いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

夏の庭

2006年06月30日 | 極楽日記
 蒸し暑い日が続いて、大人はばてている極楽家ですが、子供と草花は元気一杯。

 夏の花の代表、ヒマワリはぐんぐん成長しています。花の大きい品種ということでロシア原産の種ですが、暑さにも強いみたいです。ロシアのヒマワリ、と言えば1970年の映画「ひまわり」の広大なヒマワリ畑が印象的でした。中年以上の人でないとテレビでも見ていないでしょうけど。

 極楽息子(大)の希望で植えたスープセロリも無事に定着しました。たまに近所の犬猫が侵入して荒らすようなので、近くに犬猫が嫌うトウガラシでも植えてやろうかと思っています。

 今のところは、やはり臭いのある木酢液を薄めて撒いていますが、効果はあるでしょうか。焦げ臭い臭いがするので動物が敬遠すると聞いたのですが、人間の生活に近い犬猫はどうでしょうかね。猫は焼き魚が好きだと思いますけど。

 オレガノも植えました。欲張って株分けしてから植えたので、ちゃんと根付くかどうか心配でしたが、無事に生育しています。
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今度は11月

2006年06月29日 | 極楽日記
 極楽息子(大)が大喜びしたジャガイモの成果に味を占めて、今度は隣にサツマイモ(ベニアズマ)を植えてみました。植え付けてから2日ほどは萎れていましたが、その後数日続いた雨ですっかり元気になりました。順調なら11月に収穫できる予定です。
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5年前は赤ちゃん

2006年06月28日 | 極楽日記
 5年5ヶ月離れて生まれた2人です。生まれた時の身長と体重はほぼ同じ。毎日見ているとなかなか成長を実感できませんが、こうして並べてみると5年の違いは大きいです。

 ママと赤ちゃんはあと数日で退院できるはずなので、お兄ちゃんも楽しみにしているようです。「赤ちゃんがころんだら助けてあげる」とか言ってますが、生まれたばかりだからまだ歩かないってば。
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ジャガイモを掘ったぞ

2006年06月27日 | 極楽日記
 梅雨の合間に1日晴れて、次の日は朝から曇りながら、今にも降ってきそう。そこで極楽息子(大)と一緒に庭のジャガイモを掘ってしまうことにしました。雑然と植えてあるせいか、株によって成熟度がまちまちで、黄色くなっているのもあれば花が咲いているのもあります。面倒なので掘れる時に掘ってしまいましょう。

 完熟まで至らない新ジャガが多いことと、1日晴れたものの土が湿っているため皮が破れやすいので、スコップは使わず軍手をした手で丁寧に掘っていきます。

 やっぱり小さいのが多いんですが、鶏卵大のでも見つかれば、それこそ息子が大喜びして掘り上げます。全部で66個。植え付けた種芋に比べて少し増えた程度なので、農業としては割が悪いでしょうが、収穫の喜びは格別です。

 大喜びの息子を見ると、またすぐにでも植えたくなりますけど、残念ながらジャガイモは連作できません。またどこか場所が空いたら作ろうね。
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出してもらいました

2006年06月26日 | 極楽日記
 慌ただしく生まれてきた極楽息子(小)は経過良好で、保育器から出してもらいました。おしゃぶりが良く似合います。そう言えば、極楽息子(大)はなぜかおしゃぶりが似合わない赤ちゃんでした。異物感が強かったのか、銜えさせてもすぐ吐き出していましたっけ。

 もうお兄ちゃんが触っても平気です。一応、手の消毒だけはさせました。5年前の写真と比べるとそっくり。やっぱり兄弟です。5年ぶりに赤ちゃんを抱いてみると、両手の手のひらの上にすっぽり。こんなに小さいものだったかなあ、と実感します。両手で抱える3,600gはとても軽いんですが、でも温かくてしっとりした手応えがあります。

 お腹が空いて泣いた後は全身が紅潮して真っ赤。まさに赤ちゃんです。お兄ちゃんに比べると身長で1cm、体重で100gほど小さいせいなのか、ママによれば「今度の子の方が泣き声が可愛らしい気がする」とのことです。
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家族が増えました

2006年06月23日 | 極楽日記
 6月22日、ついに誕生した極楽息子(小)の雄姿です。体重3,600gと大きく、想定外の帝王切開で生まれて来ましたが、保育器の中で元気に動いています。成長しすぎてママのお腹が狭かったのか、少しばかり苦しそうだったので早目に出してもらいました。

 生まれてからは呼吸も脈拍も安定したようです。一生に一度の大イベントから3時間ばかり後ですが、何事もなかったような顔で、見たところ大きな問題はなさそうです。

 極楽息子(大)の時は吸引分娩で顔が腫れ上がっていたので、なかなか目が開きませんでしたが、今度は腫れも傷もなくてけろりとしています。うっすら目を開けているものの、何も見えてないでしょうね。

 前と違って分娩に立ち会えなかったので、パパとしてはちょっとはぐらかされた感じはしますが、追い追い実感も湧いてくることでしょう。いい子が我が家に生まれて来てくれたので満足です。パパとママの子供で良かったと思ってもらえるように頑張ります。
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食育の素

2006年06月21日 | 極楽日記
 野菜を親の敵(古い言い方ですね)みたいに嫌っていた極楽息子ですが、庭中にプランターを置いてみると、結構喜んで成長を見ています。やっぱり農耕民族の血が流れているんでしょうか。

 一番手はバジルですね。種を植えたらいっぱい発芽して密植状態になりましたので、間引きを兼ねて少しずつ抜いて食べています。まだ料理に使うほど大きくないので、引き抜いてそのまま口の中へ。小さくてもやっぱりバジルです。いい香り。

 これをやっていると、息子が真似するのに驚きました。パパと同じように「うーん、いい香り」とか言って食べちゃいました。よく言われていますが、自分で栽培させると、食べるようになるもんですねえ。野菜嫌いのはずが、香りの強いバジルを食べるようになるとは。

 こっちはカモミール。バジルと違って発芽率が低いし、成長もゆっくりです。花が咲いたらママの紅茶に入る予定です。

 ミニトマトもたくさん芽が出てきました。これだけ発芽するなら、苗を2,3本買って植えた方が早かったですね。このプランターで栽培できるのは1本か2本でしょうから。もったいないので間引いた苗をいくつか地面にも植えてみました。トマトの苗は根が浅いので、抜くのも植えるのも簡単です。

 ケチャップ好きなのにトマトを食べたことのない息子は、ミニトマトの成長を喜んで、「ヨーグルトに入れて食べる」とか言ってますが、どうなりますやら。

 次回の息子のご指名は、何と固くて香りの強いセロリ。「ボウケンジャー」の新キャラクター、謎の男高丘映士(後でボウケンシルバーに変身するらしい)がセロリを丸齧りしながら登場したので、セロリを食べると大きくなると思っているのかも。子供に野菜を食べさせることを狙ったキャラクターとしてはポパイが有名ですが、さすがに子供がセロリをがりがり食べるとは思えませんので、単なる演出のようです。実際には役者の出合正幸さんはセロリが嫌いで、まず食べないとか書いてありました。

 セロリは栽培期間が長く、大きくてきれいなものが取りにくいため家庭菜園では上級者用です。今回は小さくて簡単なスープセロリから始めることにしました。どうせ息子は食べないだろうけど、作って損になるわけじゃありませんし。

 息子の食育という大義名分で始めた野菜作りも、やってみると面白いものです。庭で経験を重ねて、仕事をリタイアしたら田舎で農家になるのも悪くないかも知れません。
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野菜もカレーなら

2006年06月20日 | 極楽日記

 野菜嫌いの極楽息子ですが、野菜カレーなら何とか食べてくれます。最後に出るアイスクリームが目当てなのかも。


 極楽家ではデジカメとしてハンディカムのデジカメ機能を流用していますが、これはこれで有利な点があります。多くのコンパクトデジカメと違ってボディが大きくホールドしやすいこと、そしてCCDの画素数を欲張っておらず、レンズも明るいので、おまけのデジカメである割には暗いシーンに強いということです。画像処理などが古いためノイズが多く、発色も良くありませんが、雰囲気は捉えています。


 でもやっぱりチキンの方が好き。

 こっちの写真はフラッシュ使いました。発色はいいですが、どうしても内蔵フラッシュでは平板な写真になります。
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またq.e.d.です

2006年06月19日 | 極楽日記(お店紹介)

 q.e.d. CAFEのお惣菜メニュー。ランチセットは黒板のリストから3品選びます。サーモンといんげんのあっさりキャベツロール、野菜たっぷり酢鶏、エビと水菜と大根のしゃきしゃき明太(めんたい)サラダを取ってみました。ご飯は日曜日限定の十穀米です。

 体が喜ぶ手作りランチで思わず笑顔に…のはずなんですが、なかなかストーリー通りの写真になりません。妊娠37週を迎えた極楽妻は、お腹の張りと極楽息子(大)の寝相の悪さから不眠に悩まされており、1日中眠そうにしています。大の字で体を伸ばして寝られればすぐに解消するんでしょうけど。
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ジャガイモの研究

2006年06月16日 | 極楽日記
 庭に植えてあるジャガイモです。元は3月にホームセンターで買った「メークイン1kg 298円」。他の品種もたくさんあったのですが、極楽家で需要の多いカレーに使うことを考えてこれを選んだような記憶があります。

 そう言えばジャガイモの品種ってどう違うんだろう、と検索してみたら、「ジャガイモ博物館」なるサイトがありました。これは凄い。あまりの情報量に圧倒されます。

 なるほど、メークインはデンプンが少なめで、糖分がやや多く、粘っこいんですね。粘性があるから煮崩れしにくくて、カレーやシチューに向いているというわけです。デンプンが少ないので、粉ふきにするのは難しく、また糖度が高いとフライの色が濃くなりやすいので向いてないらしいです。小学校の理科でジャガイモのデンプンをヨード反応で染めた記憶もありますし、ジャガイモってどれもデンプンの塊かと思ってましたよ。現実には同じ重量でご飯の半分しかカロリーがないらしいです。

 品種によって適する料理が違うなら、ジャガイモの味わい方も料理によって違うということになります。カレーや肉じゃがのジャガイモは粘っこいもっちり感を楽しむのが正しく、「今日のジャガイモはほくほくしてない」と文句を付けるのは筋違いなんです。ほくほくした、デンプン質のおいしさを味わいたければ、デンプンの多い男爵をコロッケにして食べるのが正解です。これは勉強になりました。

 極楽家のイモは基本的に植えっ放しなので、雑然としています。本を見たら「芽かきをした方がいい」と書いてありましたが、「ジャガイモ博物館」の資料には「北海道では芽かきをしない」とあります。伸ばし放題にしておいて今更芽かきもないのですが、必ずしもやらなくていいみたいです。土寄せだけは何とか済ませました。

 写真でわかるように、葉が黄色くなってきて収穫時期が近いのかと思わせます。この1週間ほどは雨が続くでしょうから、その後に晴天が続いてくれれば、絶好の収穫日和になるでしょう。資料を見ても、葉が黄色くなり始めてから3週間で完熟する、とあります。おいしいカレーが作れるほど取れるといいな。
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農耕民族のミーム

2006年06月15日 | 極楽日記

 極楽息子の希望に応じて、花壇の一角に植えてみたトウモロコシです。本当に「ゆめのコーン」が採れますかどうか。2週間前は上の写真のような小さな芽だったので、成長は良好です。

 ただ、同じ頃植えた小松菜を見ると、害虫は収穫が近くなった頃に現れるので、楽観は禁物です。小松菜の場合、「小さいけどそろそろ食べられるかな」と思った矢先に定番のカブラハバチとコナガの幼虫が大発生して、見る影もないほど穴だらけにされました。写真ではまだ何とかなりそうですが、この次の日には収穫する気がなくなるほど食害を受け、替わりに丸々と太ったコナガの幼虫がたくさん見られました。

 まあ、人間にとって食べ頃は、虫にとっても食べ頃なのでしょう。ネットで保護しておくべきでした。この辺が経験の必要なところです。残念ですが小松菜はすべて抜いて処分することにします。

 極楽親父の気晴らしと息子の「食育」を兼ねて家庭菜園の真似事をやっているわけですが、元々農業は「手を掛ければ掛けるほど成果が出る」ものであって、知識と労働の集約です。本来は日本人の性質によく合っているのですね。これと反対なのが、漁師とか猟師でしょう。日本の中世に田植えをさぼっているような百姓は村八分になったと思いますが、同じ時代のヨーロッパで、ウィリアム・テルのような村一番のハンターなら、獲物さえ仕留めてくれれば後は寝て暮らしても文句を言われないでしょう。こつこつと残業に励む日本のエンジニアと、高給とバカンスを享受する欧米のエグゼクティブの違いは、そもそも文化的な土壌の違いを反映しているのかも知れません。

 昨今の日本では経済界のハンターたちが「勝ち組」としてもてはやされていますが、あんな生き方はどうも合わないな、と思われる方も多いでしょう。それが日本人に刷り込まれたミームなのかも知れません。そう思われたら、ぜひ野菜を作ってみましょう。素人の極楽親父が言うのも何ですが、土いじりをしていると、少しは本来の場所にいるような感じがして落ち着きます。
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ママはお留守番

2006年06月14日 | 極楽日記
 週末にお爺ちゃんの家に遊びに行きましたが、ママはお腹が張って調子が悪いので留守番でした。臨月になってあまり食べられないせいか、検診でも胎児の大きさがあまり変わっていません。推定体重は先週が3,000gで、今週は2,800gでした。測定誤差は付き物なので、本当に小さくなったわけではないと思いますが。

 極楽息子(大)はママの大きな大きなお腹を見ても、負担の大きさが実感できないため、いつもと同じように面倒をかけています。気候が暑くなってきたこともあり、ママは少し動いても息切れするようですが、赤ちゃん連れで行ける海外旅行の広告などを真剣に見ているので、気持ちはもう出産後に向いているようです。
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パパの絵再び

2006年06月13日 | 極楽日記
 タカシマヤに展示されたパパの絵です。本当は一家で見に行きたいのですが、ママが大きなお腹を抱えて長く動けないので難しいです。極楽から名古屋駅はかなり時間が掛かりますから。

 展示場がおもちゃ売り場だというのも家計には危険です。まあデパートの方はそれが目当てなのでしょうが。実は今のところ、おもちゃよりもバンダイとアース製薬から限定発売の「おそとでノーマット 仮面ライダーカブト」が実用性もあるし極楽息子も喜ぶだろうと考えて狙っているのですが、まだ売っているのを見たことがありません。

 極楽に引っ越してからよく蚊に刺されるようになりました。息子も庭で遊ぶことが多くなったので虫除け製品は夏の必需品です。デザインが今ひとつ洗練されていませんが、機能性重視ならこれでも仕方ないでしょう。人間を襲う「ワーム」と戦うのが仮面ライダーカブトの使命ですから、まさに打って付けの製品です。

 今年の仮面ライダーは乱造状態で、カブト、ザビー、ドレイク、これに出たばかりのサソードと、出番を待っているガタックで少なくとも5人。それからカブトのハイパーフォーム版もあるそうで。いちいち買っていたら家がライダーのおもちゃで埋まってしまいますので、しばらくは虫除けベルトで我慢して欲しいものです。
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カミキリムシ

2006年06月12日 | 極楽日記
 庭のツタに繁殖しているカミキリムシです。極楽息子が欲しがるので、駆除を兼ねて3匹捕獲しました。

 森林が多く、樹種が多様な日本はカミキリムシの大産地なのだそうで、「カミキリ情報館」なるサイトを拝見すると、900種以上が発見されているらしいです。美しいカミキリムシの写真がたくさん載っているのですが、極楽家のは地味ですね。見つけた時はカマドウマかと思ったぐらいです。

 葉っぱを食べているカミキリムシは簡単に捕獲できそうに見えますが、人間の接近に気付くとぽとんと落ちます。下が芝生やコンクリートなら簡単に見つかりますが、落ち葉の積もった土の上だと上手に隠れてしまいます。天敵である鳥に襲われた時には最も有効な逃げ方でしょう。極楽家の辺りは百舌(モズ)の縄張りになっているので、昼間にうろうろしている昆虫はすぐに餌食になってしまいます。
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待ってました

2006年06月09日 | 極楽日記
 q.e.d. CAFEのアメリカンチェリーといちじくのタルト。野菜たっぷりのランチを嫌そうに食べていた極楽息子が踊り上がっています。

 弟ができるのを楽しみにはしていますが、もうすぐ出産でママが入院になることを話すと、べそをかいていたそうです。子供は基本的にプラス思考なので、弟ができると「弟の分もおもちゃを買ってもらえる」という思惑があって、おもちゃ売り場での品定めにも力が入っています。そんなに都合よくいくものかな?

 今回は時計の読み方のドリルが終わったので、ボウケンジャーの「ラジアルハンマー&ブロウナックル」のセットをせしめました。おもちゃのために勉強するんじゃないというママの意見もありましたが、私はとりあえず頑張った分を認めてあげようと思いました。

 偉い人は別にして、「将来のため」とか「教養のため」などという動機だけでは頑張れないものだと思います。「月と六ペンス」などの小説で有名なサマーセット・モームは、「読書案内」などの啓蒙書も書いていますが、昔読んだその脚注に同時代の文学者との論争について触れてあり、モームが「よほど物好きならともかく、金以外の目的で傑作が書かれることなどない」と意見した旨が書いてありました。

 それによると、サミュエル・ジョンソンが「ラセラス」を書いたのは母親の葬儀費用が必要だったのが直接の動機だったそうです。まあ、モームはかなりの毒舌家で、これに反するようなこともいっぱい言っているようですが。

 ともかく、極楽親父のような凡人にとっては、「明日の百より今日の五十」という感覚がありまして、息子の喜ぶ顔が見たいという単純な思いに負けてしまったわけです。
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