いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

もりの学舎(まなびや)

2009年05月29日 | 極楽日記(日帰り)

 「もりの学舎」は地球博跡地にある環境学習施設です。

 極楽息子(大)が小学生対象の工作教室、「あそび工房」に参加しました。

 何やらせっせと作っていますよ。

 お絵描きは得意です。これは恐竜じゃなくてドラゴンのようです。最近はハリー・ポッターに夢中なので。

 ほら、できましたよ。

 写真で見ると首から掛けているように見えますが、そんな変わった物ではないそうです。

 こんな大きなクワガタがいればいいのに。
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名古屋港ガーデン埠頭

2009年05月28日 | 極楽日記(日帰り)

 名古屋港水族館のあるガーデン埠頭は施設が充実しており、休日をじっくり楽しめるようになっています。これはペンギンの郵便ポスト。

 日本が運行した初の本格的な南極観測船、「ふじ」の勇姿も見られます。これの前に使われていた「宗谷」は砕氷能力のある貨物船に過ぎず、何回も遭難しては外国の砕氷船に救助を請うという危なっかしい船でした。この「ふじ」になってようやく南極観測専用の船ができたわけです。砕氷能力は大まかに「宗谷」の2倍だそうです。

 全体にずんぐりとした形状であり、船の大きさの割にマストが高く、大型のアンテナが据え付けられているのがわかります。もちろん氷山に囲まれてもレーダーや無線が使えるようになっているわけですね。またブリッジより上に操舵所があり、氷の海で安全に航行できる工夫がされています。まあ、子供の頃の記憶では、この「ふじ」も何回かプロペラが折れて立ち往生しているはずですけどね。

 港らしいディスプレイや商業施設もあります。海遊館のある大阪の天保山地区に負けていません。
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海辺の生物観察会(その3)

2009年05月27日 | 極楽日記(日帰り)

 観察会の帰りに名古屋港水族館に立ち寄りました。

 鯨類の展示は充実しています。これはシャチとその骨格標本。

 イルカの舞う大水槽はなかなか幻想的な光景です。

 そう言えば極楽息子(大)が生まれた時、分娩室ではこんな感じでイルカが泳ぎ回るリラクセーションビデオが流されていました。確かに見ていると何だか落ち着く感じはします。

 海坊主みたいなベルーガの頭。

 人気の黒潮水槽です。上から投入される餌に反応して、イワシの大群が瞬時に渦を作って泳ぎます。パンフレットには「イワシトルネード」と書いてありました。

 もっと全景を出したいのですが、ブログに掲載できる写真の大きさに制約があるので、この程度で妥協します。数万匹のイワシの乱舞は迫力があるし、動きがおもしろいので、ぜひ水族館でご覧になって下さい。

 今回は磯の観察しか予定になかったので、外付けフラッシュを持っていませんでした。もう少し光量がないと1匹1匹の形態まではっきり写りません。

 タコ、イカの真面目な展示ですが、ディスプレイは縁日のタコ焼き屋みたいでくすぐりが効いています。
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海辺の生物観察会(その2)

2009年05月26日 | 極楽日記(日帰り)

 大きなナマコがいました。食用には赤ナマコが好まれますが、これも生物学的には同じ種類(真ナマコ)だそうです。漁業権のある地元の漁師なら持ち帰っても構わないのでしょうが、今回の観察会では採取した生物をすべて返すことになっていますので、しばらく水槽に入れて見た後でお帰り願いました。

 とぐろを巻いているオオヘビガイ。岩と一体化しているので動けません。

 ヒトデはたくさんいました。これはイトマキヒトデ。

 「モミジ」と呼ばれるトゲモミジガイです。フグと同じくテトロドトキシンを体内に持っており、食べると危険です。まあ、ヒトデを食べる人もいないでしょうが。

 この縞模様はヤツデヒトデだったかな。

 岩の下に隠れていたショウジンガニ。はさみが片方ありませんね。

 魚はハゼが多かったのですが、こんなギンポも住んでいました。釣りではテトラポッドの間などを狙うと大物が掛かることもあるらしいです。

 潮が満ちてきたので観察を打ち切り、お弁当を食べてから名古屋に帰りました。ちょっとだけ寄った魚ひろばです。地物のアジの干物を少し買いました。アサリもあればと思ったのですが、不漁なのかえらく高かったので諦めました。
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海辺の生物観察会(その1)

2009年05月25日 | 極楽日記(日帰り)

 24日は名古屋港水族館のお世話によるバスツアー、「海辺の生物観察会第2回 探検!潮だまりの世界~磯の生き物たち」に参加しました。場所は知多半島の豊浜海岸です。

 今回は特別に愛知県水産試験所の駐車場と洗面所をお借りしました。午前中は雨がぱらつくはっきりしない天気です。

 水族館の学芸員やボランティアの方が子供たちを指導してくれました。

 岩とテトラポッドがごろごろする磯はお世辞にも風光明媚と言えませんが、これはこれで数多くの生物を育んでおり、なかなか豊かな海です。「透明度が低い」というのは「栄養が豊か」ということでもあります。「白河の清きに魚住みかねて」と言うじゃありませんか。向こうに知多半島では有名な「まるは食堂旅館」が見えます。私は行ったことありませんが。

 観察を始めてまず目に付くのがこれ。海そうめんとか言われることもあるアメフラシの卵ですが、黄色いのでそうめんと言うよりラーメンに近いですね。

 これが親のアメフラシです。この海岸にはたくさんいました。

 もっと変わった生き物はいないかな。

 白砂青松の浜と違ってくすんだ色の藻類とごつごつしたフジツボが岩を被い、よく滑るので足元には気をつけないと危ないです。

 大きなミズクラゲ発見。

 海藻に小さなウニがしがみついていました。
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オークションの成果

2009年05月22日 | 極楽日記

 Yahoo!オークションで入手したハリー・ポッターのパジャマです。こうした店頭で探しにくい商品を簡単に検索できるのがネットショッピングやネットオークションの旨味ですね。
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お手伝いします

2009年05月21日 | 極楽日記

 いつも遊んでいる写真ばかりなので、たまにはお手伝いの写真も載せてみます。今から料理の練習しとくと後で便利だよ。
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シフォンケーキと2歳児

2009年05月20日 | 極楽日記

 ママの焼いてくれるシフォンケーキが大好きなので、切り分けるのが気になって仕方ないようです。

 自分の分をもらうと大喜び。でも最初に周りの人のをつまみ食いして、それから自分のを食べることにしています。
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初夏の花壇

2009年05月19日 | 極楽日記(園芸)

 前に住んでいた人が植えたマツバボタン。多年草なので毎年花を咲かせますが、年々雑草に押されて生育範囲が狭まっているのが問題です。

 これも昔からある多年草のギボウシ。元は中国や日本の野山に育つ草花で、冬になると地上部が枯れてなくなりますが、カタツムリみたいな丸い根っこが残っていて、春には急速に伸びて元の大きさになります。頑丈で移植も容易だし、あまり日が当たらなくてもいいので便利なのですが、なぜか日本では人気が出ません。極楽家でもフェンス工事の邪魔なのでかなり移植したり切ったりして日陰者の扱いを受けています。

 これが江戸時代にヨーロッパに紹介されると、Hosta(ホスタ)と呼ばれてイングリッシュガーデンなどに欠かせない脇役として重宝されるようになったらしいです。その後欧米で品種の管理や改良がなされたので、今では逆に欧米から園芸種を買うようになっています。

 これは後から植えたキンセンカ。調べてみるとヨーロッパでは一種の薬用ハーブらしいんですけど、今まで知りませんでした。また「貧乏人のサフラン」として花を料理にも使うそうです。確かに、サフランはとても高価なのでキンセンカで済むなら安上がりです。でも色だけついてもサフランの香りがないのはわびしいな。
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だるまさんとおこげ

2009年05月18日 | 極楽日記

 兄弟揃って頭が大きくて丸いので、シャツやセーターの着替えでは一苦労。特に極楽息子(小)はまだ体が小さいので、首の狭い衣類ではだるまさん状態になります。

 アピールではお兄ちゃんの食事も負けていません。圧力鍋を使って、昔みたいなおこげご飯を炊いたら、喜んでがつがつ食べています。「懐かしい」とか言ってたけど、8歳の子が懐かしいってことはないでしょう。これは40年以上前にばあちゃんが羽釜で炊いてくれたご飯を再現したんですから。
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俺がアラスター・ムーディーだ

2009年05月15日 | 極楽日記

 鬼太郎じゃなくて、「ハリー・ポッター」シリーズに出てくる魔法使い、アラスター・ムーディーらしいです。本と言えばほぼ絵本や漫画、図鑑しか見なかった極楽息子(大)はローリングさんの魔法に掛かったのか「ハリー・ポッター」に完全にのめり込んでしまい、「賢者の石」「秘密の部屋」「アズカバンの囚人」「炎のゴブレット」を夢中になって読破し、「不死鳥の騎士団」も下巻に入りました。

 親としてはとても嬉しいです。そりゃ、長い文章を読むのは子供のうちにぜひとも必要なことだし、「ハリー・ポッター」の方が「かいけつゾロリ」読んでるよりもお利口そうに見えるもん。電車の中で大人が「ハリー・ポッターと死の秘宝」を読んでも違和感はないですが、「かいけつゾロリ」だと相当な変わり者だと思われるでしょう?

 このアラスター・ムーディーは闇の魔法使いとの戦いで片目を失っており、「マッド・アイ」と呼ばれる魔法の義眼を装着しているという設定です。「隻眼のヒーロー」と言えば日本では鬼太郎の他に柳生十兵衛(本物は隻眼でなかったらしい)とか丹下左膳、独眼竜政宗などが思い浮かびますが、イギリスでも片目の海賊というステレオタイプがあるように、どすの利いた歴戦の勇士が連想されるようです。
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今年の誕生日

2009年05月14日 | 極楽日記

 何十回もやっていると1回ぐらいどうでもいいようなものですが、きちんと誕生日を祝ってもらいました。

 中年男性の誕生日なのにケーキがピンク色なのは母の日用のを買ったから。母の日のプレートも付いています。まあ、誰の誕生日だって華やかな方がいいです。

 子供はこういうのを見ると待ってられないですね。次は6月にこの子の3歳の誕生日を祝います。
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トヨタ博物館「クルマは時代を越える」その3

2009年05月13日 | 極楽日記(日帰り)

 日産R380(1966年)。寄せ集めで始まった日本グランプリは、第1回(1963年)のツーリングカー部門など市販車に近いクラウンやコロナが、ワークスレーサーならぬ腕自慢のドライブで競い合う牧歌的なレースでしたが、さすがに第3回になるとレースの体裁を整え、本格的な国産レーシングカーが現れました。このR380は第3回グランプリで優勝し、「販売のトヨタ」に対し「技術の日産」というイメージを強固なものにしました。

 コロナ対ブルーバードの販売合戦を繰り広げた大衆車、ブルーバード。これは2代目ですが、初代が日本グランプリに出ているようです。当時既に旧式だったVWビートルに敵わなかったそうなので、まだまだ性能はお粗末でした。

 戦後復興期の珍品、前輪駆動の3輪トラック。農機のように見えますがこの構造で田んぼや畑に入るのは無理です。エンジン重量が前輪に掛かりますし、駆動機構まで背負っていますから向きを変えるのは力仕事だったと思います。前輪の右側に出ているシリンダーみたいなのが実はラジエーター。複雑な水回路を作ることができず、リービッヒ冷却器みたいな簡単な構造をいくつかまとめたのでしょう。

 懐かしのオート3輪。空冷Vツイン、サドルみたいな運転席、バイクと同じハンドルで、これに跨れば気分はハーレー、だったのかも。そう言えば今年の道交法改正でマニアの乗っていたトライクが二輪免許とはっきり規定されることになりそうなので、バイクの売上不振に悩む大手メーカーも参入してくるかもしれませんね。

 子供乗せの付いた自転車。時代がわかります。かなり強度不足に見えますが大丈夫だったんでしょうか?

 子供用のイベント会場ではペーパークラフトを作りました。

 風船にお絵かきもします。
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動物園2回分

2009年05月12日 | 極楽日記(日帰り)

 連休の後半は雨でしたね。5月4日に極楽息子(小)を東山動物園に連れて行きましたが、足元が悪くて疲れました。かなり降った後なので、明るくなってきたのを見てそろそろ止むと読んだのですが、当てが外れました。

 こども動物園ではモルモットを触らせてくれます。この日は息子があまり動物を見てくれず、水溜りで遊んでいるだけだったので、あまり行った甲斐がありませんでした。

 4日は不完全燃焼だったので、5月10日に時間を作って再訪です。さっそく象がハーモニカを演奏しています。

 次はハンドベルを鼻で演奏。器用なものです。

 飼育係の投げたバトンを受け取っています。この他にもサッカーしたり、寝転んだりと子供たちを楽しませてくれました。

 カンガルーの檻にはすぐ近くまで寄れるようになっています。

 正味30分しかありませんでしたが、雨の日よりはずっと楽しめたようです。どこかの労働組合が団体で家族旅行に来ていて、こんなマスコットも出ていました。日ざしが強かったので、こんな着ぐるみを見ているだけで汗が出てきます。
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日本共産党は著作権において消費者と対立する

2009年05月11日 | たまには意見表明
 家電大手のパナソニックと東芝が、新型DVDレコーダーにおいて著作権団体への補償金上納を拒否したとして話題になっています。文化庁の指導に表立って反対して見せたからですね。

 補償金は(決定的な技術的制約なしに)コピーができたアナログ放送を視聴者がコピーすることで発生する著作権者の損失を視聴者が補償するものです。視聴者が個別に著作権者に支払うのは煩雑なので、機器メーカーが代行して製品価格に上乗せしていたもので、著作権管理機能のあるデジタル放送しか受信できない製品なら、支払う筋合いはありません。視聴者としては、メーカーの言い分がごく当然だと思います。

 話を混乱させたのは文化庁です。アナログであれデジタルであれ、DVDレコーダーなら補償金を支払う義務がある、と辻褄の合わないことを言い出したからです。補償金の受益者である著作権団体が、いわば法廷戦術の一環として過剰な要求を出すのには慣れてしまいましたが、監督官庁までが「損失」とか「受益」をいい加減に解釈していいはずがありません。企業が監督官庁の指導を無視することは一般に歓迎されないでしょうが、掲示板やブログなどを見る限り今度ばかりはパナソニックと東芝に支持が集まっています。

 両社が著作権団体に通告したのは先月らしいので、しばらく話題になっていなかったのですが、5月8日の衆議院文部科学省委員会において日本共産党の副委員長、石井郁子議員が質問し、それに文化庁が答弁したことから広く知られるようになったものです。共産党はこれを「業績」として宣伝したいように見えますが、意図に反してこれは同党の失点になると予想されます。一般視聴者の意見を無視し、著作物の流通を通した経済活動を麻痺させる「関所ビジネス」を維持する文化庁の「業者行政」にまともに加担した質問であるからです。文化庁の役人は共産党に足を向けて寝られませんね。

 石井郁子議員は教育畑の出身であり、それも現場を知る教員ではなく、教育史の研究者であったようです。比例代表区で当選するまでは大阪教育大学の職員だったので、ずっと上級の公務員として生活してきたわけですね。こんなノーメンクラツーラみたいな人が、庶民や企業がどのように苦労して収入を得ているのか、考えたことがなくても無理はありません。5月8日の質問を見ても、この人の頭の中には「大儲けしている大企業とその犠牲になる芸術家」という構図しかないようです。庶民に喜ばれる製品を少しでも安く提供することで成り立っているメーカーと、既得権を振りかざして「関所ビジネス」を拡大させ経済を閉塞に追いやっている著作権団体のどちらが国民の幸福に役立っているのでしょう?

 2008年度の東芝は売上高こそ6兆6,545億円と大きいものの、前年比13%もの減少。3436億円の巨額損失を計上しました。生活者としてのまともな実感があれば、世界同時不況が進行する中、同社が市況の悪化のみならず文化庁の業者行政や近視眼的な規制にも妨げられて売り上げの回復がならず、閉塞した状況の中で喘いでいるのが容易に推察できるでしょうに。同期に著作権団体の代表格であるJASRACが得た著作権使用料は過去最大の1156億円。企業である東芝と社団法人であるJASRACの規模を比較することは難しいですが、雇用している人数が何桁も違うことぐらいはわかるでしょう。東芝のような大企業が収益を上げられなくなれば、取引先も含めて何十万という雇用が失われるのです。

 これでも「大儲けしている大企業とその犠牲になる芸術家」ですか?そもそも石井議員が恩恵を与えようとしている著作権団体の主体は著作物を流通させる企業であり、著作者とは区別されるべきです。著作権団体が潤っても著作者には正当な還元がなされにくいことは、テレビ局の下請でも調べてみればすぐにわかることです。

 石井議員が著作権法を専門に研究した形跡はもちろんありません。それどころか著作権の延長に加担した過去があるようです。著作権の極端な延長が創作意欲を刺激することはほとんどなく、アメリカでの著作権延長も失敗だったというポール・ヒールド(ジョージア大学)教授の実証があり、日本においても著作権延長にはマイナス面の方が大きいと予想されるのです。このような実証研究にきちんと反論できない限り、感情論で著作権を弄ぶべきではありません。

 石井議員が業績としているこれまでの著作権に関する活動は、少なくとも建前として日本共産党が守るべき大衆の利益を損なってきた可能性が高いのです。共産党の議員が特定の企業集団のロビーストを勤めているとは考えにくいので、一応は善意から出た行動なのでしょうね。しかしこれ以上素人考えで文化庁の片棒を担ぎ、消費者の利益を毀損することは許されません。

 異論が認められない共産党の性格を考慮し、また党副委員長という立場も考えると、今のところは石井議員の見解が共産党の公式見解であると解釈せざるを得ませんね。「日本共産党は著作権において専門家の実証研究を無視し、経済にも法律にも無知な副委員長の活動により消費者と対立する」と結論します。「蟹工船」がよく売れたなどと喜んでいる日本共産党のお偉方は、今度のパナソニックと東芝の意思表明について「造反有理」というキャッチフレーズを思い出してみたらどうでしょうか。
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