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第104回の総会は名古屋です。
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名古屋で大きな学会の会場と言えばここ。本当に大きなコンベンションには手狭で使いにくいし、周辺にホテルなどの施設がないため施設連携が組みにくいという難点があり、もう少し何とかならないかなあとは思います。
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白鳥って周りに本当に何にもないですからね。全国から参加して頂いた方が寂しい思いをするのは、名古屋の町興しとしてはマイナスじゃないでしょうか。
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向かいの中央卸売り市場は広くて立派です。しかし卸売り市場と学界場の組み合わせは使えないですね。水産学会などでは喜ばれるのかも。
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そんな不満を打ち消すほど見事なヒトツバタゴの並木。
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満開の白い花が雪のようです。街路樹として人気があるのでしょう。最近は増えてきた気がします。日本では自生地が遠く離れた木曽川流域と対馬だけという変わった分布をします。まあ原産は中国なんでしょう。雄花と雌花があるということですが素人が見てもわかりません。
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メイン会場のセンチュリーホールです。感染症関連の腫瘍、つまり感染が原因になって発生すると見られている腫瘍の研究が世界中で進められており、その成果の一部を講演して頂きました。後半は酸化ストレスによる発病機構、と言うとわかりにくいですが、例えば鉄の過剰により発生すると推測されている癌があり、機序の解明により予防や治療への道が開けてきました。簡単には、定期的に献血することで過剰な鉄を減らせるため、ある種の癌の予防効果が期待できるということです。このような専門家向けの講演ばかりでなく、毎回一般向けの市民公開講座やオーケストラ演奏などもありますので、時間のある方は覗いてみて下さい。ちなみに来年の総会は仙台です。
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講演に参加するとこんな証明書をもらえます。これは病理専門医を対象としたもので、専門医の資格を保持するためには持続して最新の知識を取り入れていないといけません。
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周りに食事の施設が少ない地区なので、お昼は協賛企業提供のランチョンセミナー頼りになります。いくつか演題を選べるのですが、これは中外製薬提供の肺癌化学療法の話。
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お昼の時間も惜しいので、弁当食べながら勉強と言えば聞こえがいいですかね?名古屋らしい弁当ということで天むすになったみたいです。癌の化学療法は、癌細胞のタイプ別の性質が地道に調べられてきたお陰で、初期のような大雑把な駆除的療法ではなく、本当に腫瘍細胞(実際は細胞の中の分子)だけを標的とした精度の高い療法に進化しつつあります。今回テーマになった第二世代のALK標的治療薬についても、有効性と安全性の改善は著明であり、ついに化学療法だけで癌を根絶できる時代の入り口がやって来たのかなと思わせてくれます。今のところは限られたタイプの癌にしか効かないのですが、それでもこういう話題だと弁当もおいしく頂けますね。中外製薬さん、ご馳走様でした。