いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

電子辞書PW-A9000の使い勝手

2012年09月28日 | 比べてみよう

 7月に購入したPW-A9000は、長距離通勤の列車内でできればペーパーバックを読みたい(疲れていて寝ていることも多いが)私にとって、今や必需品です。レスポンスは良好だし、画面は見やすく、しおりや辞書相互の連携も便利です。紙の辞書の細かい字に悪戦苦闘したのが昔話になってしまいました。

 平日はほぼ毎日使って、2ヶ月ちょっとで画面が暗くなり、電池交換のメッセージが出ました。単三アルカリ電池が2本なので、経済性も上々。これだけもてば、海外旅行でも電池の心配は無用だと思います。
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秋冬は葉菜を

2012年09月27日 | 極楽日記(園芸)

 以前購入して使い残した小松菜の種を蒔いてみました。20-25日で収穫できると言う早取り品種で、待たなくていいので便利です。小松菜は古い種でも発芽率が高く、たくさん出てきてしまいました。もちろん、ここから分けて定植すれば多量の収穫が期待できます。

 西友高針店でも園芸の土が1階に山積みされるようになったし、いよいよ園芸の秋が到来しました。とりあえず、夏場はニラ以外全滅状態だった葉菜を広げてみようと思います。まずは小松菜、次にサンチュと春菊、チンゲンサイですね。
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北米アコードの評判

2012年09月26日 | 自動車
 Motor Trendのサイトでホンダの新型アコード(日本のアコードより大型で、日本ではインスパイアの名称でごく限られた仕様を販売)が評価されています。

 ここはミニバン、ミニミニバンやハイブリッド、軽自動車全盛の日本のメディアと違って、かなりの車好きを対象にしているようですね。例えば、2013-2014モデル162車種究極のバイヤーズガイドという記事では5段階評価を用いていますが、5つ星になったのはほとんどスポーツカー。5つ星は「乗るまで死ねない」という意味だそうですが、フェラーリやらランボルギーニを「死ぬまでに乗っとけ」と言われても普通は無理でしょうな。日本車で5つ星になったのはマツダのロードスター、日産GT-R、トヨタ86とスバルBRZの兄弟で、やはりスポーツカー。

 こうしたテスターが評価したアコードなので、日本人の好みとは違うかもしれませんが、ホンダの乗用車開発の傾向は掴めるでしょう。アコードは今の日本であまり売れていませんが、オデッセイのベース車でもあり、まずはこのセダンで新しい技術を先行採用してくるので見逃せないのです。

 デザインは大きく変えずにわずかにボディを縮小。それでいて室内を広くした。このため世界的に流行している4ドアクーペになることを回避。これは賛成。4ドアクーペと言えば、ベンツのCLSやVW CCのような長く平たく、天井は低くという4ドア乗用車。実用セダンやミニバンに対する反動なのでしょうが、室内の広さの割に車が大きくなるため取り回しが悪く、一家に一台の乗用車には向いていません。かつて日本でもカリーナEDやプレセア、エメロードなどの4ドアハードトップが流行しましたが、数年で廃れています。

 それから軽量化。アコードは総アルミボディを採用できるほど高価な車種ではないので、アルミと鉄を効率よく癒合させる新技術を導入し、アルミと鉄の複合した車体を作り上げています。フロントサスはダブルウィッシュボーンからストラットに簡略化。しかし剛性を上げ、性能はむしろ向上。レポートでも荒れた路面への対応などが向上したことを絶賛されています。

 軽量化と並んで大きな改善点が、新型のCVTです。レスポンスが向上し、エンジンがほとんど同じにも関わらず動力性能が目に見えて上がっています。Motor Trendのテスターをして、「自動車好きはCVTのフィーリングを気に食わなかったが、これなら気にならない」と言わせているのは相当なことだと思います。このクラスではトヨタとBMWの8AT、日産とベンツの7AT、VWのDSGが覇を競っていますが、それに対抗できるCVTができたのなら素晴らしい。

 と言う感じで、「モデルチェンジで10%ほど良くなっただろうという予想を越えて改良されている」らしいです。飛び道具は目立たないものの実質的な改良の幅は大きく、十分に競争力がありそうです。これならオデッセイにも期待していいのかな。
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トヨタヴィッツ

2012年09月25日 | 自動車

 自動車を修理に出したので、数日間だけヴィッツが代車でやって来ました。いつものコスモステーションと違って正規ディーラーなので、代車も走行距離1万km台の現行車。折角なので評論家ごっこしてみます。

 ヴィッツは2010年の暮れに出た現行モデルで3代目。初代はネッツ店で試乗したことがあります。当時に比べると一回り大きくなり、デザインも面の継ぎ目が鋭角的になって雰囲気が変わりました。最近のトヨタが志向している「キーン・ルック」の一環かもしれません。力強いことは力強いですが、ヴィッツを買う消費者層がこれを求めているのか、と思うとちょっと疑問です。

 全長が4mに近くなり、ホイールベースは2,500mm。また背も高いので、室内はかなり広いです。内装は黒と薄いグレイで統一されており、オフィス家具みたいですね。他の色も選べるみたいですが、デザインは共通。トヨタにしては素っ気無いかな。

 室内が広いので、大型のシートを設置できます。背もたれが十分に高くてしっかりしており、これは好感が持てます。座面の方は狭くはないですが、グレードがあまり高くないのか落ち着かない感じがしました。ちょっと惜しい出来ですね。

 これも素っ気無いシフトレバー。CVTですが、以前酷評したアクシオのようなぎくしゃくした感じはなく、作り慣れてきた印象を持ちます。それよりも今回はごろごろといつも元気に騒ぎ立てる3気筒エンジンの存在感が目立ちました。

 1KR-FEはダイハツ製の3気筒で、51kW[69PS]/6,000r.p.m, 92N・m(9.4kgf・m)/3,600r.p.m.と公表されています。可変バルブタイミングで低速トルクを厚くしていますが、1t近いヴィッツに1Lエンジンはやはり非力。勇ましいエンジン音と、トヨタ得意のスロットル設定で出足は活発なように演出されていますが、余裕がありません。

 タコメーターがないので回転数は不明ながら、高速道路ではかなり一生懸命な印象がありました。これで定員乗車だったら、上りは苦しいでしょうね。長く乗ると疲れるでしょうから、長距離の家族旅行にはもっと力のあるエンジンをお薦めします。この上の1.3Lなら大幅に好転すると思います。

 ヴィッツの最大の課題は足回り。ハンドリングは極楽家のウィンダムのような朦朧とした感じこそ軽減されていますが、路面の状態が伝わりにくく、しゃきっとしないのも相変わらず。運転する楽しみを求める車ではありません。この辺はライバルのフィットが優れています。

 それにも増して問題なのは乗り心地です。この落ち着かない乗り心地はなぜでしょうか。たいして荒れていない道路にもかかわらず、絶えず振動と左右の上下動に見舞われて困惑しました。アクシオの場合はふにゃふにゃした乗り心地だったのに対し、ヴィッツではがくがく、どどどど、という実に賑やかなもの。疲れますよ。これを最初の車として買ってしまった人は、遠出が嫌になるでしょうね。

 このサイズの乗用車として、ホイールベース2,500mmは十分以上の数字です。これだけあれば高速道路では路面に吸い付くような安定感だって実現できるはず。こう言い切れるのは、ヴェントVR6(ホイールベース2,475mm)でこれぞアウトバーン育ち!という絶品の操縦性と安定感を体験しているから。20年前のドイツ車に及ばない乗り心地では、いかなる言い訳があっても説得力を持ちません。新しいup!の評判が何であんなにいいのかと不思議に思っていましたが、国産のライバルがこの程度なら、確かにかなり食い込まれそうですね。
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イチジク急成長

2012年09月24日 | 極楽日記(園芸)

 隣のシマトネリコより低かったはずのイチジクが、いつの間にか急伸して高さだけは追い越しています。あまり高くなると手入れしにくいので、枝を引っ張って横に伸ばす方法があると聞きましたが、これだけ高くなると難しいですね。

 小さな実がいくつか付いています。ここからかなり落ちるのでまだ先行きはわかりませんが、ひょっとしたらいくつか収穫できるかも。

 こちらは同期生なのに成長の遅いスダチ。アゲハ避けにネットを被せてあるのに、破れたところにこんな幼虫が2匹。相変わらず多難です。
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繁殖中のイチゴ

2012年09月21日 | 極楽日記(園芸)

 雑草と混じってごちゃごちゃと生えていますが、これでもイチゴです。裏庭の環境が気に入ったのか、砂利を敷いてある通路にまで広がってきました。こんなに繁殖力が旺盛なものとは知りませんでしたが、これが春の大収穫になると期待していいものでしょうか?
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9月の豊川

2012年09月20日 | 極楽日記(豊川)

 豊川のばあちゃんが作った立派なゴーヤです。子供は食べないのが残念。

 極楽息子(大)の誕生を記念して植えたヤマモモが見上げるほど立派な木になっていました。もう11年ですからね。
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大がまくん

2012年09月19日 | 極楽日記

 今度はオオカマキリと遊んでいるようです。前のコカマキリがかまくんだったので、これは大がまくん。庭にはバッタなどの小さな虫がたくさんいるので、それを餌にするカマキリも何種類か常駐しています。トマトやナスに大量に寄生するカメムシは家庭菜園の大敵なので、その恨みもあって大がまくんの常食になっています。
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ネギ畑復活計画

2012年09月18日 | 極楽日記(園芸)

 今年の春まで植えっ放しで元気だったネギを、アブラムシの被害で全部抜いて処分せざるを得ませんでした。数ヶ月たって敷地内のどこにもアブラムシが見られなくなりましたので、ネギの復活を考えています。写真は種から発芽したもの。これでは冬場の需要期には間に合いませんが、この他にも掘り上げて乾燥させておいたネギ束から苗を採取して定植しました。今年は暑さと虫害でニラ以外の夏野菜が不調でした。秋冬は何とか挽回したいですね。
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CTEKの賢い充電器

2012年09月14日 | 自動車

 バッテリー上がりから立ち直ったばかりのウィンダム君のために、充電器を都合することにしました。昔から整備状態のあまり良くない車に乗ることが多かったため、充電そのものは目新しくもないのですが、最近の充電器はかなり改良されているみたいです。単に蓄電するだけじゃなくて、プログラム制御で効率のいい充電とか、ある程度の回復機能まで備えているようです。比較検討の結果、買ったのがこのCTEK Multi US 4.3です。

 CTEKはスウェーデンに本拠のあるメーカー。USは北米仕様ですが、日本仕様との主な違いは北米110V、日本100Vというわずかな電圧と、そして倍以上の価格。それに日本では旧型のJS3300しか流通していません。この新しく出たUS 4.3はUS 3300の上位機種ですが、価格差がほとんどないので実質的に後継機です。スイッチング電源を持つ電気機器にとって、110Vと100Vの違いはほとんど無視できるものです。家庭用の電源をテスターで調べてみた人ならわかると思いますが、公称100Vでも需要の変動により3-5%ぐらいの電圧変動はあるものです。当然、市場に出回る電気機器はそれ位の電圧変動には対応できるようになっています。

 昔の安い充電器が単に電圧制御と整流の機能しかない、簡易直流電源だったのに対して、このCTEK(世界一賢い充電器、と宣伝している)は接続エラーの検出やバッテリー機能の評価、適切に電圧を変化させるプログラム機能によって、多種多様の鉛蓄電池に対して、全自動で最適なメンテナンスができるとされています。

 例えばバッテリーを使っていると発生する極板のサルフェーションによる劣化を、パルス電流によりある程度回復できるそうです。パルス発生機能のある充電器は他社からも発売されていますが、CTEKのプログラム機能は競合機種と比べて完成度が高く、BMWやアウディ、アルファロメオなどの高級車メーカーから純正指定を受けると共に、イギリスのAuto ExpressやドイツのAutobild誌では比較テストにより最優秀の評価を得ています。モデルチェンジばかりに大騒ぎする日本の自動車誌は、どうしてこのような実用的な記事を載せてくれないのでしょうかね。

 US仕様なのでプラグの先端が幅広になっており、このままでは日本のコンセントに入りません。アダプタを入れる手もありますが、他はほとんど同じ形状なのでダイヤモンドやすりで広い部分を削り落とすことにしました。

 これで大丈夫。

 ウィンダムに繋いでみたら、8ステップの4つ目まで点灯。エンジンは掛かるけど充電しといた方がいいよ、という評価です。一晩繋ぎっぱなしにしておいたら、6つ目まで点灯しました。7つ目が充電完了で、8つ目は常時接続しておくと自動的にメンテナンスしてくれる際の表示です。ガレージに高級車を何台も持っていて、たまにしか乗らない車がある人用の機能なのかと思いましたが、エンジンボートなどを持っている人にも好評だそうです。確かにボートなんてシーズンオフはほとんどエンジン掛けませんからね。

 この8ステップのプログラムがCTEKの最大の売りのようですね。旧型の3300ではこれが4ステップしかなくて、性能はもちろん見た目にも寂しいので、やはり新型で良かったと思います。接続さえできれば、後は4つしかないモードから選ぶだけ。左からバイク用、自動車用、低温用(バイク、自動車共通)、そして修復(Recondition)モード。修復モードにより、古いバッテリーや過放電させてしまったバッテリーの回復が図れるそうで、上記自動車誌のテストでも競合機種に差を付けている機能だということです。
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スタロプラメン

2012年09月13日 | 飲み物、食べ物

 リカーマウンテンで安売りしていたチェコのビール、スタロプラメンを試してみました。チェコビールは今まで日本人にあまり馴染みがなくて、ピルスナーウルケルあたりが細々と入っていたに過ぎませんが、日本でも一般的なビールであるピルスナーは、チェコ共和国西部の古い町であるプルゼニ(ドイツ語読みするとピルゼン)が発祥の地とされています。

 中でも、ピルスナーウルケルの名は、ウルケル(Urquell)が「最初の泉」を指すように元祖ピルスナー。また、世界最大の販売量を誇るアメリカのバドワイザー(Budweiser)は、実はチェコ南部の都市チェスケー・ブジェヨヴィツェ(ブジェヨヴィツェをドイツ語読みするとブドヴァイス)に由来するもの。チェコでは今でも「ブドヴァイゼル」ブランドのビールを生産していますが、先にアメリカのバドワイザーが商標登録されてしまった国が多いため、歴史的には正統にもかかわらず本来の名前で輸出できないというおかしなことになっています。ブドヴァイゼルも輸入食品店などでたまに扱われているため試すことはできますが、アメリカのバドワイザーとはちっとも似ていません。

 チェコ共和国は北海道よりやや暖かいぐらいの気候で、面積も同じぐらい。隣接するドイツのザクセンやバイエルンからも連想できるように、ビールの原料である大麦やホップの大産地です。おいしいビールができる条件は揃っているのに、日本での知名度がありませんでした。

 東京や大阪と違って、名古屋で世界各国のビールを試してみる機会は今まで少なくて、大学の研究室にいた時代に桜山の知多繁(ちたしげ)で同僚とあれこれ買って比べてみたぐらいのものですが、ピルスナータイプのビールとしてはドイツとチェコのものに好印象を持ちました。基準にしているのはドイツビールとして輸出最大手のベックスです。日本のピルスナーのおとなしい味わいと違って、ホップの強烈な風味がつーんと来て、下ろしたての生わさびを連想させます。だから魚との相性がいいわけで。

 ピルスナーウルケルも基本的な風味はベックスあたりと似ています。より素朴で親しみがある感じでしょうか。ドイツのベックス、ヴァルシュタイナー、ビットブルガー(ホルステンは炭酸ばかり強い感じがして好きじゃない)、チェコのピルスナーウルケル、ブドヴァイゼルどれも旨いのですが、残念ながら日本では高いのですね。日本のビール自体が国際的にずいぶん高いのに、輸入ビールは更に高価。給料がすべて小遣いだった独り者の時は気にならなかったのですが、所帯持ちには手が出ませんね。

 そこで日本のビールより安い値段でチェコの銘柄ビールが登場ですから、これは有難い。ドイツ近辺のビールが必ずしも私の好みとは限らないですが、何事も試してみないと。

 結果は大いに満足できるものでした。私が考えるビールらしいビールで、とても旨いです。「ビールは大麦と生ホップと水からできている」と思う人には、これは本物のビールとして喜ばれるのではないでしょうか。日本のビールにない力強さと素朴な感じがあり、素材そのものの風味に溢れています。今までリカマンが入れた輸入ビールと違って、これは宣伝次第でかなり売れるんじゃないでしょうか。
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ニラの花

2012年09月12日 | 極楽日記(園芸)

 真夏でも元気な優等生のニラです。食べずに放置していたら花になってしまいました。蕾の状態で中華料理に使われるそうですが、開いてしまうと刺激が強くて一般的ではないらしいです。栽培が簡単で量産もできるのに、子供が食べてくれないので持て余し気味。バンコクで食べたタイシャブみたいに鍋にしてみようかな。
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階前の梧葉(かいぜんのごよう)

2012年09月11日 | 極楽日記(園芸)

 極楽家の勝手口の階段前には袋栽培でナスを植えてありますが、その袋からいつの間にか生えてきた木です。最初は何かわからなかったので、少し待ってみようと思ったら、半年もたたずに見る見る大きくなってきました。

 巨大な切れ込みのある葉はイチジクに似ていますが、イチジクが勝手に生えるというのは聞いたことがありません。本来のイチジクは雌雄別株で、日本に入ってきたのは受精しなくても雌の木だけで実(植物学的には花)が大きくなるように改良した栽培種なので雄の木は需要がなく、研究施設などを除けば雌の木しかないそうです。従って日本のイチジクの実は受精していないため種ができません。原産地の西アジアではどちらの株も生育しており、イチジクコバチという昆虫が受粉させているそうです。だから、輸入の乾燥イチジクにはコバチの干物が混入しているかも。

 ともかく、日本でイチジクが種で広がるのは無理です。従ってイチジクは除外。この木はイチジクに比べて幹が真直ぐで、かなり大きくなる感じがします。それに樹皮が緑色。以上の特徴からはアオギリが最も考えられます。少し葉の切れ込みが多すぎるような木もしますが、検索してみたらこんな個体もあるようです。

 中国語では梧桐。梧桐の葉が梧葉です。あまりに有名な朱熹(朱子)の偶成

少年易老学難成
一寸光陰不可軽
未覚池塘春草夢
階前梧葉已秋聲

にも詠われており、階段前に生えてきたのは縁起がいいのかも。ただし、この詩は明治時代に朱熹の思想を象徴するものとして教科書に記載されたため日本では有名なのですが、中国では知られていません。調査の結果、どうもこれは朱熹の作品ではなくて、夢窓疎石などの弟子であった室町時代の高僧、観中中諦(かんちゅうちゅうたい)の詩を後世の人が改変したもののようです。

 なぜかアリがたくさんたかっています。問題はこの木が大きくなることですね。高さ10-15mではとても袋で育てるわけにはいきません。葉も巨大で野菜に日が当たらなくなってしまうので、処遇に困るところです。まあ袋では大きくなれないと思いますけど。
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ゴーヤ(控え目)

2012年09月10日 | 極楽日記(園芸)

 花壇にこぼれていた種からゴーヤが大きくなりました。小さな実ですがもちろん食用になります。今は他にミニトマトとニラぐらいしかないので貴重な収穫です。

 サツマイモと空芯菜はバッタの襲撃で壊滅状態です。来年はバッタの食べない物を植えないといけませんか。キュウリ、ナス、スイカ、カボチャとすべてカメムシやウリハムシにやられたので、あまり思いつきませんねえ。ネギですらアブラムシのせいで全部引っこ抜く羽目になりましたので。うーん。

 バジルとオジギソウ。変な組み合わせですが、夏場は葉菜を植えてもことごとく食われますので、被害を低減するために、同じ種類のものをまとめて植えないようにしました。
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ウィンダムバッテリー上がり

2012年09月07日 | 自動車

 昼間は普通に走っていたウィンダム君が、晩に用事で出掛けたところ、エンジン停止後に再始動できなくなりました。バッテリー上がりを疑うところですが、イグニッションキーを回すとスイッチを入れていないワイパーが動き出すなど、リレースイッチの故障を考える兆候がありましたので、手に負えないと判断してJAFに救援依頼。

 修理工場までの牽引で部品交換を予想したのですが、意外にもJAFのテストバッテリーで再始動でき、バッテリー上がりだと判明しました。バッテリーの電圧が極端に下がるとリレーが誤作動することがあるみたいです。つまり、イグニッションキーを回すと、エンジン始動に電力を集中するためリレースイッチが作動して、他の電装系を一時的に切り離しますよね。これが電圧不足で誤作動して、逆にワイパーやエアコンなどの回路を一時的に繋げてしまったようです。誤作動があるからと言って、単純なバッテリー上がりを除外することはできないということで、いい勉強になりました。

 最近はJAF以外の救援サービスも競合しているみたいですが、今回は電話依頼から30分ちょっとで現場まで駆けつけてくれ、その後の対応も丁寧で速やかでした。やはり昔からのJAFの仕事には安心感があります。部品交換がなかったので料金は無料。会費を納めている甲斐があるというものです。JAFのKさんお世話になりました。
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