いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

花になあれ

2006年01月31日 | 極楽日記(お店紹介)

 豊川市中央通で昔から鮮魚、仕出しの店をやっている「丸信」が併設した食事処、「花になあれ」。近所のお客が中心の気取らないお店ですが、評判は上々。極楽息子はトンカツを食べていますが、もちろん魚の方が本業です。刺身から焼き物、蒲焼まで、何でも楽しませてくれます。季節限定で出してくれる手打ちそばもいけます。

 豊橋や豊川になると、名古屋と違ってテレビや雑誌の取材などほとんど来ませんが、海の幸山の幸が豊富なので、都会のこじゃれたレストランとは違った名店がいくつもあります。豊橋駅前の海鮮居酒屋「げん屋」など有名ですけど、この数年行ってないのでご紹介はまたの機会に。

 愛知といえば元気な製造業、愛知県はトヨタ県という印象が強いのですが、実は全国5位の農業県でもあります。安城はかつて「日本のデンマーク」と呼ばれていましたし、蒲郡みかんは全国的に有名です。知多半島は牧場が多く、牛乳や牛肉の生産が盛んです。温暖な気候と水はけのいい土壌を利用してワインの生産地だったこともあるとか。三河一帯は野菜、養鶏などが目立ちます。

 同じ系列のスーパーでも、名古屋と豊川では売り場の品が結構違うのに気が付きます。野菜、果物など豊川のスーパーは地物がとても多い。土地そのものが豊かな気がします。徳川家康の昔から真面目で粘り強いと言われる三河人の性質が農業に向いてもいるのでしょう。

 豊川は豊川稲荷(本当は禅宗のお寺なんだそうですが)のお膝元ですし、佐奈川の桜はわざわざ名古屋から見に行く価値のある見事なものです。規模は大きいのに、地元の人以外にはあまり知られていないので、穴場と言えるでしょう。

 そんな行楽の折には、食事はファミレス?マクドナルド?確かに間違いはないですよね。でも少し調べてみれば、地元の人がおいしいものを食べに行く、通り過ぎるのがもったいないお店が目の前にあるかもしれません。「花になあれ」もそんな1軒だと思います。
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夏みかんの木と苺狩りの思い出

2006年01月27日 | 極楽日記
 豊川のお婆ちゃんの庭にある夏みかんです。もう少し待ってから収穫した方が甘くておいしいそうで、極楽息子も楽しみにしています。だいたい子供は果物狩りや芋掘りが大好きですからね。

 去年は知多半島に苺狩りに連れて行きました。最近はハウス栽培のため最盛期がずれて、真冬がシーズンなんだそうで。息子はまあ喜んでましたけど、苺狩りはたまに行けば十分ですね。ちょっとしか採れないもの。

 極楽親父が子供の時、苺狩りの元祖と言われる静岡の久能山に行きましたけど、既に収穫が終わったようなハウスに入れられて、赤い苺なんか数えるほどしかなかった悲惨な思い出があります。当時は人気があって、黙ってても客が入るものだから、悪辣な商売がまかり通っていたみたいです。これに比べると今回の知多半島はずっとましでしたけど、一通り赤いのを採ってしまえば後は白い実ばかり、という状況は同じです。入場料の元が取れないのは仕方がないにしても、あまり楽しくないです。

 苺狩りでいい思いをしたのは三重の多度山です。高校で自主企画の遠足みたいな行事があって、多数決で苺狩りに決定。興味のない連中は「高校にもなって苺狩りかよー。」とぶーぶー言いながら参加したのですが、露地ものの苺が本当に食べ放題で、これは良かった。多度町で検索してみると苺狩りは出てこないので、観光農園じゃなくて誰かの知り合いの農家だったのかも知れません。

 ヤマモモの隣にある夏みかんの写真で安直に更新した極楽日記ですが、実はこの後に駐車場で転倒して、ポケットに入れてあったケータイの液晶を壊してしまいました。まだ1年経たないため機種変更が高く、まして旧型機の修理はもったいない気がしますので、1年満了までは通話機能だけ使うことにします。だからカメラ機能がなくなって、写真の供給が不安定になっちゃいました。明日からどうやって更新しようかな。
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ヤマモモの木

2006年01月26日 | 極楽日記
 極楽息子の誕生を記念して、豊川のお爺ちゃんが植えてくれたヤマモモの木が、5年ですっかり大きくなりました。「年々歳々花相似、歳々年々人不同」という有名な詩の一節を思い出します。優しかったお爺ちゃんも、息子の2歳の誕生日を前に亡くなりました。心残りはあったでしょうが、人生の終末になって初孫の顔を見せてあげられたのは何よりの慰めだったと思います。

 ヤマモモは関東や中部でも街路樹などによく使われていますが、元は暖かい地方で自生していた木で、赤紫色の濡れた毛玉みたいな特徴のある実を付けます。四国では栽培も盛んで、徳島県の県の木になっていますが、極端に傷みやすい果実なので、産地以外ではほとんど売っているのを見ません。私が徳島の生まれなので、豊川のお爺ちゃんも孫の記念樹にヤマモモを選んでくれたのでしょう。

 名古屋ではヤマモモが食べられることも知らない人が多いので、公園や公共施設の植え込み、街路樹などのヤマモモが初夏にたくさん実を付けても、そのまま落ちてしまうことが多いようです。鶴舞公園とか名大病院前にも木がありますので、試してみたい方はどうぞ。ただし自己責任ですよ。街路樹の実じゃなくて、ちゃんとした商品が欲しい方は、徳島の業者にお問い合わせを。当然ですが商品の方が大粒だし風味が良くてずっとおいしいです。
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ポテト大好き

2006年01月25日 | 極楽日記
 クラブハウスの店内。サンドイッチの店なのですが、極楽息子はフライドポテトばっかり食べてました。ポテトに限らず揚げ物は好きですね。トンカツとかエビフライとか。いつもサンドイッチやハンバーガーからトマト抜いてしまうし、偏食が気になります。

 3歳の頃は味覚が全然なかったらしく、大根おろしを「ゆき」とか言って喜んで食べてました。今では考えられません。大きくなれば放っといても肉とお菓子は食べるようになると思ってましたが、揚げ物好きというのはちょっとまずいかな。小学生になって学習塾通いとゲームを始めたら、見る見る肥満児になりそうですね。気を付けないと。

 日本マクドナルドの創業者、故藤田田さんは、「若い頃が味覚が一番発達している。だから中高生が喜んで食べるマクドナルドが一番おいしい食べ物だ。」と言ったことがあるそうです。詭弁も極まれり、という感じですね。日本人の味覚を破壊して、食文化をアメリカ食品業界に売り渡した張本人の一人としてふさわしい発言だと思います。

 確かに単純な甘い、辛いの感度は子供のほうが少し上でしょう。でも、味覚は他の感覚と同様、経験と努力により磨かれるもの。より良い材料を使い、持ち味を生かした手作りの料理の良さは、ある程度の経験があってこそわかります。伝統的な「お袋の味」や世界の同胞を育んできた歴史ある各種料理も、計測器みたいな味わい方で評価できるものではありません。

 誰か藤田さんに言ってあげると良かったですね。「犬猫は人間よりずっと嗅覚も味覚も感度が高い。だから犬や猫の喜ぶ食物が最高だ」と。その程度の感覚で食物を作るから、ジャンクフードと呼ばれるのです。

 若者の味覚を単純な塩とケチャップで塗りつぶしたマクドナルドも往時の勢いを失い、アメリカではハンバーガーの過度の脂肪分が、中枢神経の機能を狂わせて高度肥満を誘発しているとまで言われる現在、スローフードへの回帰が提唱されているのも頷けることです。子供たちが体にいい食物を選択して、心から喜んで食事ができるように、大人が努力して味覚を鍛えてあげましょう。
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クラブハウス

2006年01月24日 | 極楽日記(お店紹介)
 日進市のサンドイッチ、ハンバーガー専門店、CLUB HOUSE(クラブハウス)です。以前は一宮市にあったのが移転してきたらしく、一宮の人が残念がってました。椙山(すぎやま)学園の新しいキャンパスのすぐ南で、周りにも大学が増えてきて賑やかなので、いい所だとおもいます。今は造成地が目立ちますが、将来は洒落た学園都市になりそうですね。

 売り物は100種類を越えるサンドイッチ。メニューに写真がないのが残念ですが、「おすすめ」が書いてあるので初めて行っても迷わないでしょう。ほとんどの品はテイクアウトできます。

 元祖であらせられるサンドイッチ伯爵の紹介も書いてありました。イギリスの貴族で海軍大臣の要職にあった人らしいですが、アメリカに独立された無能な政治家として知られているようです。そりゃ、来る日も来る日もカードゲームばかりして、ゲームのテーブルで食事してたような人ですから仕事はできなかったでしょう。

 この伯爵の行儀の悪い食事ぶりが上流階級で有名になり、そこからパンに具を挿んで食べる料理のことをサンドイッチと呼ぶようになったらしいです。この単純な発想は昔からあったもので、伯爵が発明したものではないとのことです。なるほど。

 そんな歴史のあるサンドイッチは、バリエーションが作りやすいため驚くほど多彩な料理となり得ます。例えば「料理の鉄人」として著名なフレンチシェフの坂井宏行さんはサンドイッチの本も出していて、オープン、焼き、巻き、包み、塗りなどの手法を操り、サンドイッチが素晴らしいオードブルに変身しています。北欧のスモーガスボードも有名ですね。

 そこまでの自由自在さはないにしても、クラブハウスのサンドイッチはパンと中身が幅広く選べるので食事として楽しめます。この日はライ麦パンとローストチキンのサンドイッチにしました。ドイツ人が食べるような香ばしいライ麦パンを期待していたので、薄味のパンにちょっとがっかりしましたが、アメリカ流のサンドイッチ店なのでこんなものでしょう。

 おいしいと思いますが、極楽息子のために辛子バターを抜いてもらったので、大人には一味足りないサンドイッチになってしまいました。辛子の利いたローストチキンサンドなら、きっとビールが良く合うことでしょう。
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ドゥリエール

2006年01月23日 | 極楽日記(お店紹介)
 極楽息子の5歳の誕生日にお友達をたくさん呼ぶことになり、大きなケーキを注文することにしました。ドゥリエールは池下と名東区よもぎ台にお店のあるパティスリーです。

 よもぎ台の店は住宅街の中にあるショッピングセンター、ハロードゥインターナショナルと同居しています。ハロードゥは名古屋のセレブ御用達の食品ストア、と恥ずかしくなるような記事が雑誌に載っていました。高級志向の食品店としては栄の明治屋の次ぐらいの世代でしょう。その後はデパ地下ブームがあり、ヤマナカのフランテ店展開があり、成城石井の進出ありで、ちょっと目立たなくなってきたかもしれません。最初に行った時は、青山の紀伊国屋に似せてあるなと感じました。

 極楽親父は芸能界の知己などありませんので、セレブなどという人が来るのかどうかはわかりませんが、竹下景子さんの実家は近所だそうです。

 ドゥリエールには久しぶりに行きました。しっかりした仕事をする印象がありまして、ショーケースの中の艶のあるチョコレートケーキがとてもきれい。バーゲン価格の100円(税別)シュークリームも濃厚な味わいで、決して手を抜いていません。似顔絵やイラストを描いてくれるサービスもあるので、子供も喜びます。
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ウルトラマンマックス

2006年01月20日 | 極楽日記
 人気の名古屋水族館が、子供向けに粋なイベントをやっているようですね。元々子供は動物園や水族館が好きですから、これは嬉しいでしょう。

 極楽息子の好きな「ウルトラマンマックス」は長く続いたウルトラマンシリーズの最新作で、コンセプトは原点回帰によるわかりやすさだと思います。前作「ウルトラマンネクサス」のような凝った設定がなく、怪獣も怪獣らしい。

 どうせ怪獣らしい怪獣なら、昔の怪獣を使えばいいだろう、との判断でしょう。レッドキングとかメトロン星人、ゴモラ、エレキングといった懐かしい名前が並びます。子供番組とは言え40年近い歴史があるわけですから、その財産を有効活用しようという考えには賛同できます。

 初代ウルトラマンと言えば巨大ヒーローの元祖的存在であり、子供番組の枠を越えて国民的な番組でした。視聴率70%という空前の記録があるぐらいです。特撮技術や機材は未熟だったにしても、毎回の番組に注ぎ込まれた労力や真剣さでは、今の番組を凌ぐものがあるでしょう。当時からの貴重なキャラクターや設定はもはや文化財なのですから、大事に生かし続けて欲しいものです。
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杏っ子(あんずっこ)もしくは宝の山

2006年01月19日 | 極楽日記(読書、各種鑑賞)
 「教えて!goo」を見ていると、「生活に余裕がないので、お金の掛からない楽しみ方を教えてください」という質問を時々見ます。楽しいと感じる対象は人によって大きく違いますから、面識もないのに趣味の領域にお答えすることはできないのですが、私的な楽しみをご紹介するのは構わないでしょう。極楽親父の「お金の掛からない楽しみ」がこの本です。

 実は年末の大掃除の時期、古雑誌を捨てに行った先でこの「日本文学全集」が山積みになっているのを見つけまして、50冊ほどあったのを全部頂いて来ました。最初の発行が昭和35年、昭和38年に9刷と書いてありますのでさすがに古いですが、あまり利用されていなかったらしく状態は良好です。

 まとめて読んだことのない作家から読んでやろうと思い立ち、まず武者小路実篤を通勤電車の中で読破、2冊目に室生犀星を読んでいます。武者小路実篤の場合は、求心力のある小説ですから、年代順に読み進めて行けば彼の世界を堪能できます。

 問題は室生犀星で、この人の代表作とされる長編小説「杏っ子」を読み終えたばかりですが、構成の苦手な作家であったらしく、場面の省略や飛躍、無駄な登場人物とかが多くてまごつきました。最後の方の杏子の結婚生活の破綻を描いて行くところでは、枚数も残り少ないのにどうやってまとめるつもりだろうと思われたほどです。

 こんな長編を今の世で出版社に持ち込んだら、散々非難されて切ったり削ったりされるように思うのですが、そんな構成力の乏しさにもかかわらず、腹の据わった親方である「あにいもうと」の赤座とか、犀星の自画像であろう父親らしくない父親である「杏っ子」の平四郎と杏子のような目の離せないキャラクターを創造して、読み手を飽きさせないことは少し驚きました。こういう顔の小説を読んだことがなかったものですから。やはり文学の世界は広いです。

 「真理先生」も「杏っ子」も、私の人生を変えたとまでは言いませんが、十分に通勤時の心の糧にはなってくれました。まだ50冊ありますから、広くて奥深い日本文学の世界を、当分は只で楽しませてもらえるわけです。なかなかこれだけの宝物は落ちてないと思いますよ。
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アジアの街

2006年01月19日 | 極楽日記
 年末の「九龍街」の写真が出てきました。スケールは小さいですが、まあ香港らしい乱雑な感じは出ています。

 「乱雑」というのはアジアの町並みを形容するキーワードなのでしょうか。昔、旅行したベルリンの市街は何もかもきちんとしている感じで、フランスの観光地なんかと比べると、「ドイツ人は楽しいの嫌いなのかな?」という印象まで持ちました。

 そこで現地の友人が新しいスポットとして案内してくれたのが、東側のアジア人居住区。東西ドイツの融合でベルリンも東ベルリンと一緒になり、アジア系の移民が家賃の安い東ベルリンにこぞって移住したため、ベルリンらしからぬごちゃごちゃの街並ができたのです。「どう?街並に秩序がなくて、すごく面白いだろう?」と言われましたけど、日本の街はどこも無秩序に近いので、日本人の私にとっては特に印象がありませんでした。トルコ人の屋台で買ったサンドイッチみたいな郷土料理が、異常に塩辛かったのは覚えてます。

 年末年始に香港に行くと、新年を祝うネオンがいつもにも増して派手で、九龍半島の岸壁などでは大勢のカップルが隙間なく座ってネオンや行き交う船を見ています。カップル目当てで花束を売りにくる人がうるさいですが、それを除けば冬の夜を過ごすにはいい所です。寒くなったら近くのホテルのカフェにでも入ればよし。日本ならすぐにドライブなんでしょうが、狭い香港ではクルマがないなりに楽しく暮らせるみたいです。
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ピアノが来た日

2006年01月18日 | 極楽日記
 ついに来ましたね。ピアノと言っても電子ピアノですけど。本物のピアノを融通してもらう話もあったのですが、いつでも気兼ねせずに練習できるのは電子ピアノの特技ですし、レッスン機能やデモ演奏など、いろいろ遊べそうなのもいいかなと思いました。渋々習いに行っている息子より、親父のほうがはしゃいでいます。

 極楽親父が子供の頃の電子ピアノはおもちゃみたいな電子音でしたけど、新型機はやはり進化しています。デモ演奏してみると生々しいグランドピアノの音が響き、前に座っているだけで気恥ずかしくなってきます。一流ピアニストのデモ演奏ですからね。こんな近距離で聴く機会はないでしょう。

 家族が寝静まった後、これで夜な夜な独習したところで、子供の頃習ったバイエルが弾けるようになる程度でしょうが、少なくともネットサーフィンよりは建設的な気がします。極楽家では親父の睡眠時間だけが短いので(その代り週末は寝溜め)、夜更かしが日常的ですから。
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イーストパラダイス

2006年01月17日 | 極楽日記(お店紹介)
 日進市のカフェ、イーストパラダイスです。その名の通り、焼きたてのパンが売り物のお店で、店内の半分が普通のカフェ、半分はイートインみたいなセルフサービス席になっているのが特徴です。

 建物はちょっと洒落た感じなんですが、内装や家具ははっきり言って安っぽい。特に値段の安いセルフサービスコーナーは掃除が追いつかなくていつも汚いし、近所に大学が多いことから学生が待ち合わせや課題の相談などに使っているので、ほとんど学食の雰囲気です。安く食べるならセルフサービスですが、一般のお客さんはカフェコーナーの方が落ち着くでしょう。

 同業態のサンマルクと比べてどう違うかと言いますと、サンマルクは夜のお客さんも取り込もうとしたレストラン、イーストパラダイスは昼のお客さんが中心でしょう。竹の山近辺で夕食なら、有名なマメゾンなどの方が人気があると思います。

 ランチセットが何種類かあります。サラダなど少しずつプレートに盛ってくれるデリランチが健康的な感じがします。パスタランチを注文する人も多いですが、特にパスタに力を入れているお店ではありません。普通の喫茶店のスパゲティです。

 ランチプレートを取ると、パンは食べ放題。パンは中央のワゴンに少しずつ出してくれます。混んでいる時間帯は明らかにパンが不足しており、そのためにお客の回転が悪くなっていることを気付いて欲しいですね。サンマルクに比べると種類も少ないです。デザートだけはサンマルクより上だと思います。

 写真の極楽息子は無類のポテト好きなので喜んで食べていますが、ここのフライドポテトは油でぎっちりした感じで、さくさくした食感が好きな人には向かないでしょう。
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カフェ・ダウニー

2006年01月16日 | 極楽日記(お店紹介)
 「いーなごや極楽日記」も最近はすっかりお店の紹介ブログになってきました。気ままに書いているので次はどっちに振れるのか極楽親父としてもよくわかりません。

 今回は名東区勢子坊の人気カフェ、カフェ・ダウニーです。ダウニーのお店としては新しく、他に八事や植田にもあります。ボリュームたっぷりのサンドイッチや質のいいケーキを求めて、休日には狭い駐車場の争奪戦になります。

 この日は真冬の大雨。気温が高いので寒さはあまり感じなかったです。極楽息子の誕生日ケーキの予約も兼ねてダウニーに行ってみました。クリスマスはマジレンジャーのキャラデコだったので、今度はきちんと注文しようと思いました。息子は仮面ライダー響鬼(ひびき)のケーキが欲しいと言うのですが、仮面ライダーのキャラデコは出ていません。

 キャラデコは要するにキャラクター玩具を乗せただけのケーキ。おもちゃ屋の逞しい商品企画の産物です。ベースになるケーキは同じで、小さい玩具とケーキを包むフィルム、箱を取り替えるだけでどんなキャラクターにも対応できるという大発明。クリスマス前には集中して広告するので、よく売れるでしょうね。付き合わされる親としてはたまったものじゃないです。ベースになっている甘いだけの「白物ケーキ」にはうんざりです。

 極楽息子のダウニーでのお気に入りは「神の倉シュー」。息子はこれを「かみのクラッシュください」と注文します。こってりとしたローストビーフのサンドイッチもおいしいのですが、今日は息子に付き合ってお茶とケーキだけにしましょう。季節ごとに凝ったデコレーションのデザートが用意されていて、ショーケースを見るのはとても楽しいです。
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アンティークガラス

2006年01月13日 | 極楽日記
 ベニーニ・エストで食事をしている極楽息子です。後ろは普通の窓に見えますが、レトロな雰囲気を出すためにわざわざ取り寄せたと思われるガラス。普通の板ガラス(フロートガラスと呼ばれています)と違い、微妙な表面の歪みと細かい気泡があり、全体にうっすらと着色していて、いかにも温かみがあります。

 明治時代に板ガラスを作ろうと思ったら、まず溶けたガラスを吹いて大きな円筒状のボトルを作り、これを切り開いて少しずつ延ばしていくという大変な手間を掛けていました。この時代に作られたガラスは、犬山の明治村や神戸の異人館を見ればわかるように、独特の歪みや気泡があります。ベニーニ・エストの窓ガラスは当時のガラスのレプリカなんでしょう。かなり高価だと思います。

 その後、溶かした金属の上にガラスを流し込んで延ばす方法が開発されて、平滑な板ガラスができるようになりました。ガラスが金属の上に浮いているからフロートガラスと呼ばれました。今でもその名残で、平滑な板ガラスをフロートガラスと呼ぶらしいです。

 レストランやホテルに行くと、さり気なく高いものが置いてあるので、ちょこちょこ動き回る息子には気を遣います。なかなか手掴みで食べる癖が抜けないし、脂の付いた手でどこでも触りますからね。
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ベニーニ・エスト

2006年01月12日 | 極楽日記(お店紹介)
 名東区極楽は名古屋の住宅地で、繁華街からは離れていますが、かなり知られたレストランがあります。ひとつはテレビなどで常連の焼肉屋、新羅館。もうひとつはイタリア料理のベニーニ・エスト(Venini Est)。おいしい料理が好きな人には「極楽の中の極楽」とお薦めできるお店です。

 小牧にベニーニ、千種区池下にアレナ・ベニーニという姉妹店がありまして、極楽のベニーニ・エストはややカジュアルな路線ということです。でも、料理と値段は本格的なので、そう簡単には行けませんけどね。オーナーが近所にお住まいで、有名なフェラーリコレクターということで、レストランの駐車場にもフェラーリが何台も停めてあることがあります。愛好者のミーティングでもあったんでしょう。

 隣の「アウトガレリア・ルーチェ」というギャラリーもレストランとオーナーが同じだそうで、1月15日までは地球博のイタリア館で人気を呼んだチョコレートの自動車が展示してあります。

 この日は極楽息子を連れてランチで行きました。本来は夜にたっぷり時間を掛けてコース料理を楽しむ店なんですが、元気な幼稚園児が一緒だと落ち着きませんので我慢します。旬のきのこをたくさん使ったパスタとか、皿まで舐めたくなるこってりしたバルサミコ風味のソースとか、ジューシーな骨付き鴨肉のローストとか、好きなだけ選べる食後のドルチェとか、とにかく胃袋が2つも3つも欲しくなるような料理を思い出しますけど、もう少し息子が大きくなってからですね。

 正月休み明けで体が弛んでいることもあり、メインディッシュには白身魚のロースト、パンチェッタ和えという軽いものを選びました。熱々のリゾットもおいしかったです。昼のコースは料理のポーションが夜の半分だし、軽いものばかり出してもらったので、量はちょっと物足りない感じがしましたが、これが健康的な分量です。夜のコースはまたダイエットしてからにしましょう。実は新羅館の方も体重が気になってなかなか行けないです。
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歌い初め

2006年01月11日 | 極楽日記
 長久手のシダックスでカラオケをする極楽息子のご満悦な表情です。冬休み中なので遊具のあるキッズルームが空いてなかったのは残念ですが、大好きなマジレンジャーもクリスマスの歌もあったからいいでしょう。

 パパも正月休みの不規則な生活で意識レベルが低下していましたので、大声で歌うのはいい刺激になりました。アルコール抜きのカラオケもまた良し、です。

 シダックスは渋谷に豪華なアミューズメントビルを建てたのが話題になり、どちらかと言えばカラオケ付きのレストランを作りたいようですが、ここはシンプルなカラオケボックスです。利用者の意見としては、豪華な施設より、まず曲目と画像を充実させて欲しいですね。

 どの曲を選んでも昔のスクリーンセーバーみたいなCGが躍っているだけでは子供が喜びません。利用料さえ何とかなれば、テレビのオリジナル画像を見ながら歌わせてあげたいものです。
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