肩と首です。しばらく歩くと首をこっくりと動かします。
首と胸を組み立てました。胸の板ばねで首を引っ張り、動きを調節します。
ぜんまいを巻いても勝手に解けないようにワンウェイクラッチを装備します。
動力源になるぜんまいは大きくて立派。昔は良質の鋼材などなかったので、鯨のひげでぜんまいを作っていたとか。
さっき組み立てた胸の下にぜんまいを結合。ぜんまいは重いので低い位置に置くことで安定します。
少し細かいですが、お茶を盆に乗せることで連接棒(写真では左側に見える金属性の縦の棒)が動いてストッパーが外れ、ぜんまいが動輪を駆動します。ぜんまいと動輪の間にクロックを調節するテンプが入っています。ぜんまいの力はカムシャフトを介して首と足を動かすのにも使われます。
これが前面。操舵用の前輪が見えます。
頭とお盆を取り付けて完成。細かい調節はまだですが、基本的な動きに問題はなく、キットの完成度が非常に高いことが証明されました。作る前はかなり難度が高いと予想したのですが、ちょっと拍子抜けしたぐらいです。工作にあまり慣れていない人でも説明書通りで完成できるはずですから、迷っている方はぜひ作ってみて下さい。
附属の着物と茶碗で、いかにも雰囲気が出てきました。ただし着物が邪魔になって、スイッチである腕の動きが少し悪くなってしまいました。
今度は大物、「大江戸からくり人形」の製作に入ります。
さすがに箱を開けると部品がぎっしり。
江戸時代の設計書をかなり忠実に再現したらしいですが、部品は現代のハイテクを採用しています。木材は合成樹脂、板ばねも樹脂に置き換わっています。合成樹脂の材質が木材に似せてあるのは芸が細かいですね。家具などに使うものを利用したのでしょうか。
特筆すべきは樹脂部品の精度の高さです。木材を樹脂に替えるだけでばらつきは少なくなるはずですが、その上この部品は仕上げが非常にきれいで、製造時のバリもあまり見当たりません。子供用のプラモデルレベルではなく、メーカー製の電化製品や乗用車の内装に近い高い品質です。寸法も非常に正確で、何も工夫せずにぱちん、ぱちんと部品を組みつけていくことができます。説明書が懇切丁寧なのと相まって、部品が多い割に製作は容易です。
方向を変えるための車輪です。丁寧にパフ掛けしてありますが、精度に関係のないバリがあるのはご愛嬌。
車輪を組み付ける底板です。リンク機構を使って自動的に方向を変えます。
カムシャフトですね。水車の回転運動を往復運動に変換する際のキーパーツなので、江戸時代から実績はあったはず。
底板にカムシャフトを取り付けました。足を交互に動かすのに使われます。
一方これは側板。
動力の一部をテンプに分割します。テンプは要するに振り子を小型化したもの。錘を使ってアンバランスな運動をさせることで、動力軸の回転速度を調整できます。デジタル回路のクロックみたいなものですね。これを利用したのが機械式の腕時計。テンプを使うことで、大型の振り子時計を携帯できるように圧縮することができた功績は大きなものです。
「科学の子」養成講座、次なる目標は学研のキット、「人工筋肉プテラノドン」です。チタニウムとニッケルの合金で形状記憶作用のあるワイヤーを動力源にして、プテラノドンを羽ばたかせる実験おもちゃで、数年前に販売されていたものです。
駆動部分はとても簡単。銀色のワイヤー状に見えるのが最も重要な形状記憶合金で、残りは電池ボックスとスイッチです。電流を流すことで温度がわずかに上がり、ワイヤーが縮むことを利用しています。
今回は簡単なので極楽息子(大)に任せました。自力で完成できて得意そうです。
ほんのわずかの伸び縮みを動力源にしているので、てこを使って動きを増幅しているようです。そのため動かせるのは軽い紙の羽根だけ。
タイミングよくスイッチを入れたり切ったりすると、本当に羽ばたいているように見えます。
今日は手伝いなしで人工筋肉の実験に成功しました。これがエンジニアへの第一歩かも。
オリーブが重そうに実をつけています。台風で何個か落ちましたが、このままなら収穫できそうです。初めてなのでいつごろ取って、どう処理したらいいのかわかりませんが、今はネットで何でも教えてくれますので、何事も経験と思ってやってみます。
アゲハに食われてすっかり寂しいスダチ。来年はネット掛けないと。
スダチと同郷のヤマモモはすくすく上に伸びています。細いので突風などで折れないか心配もありますが。
プランターのサラダほうれん草。あくが少なくてサラダで食べられる品種とのことですが、極楽息子(大)は苦味を嫌って食べてくれませんでした。大人専用にします。
極楽家の冬の常備菜、サンチュの種を蒔きました。寒冷紗で被ってやれば真冬でも元気なので重宝します。
東山公園の遊園地に極楽息子(大)を連れて行きました。まずは白馬の騎士になって出陣です。
次はモノレールに乗ります。
この機関車は1830年にイギリスで初の営業運転をした旅客機関車、ロケット号のコピーです。本物はロンドンの科学博物館に展示中。ポンドもこの数年でかなり安くなってきたので、いずれは息子たちに本物を見せてやれるでしょうか。
抜けるような青空です。観覧車からの眺めもいいでしょうね。
最後はティーカップ。夕方なので陰のある男になりました。
帰りに「世界のメダカ館」に寄ろうとしたら改装中でした。息子は腐っていましたが、自然動物館に行くとヘビと触れ合えるイベントを開催しており、アカダイショウを首に巻いてもらって満足したようです。
こども能力開発教室トム・ソーヤの野外交流会に行きました。場所は教室のすぐ近くにある牧野ヶ池緑地です。まずはウォークラリーから。
こうしてチェックポイントでスタンプをもらいます。
ちょっと距離が長いけど元気一杯。
あまり張り切って走ったので、チェックポイントが準備できる前に着いてしまいました。
せんせいまだかな。
頑張ったのでお昼前にお腹が空いてきました。天気も悪くなってきたので早目に食べることにします。
パン食い競争でメダルをもらいましたよ。
ポリッジ、とは本来オートミールのお粥なんでしょうが、ある物で作ればいいじゃないか、と挑戦してみました。冷ご飯と肉料理の残りを有効活用します。肉は子供が食べやすいように刻んでしまいます。
コンロの鍋に水2カップを入れてスープの素を溶かし、ミルク1カップを加えます。刻んだ肉と付け合せの野菜を放り込み、息子が食べ残したパンの耳もちぎって加えます。
冷ご飯が2合ほど残っていたのでぶち込んでほぐし、少し煮込んだら塩コショウととバターで風味を付けて出来上がり。親父の思い付き料理ですから不調法ですが、一応きちんとした料理の本を参考にはしています。
なかなか受けは良かったです。息子たちはミルクが好きですし、いつもスープにクルトンをたくさん入れてポリッジみたいにして食べているので、これは当たると思いました。白いご飯のままだとあまり食べてくれないことがあるので、この手はまた使えそうです。
「電磁石エンジン」と「鉱石ラジオ」に続く「科学の子養成プロジェクト」第3弾は「手回し鳥オルガン」です。
部品はたったこれだけ。ハンドルを回すと、音を出すリードパイプに空気を送るポンプが作動し、同時にパンチカードを動かす紙送り機構が働きます。
ギア機構を組み立てます。潤滑油を準備するように書いてありましたので、手近にあった顕微鏡用のシリコンオイルを拝借。
軸受にはすべて潤滑油を塗るように指示がありました。
ハンドル部分です。「手回しオルガン」と言われると私はシューベルトの歌曲「辻音楽師」を連想しますが、この安手のプラスチックのボディはそんなドイツの冬の陰鬱や寂寥感とは無縁です。
これがオルガンの送風機となるシリンダーです。
プラシリンダーとプラピストンの組み合わせなので精度が今ひとつで、角度によっては隙間がはっきり見えるのが不安です。ここにも潤滑油をたっぷり、と書いてありました。この隙間と摩擦まみれのピストンで十分な給気量が確保できるのかな?
パイプの仮組みは眠そうな極楽息子(小)に委託しました。
パイプに挿入するウレタン栓を調節することでパイプの長さを変えて音程を合わせる仕組みなので、チューニングはかなり面倒です。ストローで息を吹き込んで音の高さを確認するように書いてありましたが、写真のようなブロワーを使った方がずっと給気量が安定しており簡単です。
ただしそれでも鳥の声には程遠い、蚊の鳴くような音しか出ませんので、更に給気量の乏しい手回しポンプで出る音は悲観的です。このキットの弱点は音を出すリードパイプの性能の低さでしょう。設計の段階では何とか音が出たのかも知れませんが、こんなプラスチックのリードで安定して音が出るものを量産できる、と目論んだところが大きな誤算であるように思います。
形は何とか完成しましたが、パンチカードをどう入れてみても音になりません。給気部分は改善する余地もありますが、リードパイプを何とかするのは難しそうですね。ハーモニカみたいな金属リードなら手の出しようもあるのですが。
部品はたったこれだけ。ハンドルを回すと、音を出すリードパイプに空気を送るポンプが作動し、同時にパンチカードを動かす紙送り機構が働きます。
ギア機構を組み立てます。潤滑油を準備するように書いてありましたので、手近にあった顕微鏡用のシリコンオイルを拝借。
軸受にはすべて潤滑油を塗るように指示がありました。
ハンドル部分です。「手回しオルガン」と言われると私はシューベルトの歌曲「辻音楽師」を連想しますが、この安手のプラスチックのボディはそんなドイツの冬の陰鬱や寂寥感とは無縁です。
これがオルガンの送風機となるシリンダーです。
プラシリンダーとプラピストンの組み合わせなので精度が今ひとつで、角度によっては隙間がはっきり見えるのが不安です。ここにも潤滑油をたっぷり、と書いてありました。この隙間と摩擦まみれのピストンで十分な給気量が確保できるのかな?
パイプの仮組みは眠そうな極楽息子(小)に委託しました。
パイプに挿入するウレタン栓を調節することでパイプの長さを変えて音程を合わせる仕組みなので、チューニングはかなり面倒です。ストローで息を吹き込んで音の高さを確認するように書いてありましたが、写真のようなブロワーを使った方がずっと給気量が安定しており簡単です。
ただしそれでも鳥の声には程遠い、蚊の鳴くような音しか出ませんので、更に給気量の乏しい手回しポンプで出る音は悲観的です。このキットの弱点は音を出すリードパイプの性能の低さでしょう。設計の段階では何とか音が出たのかも知れませんが、こんなプラスチックのリードで安定して音が出るものを量産できる、と目論んだところが大きな誤算であるように思います。
形は何とか完成しましたが、パンチカードをどう入れてみても音になりません。給気部分は改善する余地もありますが、リードパイプを何とかするのは難しそうですね。ハーモニカみたいな金属リードなら手の出しようもあるのですが。