いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

犬山リトルワールド(その1)

2010年11月30日 | 極楽日記(日帰り)

 犬山の「野外民族博物館 リトルワールド」に行って来ました。好評のベトナムサーカスが最終日ということで、開演に合わせます。名古屋から犬山は自動車が一番便利なのですが、極楽家のウィンダム故障により電車とバス利用です。極楽からは、名古屋市バス→地下鉄東山線→名鉄犬山線→岐阜バス、という順路になりかなり面倒で時間もかかります。

 さあ始まりました。鍛えた肉体による力技です。

 中国などと違って体操の国際大会では目立たないベトナムですが、サーカスとしてはレベルが高いと思いました。日本のサーカス団も主力は外国人なので、この水準の芸人は日本人にはほとんど残っていないと思います。

 高さを生かした芸が多いようです。子どもの時から森林や竹林に親しんでいるためでしょうか?

 フープの芸は他でも見たことがあります。

 ぶら下がって回すのは高度な技ですね。

 中国系のサーカスでは定番のコントーション(柔軟芸)。

 逆立ちしたまま前を見て、足で弓を引きます。矢は見事に的に命中。ここまでくると人間がやっていることとは思えません。
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日帰り大井川鉄道(その4)

2010年11月29日 | 極楽日記(日帰り)

 昔と違って、最上級の無煙炭を使っているので煙が少なくなったそうです。しかも煙は上に上がってから冷やされて下りてくるので、走っている間は1号車で煙が入ってくることはあまりなく、窓を開けても大丈夫なんだそうです。それでも風向きなどによっては臭気がかなり入ってくるため、後で閉めてしまいました。

 千頭から金谷の区間では蒸気機関車が後ろ向きになって客車を牽引しているため、1号車の先頭から正面が見えます。これは機関車を回転させる転車台が千頭駅にしかなく、金谷駅では向きが変えられないから。転車台は両方にないと意味をなさないため、結果的には千頭の転車台も使われていないそうです。

 でも来年は金谷側に新しい転車台が整備され、いつでも前向きに走るようになるとのこと。21世紀になって蒸気機関車の設備が新しく整備されるのは極めて異例でしょうね。大井川鉄道の人気がわかるというものです。

 予定通り金谷駅に到着です。

 乗っても、降りても蒸気機関車は楽しいです。

 幾星霜を経て21世紀に生き残った古強者(ふるつわもの)のような存在感が素晴らしい。今年で80歳。総重量は約70トン。

 後ろ髪を引かれるようなお別れです。運転手のお兄さんに「これはじょうきかんしゃですか?」と聞いたら「そうですよ。」と答えてくれました。極楽息子(小)は去年まで蒸気機関車を「じょうきききかんしゃ」、今年は「じょうきかんしゃ」と呼んでいます。

 よくある設定には違いありませんが、夕日の中を去って行く蒸気機関車の後ろ姿と汽笛の哀調は、人に足を止めさせるものがあります。
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日帰り大井川鉄道(その3)

2010年11月26日 | 極楽日記(日帰り)

 井川線を長島ダム駅から閑蔵(かんぞう)駅まで乗って、そこからバスで千頭駅まで戻りました。列車にはかなり乗っていたように思うのですが、バスではあっけなく到着です。こりゃ全国でローカル線が廃止されるわけだ。

 少し時間があったのでSL資料館を見てみました。

 こんなところにトーマスがいたとは。

 いよいよ本日のハイライト、SL列車の旅です。

 乗ってしまえば蒸気機関車だろうがディーゼルだろうが同じ?いやいや、ここは1号車ですからね。機関車の鼓動や息遣いが間近から伝わってきます。客車も古いものだし、やっぱり雰囲気がありますよ。極楽息子(大)も旅情に浸っているように見えるでしょう?

 まあ、家族で旅行だから理屈抜きに楽しいですよね。 

 のんびりとした鉄道の旅もいいものです。実は通勤で毎日もっと長い距離を乗ってはいるのですが、時間に追われて乗ってもたいして面白くありません。風光明媚な地と、のんびりできる時間があればこそです。

 車内販売とか、ハーモニカの演奏とか、退屈させない営業努力もかなりのものです。そう言えば、鉄道ファンには世界的に有名なオールドパタゴニア急行(アルゼンチン)ではアトラクションで列車強盗が来るらしいです。テレビで見ただけなので詳しいことはわかりませんが。

 車内販売限定の人形焼は、餡に川根のお茶を混ぜているそうです。
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日帰り大井川鉄道(その2)

2010年11月25日 | 極楽日記(日帰り)

 山裾に沿って急勾配の道路と線路があります。線路の方は大井川鉄道井川線(南アルプスあぷとライン)。最大勾配が90パーミル、普通のパーセント表示では9パーセントで、一般の鉄道では最大級の急勾配。度数で表すと5.1度ちょっとですからスキー場なら緩斜面ですし、ケーブルカーなら最大勾配が30度以上なんてのもありますが、平地用の鉄道にはきつい勾配ということです。冬には雪の多いこの地域で安全に運行するため、通常のレールに加えて切れ込みのある特殊レールを持ち、歯車型の動輪で駆動するアプト式機関車を採用しています。

 さあ来ましたね。車体が小さいのは、元がダム建設用の専用線で、極端な狭軌(762mm)だったから。全長わずか25.5kmの中にトンネル61箇所、橋が55箇所という建設の難しい鉄道だったので、できる限り車体を小さくしたかったのです。その後日本の標準的な1067mmに広げて観光鉄道として営業を始めましたが、トンネルまで大きくする費用がないため車体は小さいまま運行しています。観光客にはむしろこの小ささが楽しみかも。

 ダム湖に沿って山奥に進むアプト列車。もっとも、アプト式レールがあるのは長島ダム駅の手前であり、ここから先にはありません。車体が小さいので窓の位置が低く、屈まないと外が見えにくいです。窓が汚れているのは仕方ないかな。狭くて乗り心地はかなり荒く、トンネルが多いこともあって騒音も大きいので、列車と言うよりは遊園地の乗り物に近い感覚です。

 ダム湖の周りは遊歩道になっているようです。

 途中の接岨峡温泉駅です。ものすごい山奥で、秘境と言われるのも納得します。

 化粧っ気のない温泉施設の建物。つげ義春の描く昭和レトロという感じです。でもさすがに21世紀で、こんな温泉でもインターネットのサイトがあるのは便利。ペット同伴可とか、お正月はまだ空いていますとか、子犬販売しますとか情報が豊富です。わざわざここまで来て子犬を買う人がいるとも思えませんが、この山奥ならペットどころか猟犬や熊連れでも泊めてくれそうな気がします。

 秘境気分に水を差すのは自動車の存在ですが、地元の人の足は自動車なので仕方がありません。井川線は日に6本しか走りません。オフシーズンならたった4本です。これでは生活できませんね。

 高さ100m、日本一高い関の沢橋梁からの眺めは絶景。列車もここで徐行してくれます。
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日帰り大井川鉄道(その1)

2010年11月24日 | 極楽日記(日帰り)

 緑の大地の上に多数の扇風機が林立する独特の風景。流行の風力発電じゃなくて、茶畑の霜害防止用の扇風機です。今日はバスツアーでお茶の名産地、静岡は川根にやって来ました。旧川根町が島田市に吸収合併されたため、島田市川根町という地名になっています。

 扇風機を回すと逆に寒くなって木が傷むような気もするんですが、そこはうまく調整してあるんでしょう。霜は一種の氷ですから、一番大事な新芽が凍結することで品質が下がるのが困るんだと思います。冬の夜から朝にかけては放射冷却作用で地表の温度が気温より低くなるそうで、ここに扇風機の風を当てれば霜害の防止になるという仕組み。お茶の品種によっては新芽が遅いので不要ですし、またお茶の産地でも九州などは霜が下りないのでこんな設備はいらないらしいです。

 休憩で立ち寄った「川根温泉 道の駅」にはこんな足湯がありました。残念ながら時間がなくて入れませんでしたが。

 地元の産物も販売しています。

 これは、天ぷら用のイチジクなんですかねえ。初めて聞きました。1パック300円なので安いです。

 ここで弁当積み込みです。大井川鉄道のサイトにも出ている大井川ふるさと弁当ですね。これはなかなか嬉しい。

 おにぎりと煮しめ、山女(ヤマメ)の甘露煮などで郷土色たっぷり。水準以上だと思いましたが、肉の好きな息子たちにはあまり受けがよくなかったかも。バスツアーの参加者は高齢者が多いので、「少し味が濃い」という意見もあったようです。

 千頭(せんず)駅近くを通過。煙と湯気の中に蒸気機関車が!

 バスは長島ダムを目指して大井川をさかのぼります。この辺の紅葉はもう終わりに近いですが、来て良かったと思う程度は残っています。

 長島ダム到着。東北や信州で見られる燃えるように鮮やかな紅葉ではなく、落ち着いた暖かい感じの紅葉が楽しめます。山麓に見える小さな赤い屋根が駅舎です。
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晩秋の菜園

2010年11月22日 | 極楽日記(園芸)

 冬が近付いて枯れかけているオクラです。典型的な夏野菜なので、収穫できなくなればとっとと刈り取るのが合理的なんですが、健気に花が咲いていたり、不完全ながら実が着いているのを見ると、なかなか思い切れません。今年のオクラは極楽家始まって以来の成功でしたから、成功の余韻に浸りたい私の気の弱さが原因です。家庭菜園のベテランやプロの農家には笑われるでしょうね。

 チーズを買いに行った成城石井で、ルッコラの苗が100円だったのでつい買ってしまいました。昔は好きでよく食べたけど、苦味があるので息子たちは嫌うでしょうね。ここは雑草除けのマルチを敷くのが面倒なので、土の袋に穴を開けて定植しています。

 こちらも売れ残ったのか100円で出ていた苺の苗。息子たちの楽しみに植えてみます。
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冬に備えて

2010年11月19日 | 極楽日記(園芸)

 この時期になると容赦なく剪定されて丸坊主になるケヤキの木。いかにも寒そうな感じがします。

 今年は延び放題だったツツジも徹底的に刈り込みました。平日で見ていなかったのですが、スズメバチの巣があって駆除してもらったようです。今後も巣を作られる可能性があるため、中が見えるまで透かせることになりました。こんなところにスズメバチですか!息子がボール遊びでもして飛び込んでいたら、と思うと冷や汗ものです。

 こちらから見ると本当に見通しが良くなってしまったのがわかります。来年のツツジの花はちょっと我慢ですね。
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続いて徳川園へ

2010年11月18日 | 極楽日記(日帰り)

 名古屋城の次は徳川美術館と附属の徳川園に行きました。紅葉はもう少し。息子たちが楽しみにしていた鯉の餌やりができませんでした。多分、冬場はあまり餌を食べないので販売しないんでしょう。ここの鯉は立派なのが多いので迫力があるんですが。

 秋の七草が展示してありました。わかりにくいですが、上の方にピンクの花が見えるのが萩(ハギ)でしょうか。マメ科の植物であり、窒素肥料を必要としないため荒地に強く、山火事の後などに一斉に繁殖することがあります。左の元気のないのが桔梗(ききょう)かな。花がないからわかりにくい。黄色い花は女郎花(オミナエシ)。撫子(ナデシコ)も花がないとわからない。薄(ススキ)と葛(クズ)は何とかわかります。春と違って食べられないので、どうしても関心が低いです。
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名古屋城

2010年11月17日 | 極楽日記(日帰り)

 オーストラリアの客人を連れて名古屋城に行ってみました。いつでも行けると思うとなかなか行かないもので、何年ぶりかなと思います。この季節は菊人形の展示などがありますが、子どもの頃は何がいいのかわからなくて、ただただ退屈だったので菊人形って大嫌いでした。

 金鯱がお出迎えです。もちろん模型ですが。名古屋城の金鯱は再現した品ですが、それでも元の金鯱と同じく金で鱗を作ってあるので、ものすごい値段になります。金閣寺のような金箔じゃなくて、厚みのある金の板なんですよ。再現とは言え、こんなに無造作に展示できるわけがありません。

 名古屋城の天守閣は再建されたもの。でもこの角度から見れば非常階段も見えないし、実に雄大です。オリジナルが空襲で消失したのは返す返すも残念。

 天守閣の中で篭に乗ってみました。

 菊と名城の取り合わせは記念写真向きです。
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みなとみらいのアンクルトリス

2010年11月16日 | 極楽日記(Hall of Fame)

 食べ過ぎて苦しいお腹を抱えて、みなとみらい線日本大通りの駅に戻ってきました。こんな陶板の壁画があります。港の倉庫街でしょうか。中年以降の男性なら、右下の人物に見覚えがあるのでは。

 みなとみらいの前を豪華客船が通過します。これにも同じ人が。頭の形で間違えようもない、ウィスキーのキャラクターとして日本で一番有名なアンクルトリスです。アンクルトリスの作者である柳原良平さんは横浜在住で、元は壽屋(後のサントリー)宣伝部で働いていた人です。何より船が好きだそうで、フリーになってからは仕事でもプライベートでも船の絵をたくさん描いていて、商船三井などの名誉船長でもいらっしゃいます。

 商船三井の大型客船はふじ丸とにっぽん丸ですが、この絵はグループ企業である日本チャータークルーズに移管されたふじ丸のようです。
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横浜中華街

2010年11月15日 | 極楽日記(Hall of Fame)

 関帝廟に参拝して殊勝な気分になった後は、中華街で精進落とし、と言うのかな。とにかく肉が食べたい極楽息子(大)のためにオーダーバイキングの店に入りました。まずは分厚い豚肉の乗ったばら肉ご飯。炭焼チャーシューも一緒に取ったので相当なボリュームですが、自分から言うだけあってよく食べます。

 この100種類の中から好きなものを選べるんですからね。息子が喜ぶのも当然です。

 これは私が頼んだ麻婆茄子。同時に豚肉とニンニクの芽炒めや、フカヒレスープも取っています。

 これは大根餅。あっさりした料理が好きな人もそれなりに楽しめます。

 牛肉炒飯とピータンのお粥です。炒飯に牛肉が入っているだけかと思ったら、牛肉のスープを絡めてあるんですね。見た目はすごく重そうですが、息子は大喜び。今回一番印象に残った料理です。

 大きな鉄鍋餃子もやって来ました。

 何のこれしき。

 まずいことにデザートも取り放題なんです。まずマンゴープリン。

 杏仁豆腐とタピオカのココナッツミルクも食べておかないと。

 胡麻豆腐です。もうかなり苦しいかな?

 さすがに入りません。遭難しないうちに帰りましょう。
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関帝廟へ

2010年11月12日 | 極楽日記(Hall of Fame)

 表彰式と見学を終え、打ち上げに夜の横浜へ。と言っても9歳ですから中華街で食事するだけです。入り口まで案内してくれたSさん、ありがとうございました。

 週末の中華街は活気があります。横浜の繁華街はみなとみらい地区に移りつつあるようですが、この中華街はみなとみらい線の駅ができたこともあり、昔と変わらぬ繁盛ぶりです。

 横浜中華街に本当においしい店は少ないとか言う人もいますが、まあいいじゃないですか。この賑わいだけで観光客としては十分に雰囲気を楽しめます。

 さあ、実はこれが目的でした。三国志の関羽を祀る関帝廟です。日本風に言えば関羽神社ですかね。熱心な三国志ファンの極楽息子(大)がどうしても参拝したかったのです。

 三国志では劉備の義弟であった関羽ですが、ここでは神様なので劉備を従えて前に出ています。

 もちろん劉備の反対側には張飛が。

 自由に入れるのはここまでです。祭壇まで行くには入場料を兼ねて特大の線香500円を買う必要があります。ただし親子の場合は1セットでいいそうです。大きくて普通のライターでは間に合わないので炭火で点火。

 大きな香炉が5つあって、それぞれ3回拝礼してから線香を立てます。

 ここから先は撮影禁止です。三国志の英雄から信義と商売の神様になった関羽が祀られています。日本の寺社と違って専用の台にひざまずくのが慣わしですが、難しいことはありません。もったいぶったお坊さんや神官の代わりに、にこやかな係員がいて迎えてくれます。極楽息子(大)は学業成就を願ったのだそうですが、さて叶うかな?
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国際メディアセンターJapan Experience

2010年11月11日 | 極楽日記(Hall of Fame)

 国際メディアセンター内にある広報スペース、Japan Experienceの開設セレモニーがありました。要するに物産展示なのでこんな大げさな式が必要かどうかはわかりませんが。

 出席者は仙谷官房長官と横浜市長、神奈川県知事、数人の国会議員の他にはほとんどが報道関係者のようで、本来のゲストである海外からのAPEC出席者は数えるほど。日本企業の海外営業活動が不十分なわけでもないのですから、今更日本の物産に興味を示さない国が多いでしょうね。輸出産業不振の原因は他にありです。

 こんなものどこかで見ているであろう閣僚級の人たちはともかく、我々のような見学者にとっては、日頃見られない物があるので有難いですね。プラグインハイブリッドのプリウスは初めて見ました。もっとも外観は充電端子があることぐらいしか違いません。

 極楽息子(大)は愛知万博以来のパロちゃんに再会できました。

 燃料電池車として話題になったホンダのFCXクラリティ。法人向けリースのみですが、商品化した努力は立派です。現行オデッセイのデザインはこれをモチーフにしたもので、デザインの下手なホンダにしては傑作の部類だと思いますが販売はさほど好調ではないようです。売れる商品作りって本当に難しい。

 この燃料電池車のハイライトは、当時自動車用の燃料電池をほぼ独占していたカナダのバラード社の特許を回避できたことだと聞いています。同社は顧客に対してロケット並みの厳格な秘密保持に同意させ、特許の価値と製品価格を守ろうとしたのですがホンダ、トヨタなど各社に回避され、自動車用燃料電池部門に見切りをつけて売却する羽目になります。

 その初期燃料電池ブームの折には、深い関連のあるナノテク技術も脚光を浴びており、研究に欠かせない電子顕微鏡が空前の販売を記録したそうです。この日立の卓上型電子顕微鏡もその頃の開発でしょうか。一見すると大きなパソコンにしか見えません。かつては建物ほどあった電子顕微鏡がここまで小型化できたのは凄いと思います。ただし電子顕微鏡の試料を作るのは相変わらず面倒で高価なので、教育現場などに普及するかどうかは何とも言えません。

 お土産コーナーで試食する極楽息子(大)。これだけの展示があるのに羊羹と鳩サブレでもないと思うのですが、長丁場で疲れたのか、ここが一番気に入ったらしいです。

 報道関係の人もこんなところでお茶飲んだりラーメン食べたりしてたので、息子ばかり責めるわけにはいきませんね。こんな取材で勤まるメディアってどこなのかなあ。

 続いて神奈川新聞を見学。表彰式のことがもう記事になっていました。
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第1回「いっしょに読もう!新聞」コンクール表彰式

2010年11月10日 | 極楽日記(Hall of Fame)

 NIE (Newspaper in Education, 教育に新聞を)を振興する日本新聞教育文化財団による第1回「いっしょに読もう!新聞」コンクールで極楽息子(大)が表彰して頂きました。場所は横浜です。

 表彰の後は、作品に用いた新聞記事を書かれた記者さんと対談です。対談と言っても、記者さんがうまくリードしてくれるのに合わせるだけでしたが。

 午後はみなとみらいにあるAPEC会場の国際メディアセンターを見学させて頂きました。

 特別に臨時パスを貸与してもらい、厳重な警備をくぐり抜けて現地に到着。広大な会場も各国の報道関係者で一杯になるはずですが、この時はまだ開催前なので人影はまばらです。

 特派員気分でテレビ中継用の席に座ってみます。なかなか貴重な体験です。息子が不可解な顔をしているのは、隣の女の子(やはりコンクール受賞者)から、「せっかくだから婚約発表でもする?」とカマをかけられたから。想定外の会話で頭の中が真っ白になったんでしょうか。まあ、9歳じゃ気の利いた答えもできないですよね。

 ここは映像編集用のブースでしょうか。数日後には急ぎの仕事を抱えた記者さんたちで戦場のようになるのでしょう。
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イチジク収穫

2010年11月09日 | 極楽日記(園芸)

 1個しかないイチジクが赤黒く色付きました。随分長いこと青いままでぶら下がっていたので、十分に熟成されているはず。

 記念の初収穫です。来年からはたくさん生るといいね。
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