れるとか、自動車のドアを内側から開けようとするとか、見ていないと何をしでかすかわからないいたずらっ子ぶりです。お陰で極楽家の玄関では防犯のためじゃなくて、息子の脱走を防ぐためにドアロックが2箇所とチェーンが必要になりました。もちろん自動車の後席ドアもチャイルドロックを掛けてあります。

掃除機選び

　掃除機選びで少し悩んでいます。極楽家の1階で稼動しているのは電器屋の処分セールで13,800円（だったと思います）で買った自称サイクロンで、買って3年の間、ろくに使えない掃除機という評価が染み付いています。サイクロンの基本特許をダイソンに抑えられているにしても、日本の家電メーカーはもう少し完成度の高い製品を作れるものだと信仰していましたけど、これに関しては間違いでしたね。すぐにフィルターが詰まって吸引力が低下するし、容量が少ないし、手入れは面倒だし、単なる安物でした。

　サイクロンなら本家ダイソンか、本格的な分離回路を持ったシャープがいいみたいですが、私はともかく極楽妻がこれ以上サイクロンを受け入れそうにありません。いんちきサイクロンの安売り掃除機はともかく、本家ダイソンの掃除機は今でも評判が良く、少なくとも従来の紙パック式の欠点である「すぐ詰まって吸引力が落ちる」「吸引力を上げれば詰まりやすくなり、性能低下が早くなる」「詰まらないようにバイパス回路を作れば、粉塵が外に撒き散らされる」という問題を解決した点で掃除機の革新でした。

　でも紙パック勢も10年以上黙って見ていたわけではありません。最大の課題である「紙パックフィルターが詰まる」現象を解決するために、詰まりの原因である細かい粉塵を自動的に叩き落す装置が開発されました。メーカーによってコードリールの回転（つまり人力）を利用したり、モーターで紙パックを振動させたりと手法は異なりますが、一般家庭の掃除を想定したテストでは、古いタイプの紙パックに比べて5倍から6倍も詰まりにくい製品が出ています。

　紙パックそのものも改良されており、より微粒子の粉塵を捕捉できる一方で詰まりにくいという難しいことをしています。具体的には立体的な断面を持つ多層フィルター構造と帯電処理ですね。パックを叩いた時に粉塵が落ちやすいように考えてあるみたいです。このためパックの値段が非常に高くなってしまったのが欠点ですが、高性能を発揮させるためには100円ショップのパックじゃなくて純正品を使わないといけません。幸い、昔の紙パックの5倍ほど使えるそうですから、実質的には負担にならないと期待しています。

　改良型の紙パック掃除機の中で完成度が高く、ネットでの評価も高いものを探すと、ナショナルのMC-P800Wと日立のCV-PL700に当たりました。どちらも先代の機種がいい評判を得ており、その改良型なのでまだ値段がこなれていません。MC-P800Wは赤外線センサーでハウスダストを感知して掃除の必要度を知らせてくれる機能が実用的だと言われており、CV-PL700は家庭用掃除機としては最高度の捕じん性能を標榜しています。0.3μm（マイクロメートル）の微粒子を99.999%捕捉とは凄い数値で、他機種の1/100しか逃さないということになります。

　参考までに、最高の清浄度を要求されるクリーンルームに対応した業務用掃除機を探してみると、日立のCV-G104Cというのがありました。高密度の紙パック方式でULPAフィルター採用、0.1μmの微細な粒子を捕捉など、基本的にはCV-PL700によく似ています。ということはCV-PL700でも相当な捕じん性能があると期待できますね。

　外国製の掃除機の一部にもこの水準のものがあるらしいですが、高価格と図体が大きく重いこと、アフターサービスの不備などで総合評価は必ずしも高くないようです。極楽家の場合は本命がCV-PL700、対抗がMC-P800W（とその派生機種）で考えていいのではないでしょうか。後は値段の安い店を探すだけですね。

おしりかじり虫

　手に負えない暴れん坊の極楽息子（小）も、新しいおもちゃがあると気を取られるので、少しはおとなしくなります。今回はリサイクルショップで見つけた「おしりかじり虫」ですが、お兄ちゃんに言わせると「女の子の方」だそうです。なるほど、頭に花がついているので、「かじりGALS」と呼ばれる4匹のバックコーラスのどれかですね。

自転車に乗れたよ

　自力でお兄ちゃんの自転車に乗れたのは確かですが、普通の乗り方じゃありませんね。それにしても器用なものだな。

　本人には恐怖感が全くないのでしょうが、傍から見ると危なくて仕方ないです。毎日この調子なので、早く成長して落ち着いてくれないと親の方が参ってしまいます。

まだあったのか四国新幹線計画

http://www.ehime-np.co.jp/rensai/shasetsu/ren017200805235368.htmlの魚拓
　国土交通省が四国新幹線調査のために毎年計上していた予算を打ち切るというニュースがありました。正直、「まだ造る気だったの？」という感想です。歴史に残る馬鹿査定である整備新幹線の中でも、とりわけ採算面で苦しい四国新幹線が、このご時世で数兆円を投じて建設される可能性はほとんどなく、現地事務所を維持するだけのために地質調査費を支出し続けていたのでしょう。

　計画によれば、大阪から淡路まで海底トンネル、淡路から徳島まで連絡橋、四国山地を抜ける大規模なトンネルだらけの新幹線を整備して、大分まではまた長大な海底トンネルですよ。本四連絡橋の4兆円の負債だけでは不足だと見えますね。天下り先企業にさえ金が回れば、後は野となれ山となれ、でしょうか。

　当の四国は失望しているかと思いきや、愛媛新聞の社説では上のように冷静に対応しているのには救われます。地元に実益をもたらさない夢物語に付き合いきれないのは当然で、何が何でも「オラが道路」「オラが新幹線」を要求してきた地方の感覚も変わってきたものだと思います。

目玉ぱっちり

　朝に弱い極楽息子（大）ですが、この日は大好きな目玉焼きを作ってもらったのでぱっちり目が覚めました。

1歳11ヶ月

　力が強くなって、椅子や掃除機を自分で引きずって動かし、高い所の物をいじるようになりました。この日は自分の体重と変わらない重さのウォーターサーバーのタンクを引き出して台にしています。

　刃物が大好きなので、子供用のはさみを手に入れると離しません。クッションやら服やら何でも切ろうとします。

　家の中を荒らし回った後はいびきをかいて寝ています。

土に親しむ

　お兄ちゃんの田植には同行できませんでしたが、花壇の一角に専用の遊び場を作ってもらい、土いじりをしています。普通は砂場なんでしょうが、手元に園芸用の土しかなかったものですから。

　砂場でなくて土場でも喜んでいるのがわかります。

第25回わんぱく相撲名古屋場所

　猪高小学校で行われた「第25回わんぱく相撲　名古屋場所　地区予選」に極楽息子（大）が去年に続き出場しました。気合の入らない表情ですが、参加することに意義があります。

　主催された名古屋青年会議所の皆様と関係各位にはお礼を申し上げます。ただし、今年も実演が間違っていましたよ。「禁じ業」の説明なんですがこれは「河津掛け」じゃありません。大相撲ではたまに見かけることがあって、今年の大相撲夏場所初日に米村と龍巍の取り組みで、河津掛けが決まり手になったようです。

　夏場所のYouTubeが削除されてしまったみたいなので、他の画像を参照して下さい。これは前にいる力士が掛ける技なのに、この役員さんの実演では後ろから掛けようとしていますね。これでは河津掛けのどこが危ないのかわからないでしょう。前の力士が脚をからめてのけぞるように捨て身技を掛けるから、後ろの力士は転倒して頭を打つ可能性が高いのです。危険だから子供には禁じてあるわけ。予選であっても、せめて審判は勉強しておいて下さいね。

　「居反り（いぞり）」の説明も違ってました。これはバックドロップの原型とも言われる荒技で、背中越しに投げることを説明しないと危険性がわかりません。パンフレットを見ながら、「えーと、右手ここだっけ？」とかやってるようじゃ、子供はわかってくれませんよ。

　2年生男子は10人が参加しました。

　会場が薄暗かったし、ビデオを撮りながらなので盛大にぶれたのはご容赦を。初戦は幼稚園の頃のお友達と対戦することになってしまいました。

　土俵際の攻防です。やっぱりこのカメラじゃ動くものは駄目だな。

　予選は3試合です。決勝へは行けなかったけど、ひとつ勝てたからいいよね。

　来年はもっと頑張ろうと思っているのか、ただ疲れただけなのか、ともかく息子の名古屋場所は終わりました。

マッサージの時間

　マッサージチェアで遊んでいます。若いくせに何でそんな物が好きなんだろう？仕事から帰って、風呂上りに体をほぐしてもらうのはとても気持ちがいいものですが、1日中動き回っている子供が肩なんか凝るんでしょうか。

　お兄ちゃんは水泳でかなり運動しているはずなのに、体形が丸みを帯びてきました。家の中でも、もう少しきびきび動けるといいかな。

PIXUS MP970

　今度のプリンタは人気のインクジェット複合機、Canon PIXUS MP970です。実はブラザーMFC-5100Jもファクス専用に残してあって、パソコンとの接続こそ外しましたが、インクのストックがなくなるまで無駄なく使い切ろうと思っています。こんなことやってるから部屋が狭くなるんだけど。

　最新のMP970はやっぱり速いしきれい。消耗品さえばんばん買ってやれば、今まで印刷に感じていたストレスはほとんど解消です。スマートな形状でどこが開くのかわかりにくいので、極楽息子（小）にいたずらされなくなったことも有難く思います。

　消耗品はともかく、プリンタ本体は本当に安くなりました。最初にMac Classicのために買ったインクジェット、HP DeskJet 500は定価が15万円ほどしてましたからね。モノクロインクジェットで印刷速度は1分にかろうじて2枚、インクの質が悪いので紙を選ばないと滲み放題という凄まじいプリンタでした。でも当時のCanonはもっと評判が悪くて、Apple純正に採用されたStyleWriterは紙送りが不安定で印刷が遅い上に、耐久性に大いに問題があったと聞いています。この頃のCanonはプリンタドライバの出来が悪くて、説明を見ると新潟キャノテックなんて別会社が作っていました。「プリンタはドライバで選べ」なんて雑誌の記事に書いてありましたよ。どれも今では隔世の感があります。

　自宅のパソコンはあまり資料作りに使わないので、MS OFFICEはけちって入れませんでした。Googleが「Googleパック」として無料で提供してくれるStarSuiteで十分ということで、試用しています。MS Officeと互換性の高いワープロにスプレッドシート、プレゼン、ドロー、データベースが揃って無料ですから、業務に使うのでない限り他のソフトを買う必要を感じません。これがスタンダードであるWindowsマシンのMacに対する強みですね。Mac単独でいくら使いやすくても、周辺機器やソフトが豊富に使えなくては魅力半減です。

パンの食べ方

　小さいときから食い意地の張った子なので、おいしそうなパンがあればすぐに手を出します。

　もちろん、ちっともじっとしてません。

　並んでいるパンに次々手をつけて、全部穴だらけにしてしまうことも。

こどもの日の思い出

　もう鯉のぼりも片付けてしまいましたが、こどもの日は豊川のばあちゃんにお祝いしてもらいました。

　いつも孫たちへの応援ありがとうございます。祝い事の度に不相応なほどの豪華料理でもてなしてくれるので、却って行くのが心苦しい気もします。どちらかと言えば子供たちよりパパの方が恩恵を受けているものですから。

パパの誕生日

　誕生日を家族でお祝いしてもらいました。

　ケーキは母の日と兼用です。上半分が誕生日用、下半分が母の日用になります。