いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

くれよんのくろくん

2011年05月31日 | 極楽日記(読書、各種鑑賞)

 どこかで見たような絵柄だと思ったら、「そらまめくんのベッド」のなかやみわさんでした。「そらまめくん」も「くれよんのくろくん」もシリーズが出ているようです。

 ハイライトの花火のページ。「そらまめくん」と同じくストーリーと言うよりは絵のインパクトで見せるタイプなので、図書館用の大型本が似合う作家です。

 早速影響されて黒を塗っています。

 これもシンプルな絵がお馴染みのかこさとしさん。この人が不思議なのは、理科系出身(工学博士)なのに作風には全然反映されてないこと。生物としての蟻の生態もへったくれもない展開を見ると、もう自然科学なんかどうだっていいと思っているのが伝わってきます。この人に科学絵本の仕事を依頼した出版社はいかにもずれていると思わざるを得ません。
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エレキテルを作ろう(その1)

2011年05月30日 | 極楽日記

 歴史上有名ですが詳しい仕組みまではみんな知らないエレキテル。お馴染み学研の「大人の科学」からキットが出ています。

 部品はこれだけ。簡単といえば簡単ですが、電気火花が出るまでには大変な試行錯誤があったことでしょう。エレキテルは平賀源内が独自に作成したものだと思っていましたが、どうも中古屋で買ったものを修理しただけのようです。エレキテルそのものは恐らくオランダ製とのことです。しかし修理するにも原理を知らないといけないわけですから、要求される知識水準が江戸時代のそれを大きく越えていたことは明らかです。

 ラジオペンチで導線を切っています。最近は大学工学部の学生でも、研究室に配属されると配線や半田付けから教えないといけないようで、素材からの電気工作に馴染みのない子供が増えているようです。昔ならクラスに数人はラジオ少年がいたものです。私みたいに工作そのものが好きなタイプや、アマチュア無線やBCLを目的とするタイプなど、人種も多様でした。

 静電気を起こす心臓部は樹脂製のドラムです。こういう真剣な表情っていいものです。今から練習させておけば、この子が工学部に入った折には感謝されること間違いなしですな。ただし、日本ではエンジニアや理科系研究者の待遇が金融などの文系職種に比べると明らかに悪いため、私の影響で理科系に進んだら恨まれそうな気もします。

 ちょっと問題発覚。このキットでは樹脂製(塩化ビニール?)のドラムを手回しで回転させ、脱脂綿との摩擦で静電気を起こす構造なのですが、脱脂綿を筐体に取り付ける両面テープに適当なものがなく、建材用の厚手のものを流用したため、ドラムの回転抵抗がえらく大きくなってしまいました。周りのパネルも挿入しにくくなったため、対策が必要です。

 脱脂綿を少し薄く剥いで応急処置。何とか形はできてきました。しかし脱脂綿って-OH基があるから電気抵抗あまり高くないはずだけど、静電気が起きるのかな?木綿の服で静電気は起きにくいですよね。失敗したらこれを他の素材に替えてみましょう。古くなったウールの靴下など良さそうですね。

 当時のハイテクだったライデン瓶、今で言うコンデンサーです。オランダの名門、ライデン大学で発明されたのでこの名が知られています。

 この蓄電器を底板に取り付けたところで本日の作業は終了。
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がんばろう日本

2011年05月27日 | 極楽日記

 「がんばろう日航」の意味も込められているのでしょうね。
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台湾のお土産

2011年05月26日 | 極楽日記(海外旅行)

 外観でインパクトのあるのはこれでしょう。小学校の教科書そっくりに作ってあるようです。台湾では小学校でも数学なんですね。国語もあるらしいのですが未確認。

 定番のパイナップルケーキ。どこの店でも山積みしてありました。なぜ一番がパイナップルなのか。日本では台湾と言えばバナナ、中国と言えば天津甘栗の時代が長かったので、いざ行って見ると台湾におけるバナナの扱いの小ささはちょっと意外でした。台湾バナナ、おいしいと思うんだけどな。

 値段も高いのから安いのまで多数。ガイドさんによれば高級品とまがい物で20倍も値段が違うらしいです。当然高いのがおいしいわけですが、そこまでしてパイナップルの焼き菓子を食べたいかなあ。生のパイナップルの方がおいしいと思うんですが。バナナと違ってある程度の保存はできますし、缶詰のシロップ漬けや砂糖漬けだってお土産になると思うんですけど。

 パイナップルのビスケットがあってもいいじゃないか、という方にはこれを。

 マンゴーに至ってはパイナップル以上に焼き菓子として食べるのが疑問です。おいしいものならもちろんそのまま、せいぜいマンゴープリンまでが風味を楽しめる食べ方だと思います。

 台湾名物とされるカラスミは食べたことがないのでパス。翡翠(ひすい)も趣味がないので手を出さず。高級なお茶も面倒そうなので買っていません。どれも新鮮である必要がないので、後で必要なら日本で手に入りますし。
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「北の輝き」収穫

2011年05月25日 | 極楽日記(園芸)

 去年、成城石井で苗を買って植えておいた「北の輝き」が春になって目立って大きくなり、立派な実を付けました。今まで小粒の四季生り苺では何回も収穫していますが、商用品種では初めてです。

 たった2粒ですが店頭のものと遜色ありません。大成功ですが、息子たちに分けてしまったので味はわかりません。

 四季生りの方は連作が気に入らないのか、今年のは渋みや苦味があって総じて不評。極楽息子(小)が「甘い」と言って食べてしまったのもあるので、中には出来のいいものもあるようです。
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初夏の農事記録

2011年05月24日 | 極楽日記(園芸)

 去年初めて植えてみたソラマメが大きくなってきました。空を向いていた莢(さや)が垂れてきたら収穫です。マメ科は栄養があるのか、アブラムシがびっしり付くので目を離せません。最初は水を強く出して洗い流していましたが、どうせ次の朝見れば戻って来ているので、今はソラマメを強く揺すって叩き落とすだけです。この方が簡単ですぐにできますので、繰り返し落としてやれば駆除できるでしょう。今年作った元気玉の効果はまだ未検証です。

 ミニトマトもすくすく伸びています。これはカーマで買った苗。

 こちらは同じミニトマトでも、トミダヤ大垣店の店頭にあった大苗。品種は不詳ですが、最初から大きいので元気です。苗は勢いのいいものでないと駄目。去年は売れ残りの処分品を試してみましたが、安いのは勢いが悪くて最後まで挽回できないので、結局は損です。

 種を蒔いたキュウリも出てきました。なぜかニラやゴーヤは見当たりません。

 サツマイモも土がない所に植えてしまうと芋ができないので、今年は待遇を改善して袋栽培にしました。極楽家の庭は土が悪くて、むやみに掘ると「瓦や瀬戸欠けザクザク」で芋には向いておりません。これは前に住んでいた人が意地悪爺さんなんじゃなくて、ハウスメーカー(一応は有名企業)が廃材を適当に埋め立てたからでしょう。今ならこんないい加減な処分はないと思います。

 最近は休日のカーマが込みすぎて資材を買いに行くのが面倒になってきたので、袋入りの土はフランテとか高針の西友でお世話になっています。この25L入りの大袋はサツマイモでも大丈夫そうですね。深夜に台車を持ち込んで土を買っていく客は変わり者だと思われているかも知れませんが、24時間営業で元肥入りの土やら野菜の種やら売っている西友も相当のものだと思います。これからも宜しくね。
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母の日ケーキとおまけ

2011年05月23日 | 極楽日記(Hall of Fame)

 タカシマヤから頂いた賞品のケーキです。持って帰ると最優秀賞の実感が湧いてきたかな?

 拡大するとこんな感じ。

 こっちはパパの誕生日です。最優秀賞に比べたら48分の1ぐらいのお祝いで十分ですが。

 製作は豊明のフレベール。この時期の誕生日なので、毎年ケーキに「お母さんありがとう」とか書いてあることが多いのですが、今年は極楽息子(小)のお陰で別々にお祝いできました。
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春の庭(控え目)

2011年05月20日 | 極楽日記(園芸)

 鯉のぼり、ハナミズキ、ツツジ、菜の花と極楽家の庭が一番賑やかな季節なので、いつも写真を撮っておくのですが、今年は旅行が入ったり、ツツジを刈り込んだりと条件に恵まれませんでした。

 ツツジに隠れてスズメバチが大きな巣を作っていたので、駆除してもらった後に大半を刈ってしまったのです。花芽をほとんど落としてしまったので、開花したのはほんの数個。スズメバチとの同居は難しいので仕方がありません。

 パンジーは寒い間、よく楽しませてもらいました。花が長いですね。春になってからは春菊やチンゲンサイのこぼれ種が伸びてきてごちゃごちゃになっちゃいましたけど。これからは厳しい暑さになるので、去年と同じく暑さには滅法強いニチニチソウでも植えようと思います。手間がいらず、花期の長い草花は手抜きが許されるので大好きです。

 ローズマリーも地味ながら放置に耐えて少しずつ成長しています。優等生です。

 これも地味なブルーベリー。少しでも実が付いてくれると嬉しいんですが。
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母の日に「夢のケーキ」を

2011年05月19日 | 極楽日記(Hall of Fame)

 ジェイアール名古屋タカシマヤの母の日企画で、母の日ケーキのデザインコンクールがあり、最優秀作品は一流パティシエが製品化してプレゼント!とあったので試しに極楽息子(大小)に応募させてみたら、極楽息子(小)が最優秀に選ばれてしまいました。最初は極楽息子(大)に出させてみようと思ったのに、(小)がどうしても出すと聞かなかったのです。まさか最優秀とは!

 値段は2,310円。幼稚園の先生や友達にも広めたので、何人か買ってくれたらしいです。

 ご覧のように、ママの笑顔をいっぱいの花で飾ってケーキにしたものです。お世話になった関係者の皆様、とりわけレニエの長谷川シェフに心から感謝致します。買ってくれた皆様もありがとうございました!
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子連れ台湾紀行(補遺)

2011年05月18日 | 極楽日記(海外旅行)

 極楽息子(大小)の写真をまとめてみました。飛行機の中はなんか眠そうです。お陰であまり騒がれずに済みました。

 由緒のある茶楼ですが、その辺のカフェとの違いがあまりわからなかったのでは。

 環境のためにマイ箸を持参しています、と書きたいところですが、まだこの幼児用箸じゃないと食べにくいみたいです。

 じっとしててはくれませんが、もうすぐ5歳になるので、熱々の中国茶も、以前ほど気を遣わずに楽しめるようになりました。
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子連れ台湾紀行(その9)

2011年05月17日 | 極楽日記(海外旅行)

 ホテルの向いが台北駅です。外観はかなり古めかしい感じ。

 台北駅にあった台湾高速鉄道(通称台湾新幹線)と蒸気機関車の看板です。高速鉄道は台北市と高雄市(左営駅)の間を90分で結びます。蒸気機関車はイベントで時々運行するみたいです。

 三越地下のジューススタンド。総合果汁と書いてあるのがミックスジュースのようです。香港では混合汁でした。中身は大差ないでしょうが、台湾の書き方の方がおいしそうに見えます。

 台湾はフルーツの国ですから、フレッシュジュースが安くておいしいです。ただしマンゴーは季節外れなので置いてありませんでした。梅子では出てきた気がしますけど。

 台湾なのになぜか見かけない台湾バナナ。夜市の屋台にも見当たらなかったので、季節外れなのか、それとも台湾人はあまりバナナを食べないのでしょうか?ここでやっとミルク入りのバナナジュースを味わえました。きめが細かくて期待通りの味です。

 高速道路から何回も見えた圓山大飯店。台湾の顔です。今でこそ一般観光客の利用も多いですが、かなり政治的な成り立ちのホテルであるため周囲は政府の施設が多く、繁華街から離れておりちょっと不便な面もあるということです。でも香港のペニンシュラと同じで、誰でも1回は泊まってみたいでしょう。

 高速道路インターの近くには、日本と同じく自動車屋が集中していました。この辺はドイツ車ディーラーが並んでいた地区。台北では一般通勤者はスクーターが多く、自家用車は少ないように見えました。乗用車で多いのは圧倒的に黄色のタクシーです。一方でベンツSクラスやレクサスLSなどの高級車がかなり目に付きましたが、ほとんど社用でしょう。ベンツでも個人ユーザー用のCクラスはほとんど見ませんでした。

 面白いと思ったのは、あまり規模の大きくなさそうな建築関係の会社でも、かなりの確率でベンツSクラスが停めてあったこと。舗装もしてない駐車場(と言うか車置き場)に汚れたダンプや小型トラックと並んで黒のベンツが停めてあると、ああ背伸びしてるなと思います。ちょっと無理してでも社長はベンツ乗るんでしょうね。土建業の人が高級車やロレックスの金ぴか時計で武装したがるのは、日本でも台湾でも共通の心情なんでしょう。

 山の中に白っぽく見えるのは、「五月の雪」と讃えられる桐の花(正確には油桐の花)だと思います。これを目当てのお花見もあるそうなので、台湾を代表する花の一つなのでしょう。
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子連れ台湾紀行(その8)

2011年05月16日 | 極楽日記(海外旅行)

 士林夜市にも行ってみました。この微妙な日本語が何とも台湾らしいです。

 狭くて賑やかで、感覚的にはアメ横に似ています。

 昔は衣類も食べ物もごちゃ混ぜだったらしいのですが、売り物の衣料に臭いが染み付くので分離したそうです。

 こんなアキバ系の趣味も入っているみたいです。マジンガーZはともかく、ガイキングとはマニア度が高い。

 日本にもたくさんあるABCマートがここでは雑踏の中。

 飲食エリアの繁盛ぶりも負けていません。

 相当臭いがきついので、満腹で来るとかなりこたえます。牡蠣のオムレツはここの人気料理だと聞きました。

 夜市は衣料品が午後10時、飲食は午前1時位まで賑わうそうです。我が家は子連れなので早く撤退しましたが、夜に台北情緒を楽しみたい人には見逃せない所です。
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子連れ台湾紀行(その7)

2011年05月14日 | 極楽日記(海外旅行)

 はい、次はマッサージですね。日本と違うのは、ここが中醫(漢方)のれっきとした診療所だということ。台湾の人は健康保険を使って治療を受けるらしいです。台北には数多くのマッサージ店の他に、この滋和堂中醫聯合診所のような診療所もあって、有名マッサージ店と料金はたいして変わらないけど効果は診療所の方がずっと上なのでお奨め、とガイドさんが言ってました。マッサージ店の方は玉石混交なので、安いだけでちっとも効かない店もあるそうです。

 最初の足湯です。この後は極楽息子(大)を連れて散歩に出てしまったので、どんな治療内容だったかはよくわかりません。

 やって来ました鼎泰豊(DinTaiFung)本店。

 よく混んでいます。こんな光景は欧米人の考える高級レストランにはないはずですが、何を思ってかNew York Timesが1993年のWorld's Top 10 Restaurantsに選出したことで、その名を世界に轟かせました。その後も同紙は「飛行機で行く価値のある10大レストラン」「豪華客船から降りる価値のある10大レストラン」などそれぞれ別のランキングを連発しており、この1993年のランキングが真の世界最高という位置付けではありません。だいたい個人的な味覚を通してすべてのレストランをランク付けするのは不可能です。

 ちなみに余裕のある顧客層が多いであろう「豪華客船から降りる価値のある10大レストラン」には香港のフォーシーズンズホテルから、広東料理の龍景軒(LungKingHeen)が選ばれています。ミシュランの3つ星にも名を連ねており、本当の世界最高レベルの広東料理とは思われますが、値段もものすごいでしょうね。私は鼎泰豊の方でいいです。

 アメリカのランク付けがどうあれ、鼎泰豊の点心が最高においしいという評判は不動のものです。何よりこの小籠包。プレーンの他に野菜などの具が入ったものや、デザート用の甘いものもあります。

 何種類もの蒸し餃子。

 酸辣湯(サンラータン)はでかい丼に一杯来たので残ってしまいました。

 ふんわりと仕上がった炒飯。

 もう言うことありません。
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子連れ台湾紀行(その6)

2011年05月13日 | 極楽日記(海外旅行)

 次は衛兵交代で有名な忠烈祠です。衛兵(儀仗兵)は皆さんスリムですね。かなり厳格な身長と体重の制限があるらしいです。台湾は今でも徴兵をしていますが、身長200cmを越えるとか、体重40kg未満や100kg超では免除されるということで、一番簡単な体重を細工して徴兵逃れをする人が後を絶たないんだそうです。

 装備は古臭いですが、衛兵は軍人の中ではエリートなので、なかなかなれないそうです。歩き方はかなり特徴的で、京劇の所作を思い出しました。中国人が考える格調高い歩き方なので共通点があるのかも。

 こうして次の交代まで1時間、不動の姿勢で立っています。よく見るとわずかに揺れていますけど。

 これが忠烈祠の本殿ですね。立派な建築です。

 皆さん無邪気に見物していましたけど、この「忠烈」とは原則として抗日戦で戦死した戦士の忠烈ですから、本来は日本が敵国なんです。ただこれは大陸で日本軍と戦った国民党にとってであり、元々台湾に住む本省人には根っからの反日感情はないとも聞いています。本省人と外省人のモザイク状態だった戦後の台湾を、国民党(外省人)優位で纏め上げるために、国民党がなした抗日戦への賞賛事業が必要だったのだと思います。国内を統一するために外敵を強調するのは他の国でも用いられる政治手法ですが、台湾ではそれが抗日戦の顕彰に止まり、実際の日本を憎悪するような対立感情にまでならなかったことは長年の親日傾向がはっきり示しており、両国にとって幸せなことです。そうそう、東日本震災に対する台湾の方々の手厚い援助については、心からお礼を申し上げなければなりません。

 衛兵の交代ばかりが注目されますが、建築と庭園も見応えがあります。

 この後は故宮博物院を見学したのですが、中は撮影禁止、外は雨で写真どころじゃない状況だったため、画像がありません。まあ故宮博物院は北京の建物、台北の収蔵品が一緒になってこそ本来の姿なので、建物は北京で鑑賞すればいいと思います。

 じゃ収蔵品はどうだったかと言われると、膨大であり短時間ではほとんど見られなかったと答えるしかありません。私は博物館が大好きなのですが、ガイドさんによれば「博物館は合わない」という人が結構いるので、基本コースに組み入れる場合は時間が短くなってしまうのだそうです。ここは再訪してじっくり見学したいと思います。
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子連れ台湾紀行(その5)

2011年05月12日 | 極楽日記(海外旅行)

 じゃ、台北に帰ってお昼にしましょう。南京東路の有名店、「梅子餐廰」へ。オーナーが王梅子さんだから「梅子」だそうで。日本統治時代に日本風の名前を付けたのでしょうかね。

 豚の角煮は私の感覚ではちょっとくどかったです。飲み物を取ればちょうどいいのでしょうが、炭酸の強い台湾ビールを飲むと食べられなくなってしまうので控えました。相席で自由に写真が取れなかったのと、悪天候を予期して写真機材を控え目にしたので、今回は料理写真がおいしそうに撮れませんでした。旅行前にネットで見た台湾の天気予報は、何と3日連続でstormつまり嵐!いざ来てみれば、ぐずついた天気ではあるものの大雨や暴風ではありません。ガイドさんによれば、「雨季に入ったけど、台湾の天気予報は当たらないから大丈夫ヨ~」だって。確かに、台風も来てないのに3日間嵐はおかしいと思いましたが、後の祭りです。

 台湾風の卵焼きです。

 息子たちは肉がいいんでしょうね。

 意外にも台湾料理の店で出てきた麻婆豆腐。これだけでもご飯が進みます。

 魚の蒸し物。マナガツオなどが定番ですが、これは何だったかな?

 豆鼓醤(トウチジャン)を使った牡蠣とニンニクの炒め物かな。おいしかったです。

 ツミレのスープ。

 野菜炒め。日本と違って、数種類の野菜をさっと湯をくぐらせてから手早く炒め合わせたんだと思います。野菜の透明感が食欲をそそります。
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