自家用車のボディーカバー、英語では"car cover"とか"auto cover"と呼ばれますが、種類も値段も多彩です。カバー大手とされる
COVERITE社のサイトによれば、同社は安いのから高いのまで6種類のカバーを販売しているそうなので、順にどんなカバーなのか見てみました。
Bontech Lite Car Cover
同社で一番安いカバー。ポリプロピレン不織布製の軽くて柔らかい単層カバーで、車体に傷が付きにくい。ポリプロピレン不織布は雨を弾くと同時に若干の透湿性があるらしい。透湿性が全くないと車体が蒸れる。
Bontech Car Cover
ポリプロピレン不織布の単層は同じ。少し厚手で丈夫。
Xtrabond Car Cover
ここから3層構造。ポリプロピレンの間に防水透湿シート(ゴアテックスやタイベックみたいなものと思われるが、商標表示してない)を挟んである。"100% waterproof"とあるのは、上の2つが100%防水じゃないからでしょう。ポリプロピレンのファブリックは防水も透湿もほどほどの素材であり、それ以上の防水と透湿が必要なら専用のシートを使うしかない。天井部分に空気の通路があり、炎天下に若干の冷却作用がある。また風の強い日にカバーを押さえつける効果もあるらしい。
Silvertech Car Cover
表面にアルミがコートしてあり銀色に。赤外線の反射率が大幅に高くなる。このため柔軟性がなくなるのか、ドアミラーを収納する「耳」の部分があり、摩擦で塗装が傷まないようにしてある。
Softbond Car Cover
これはアルミコートも耳もなし。3層構造の外層と内層が柔らかいポリプロピレンで、車体と擦れても傷が付きにくい。中間には多孔性のシートが挟まっており、防水性と透湿性を両立する。
Prestige Car Cover
同社の最高級品。5層構造と書いてあるが、図には4層しか描いてない。外からポリエステル、透湿性シート、ポリエステル、フリース。内面がフリースなので長く使っても塗装を傷めにくい。買った人のブログを見ると、厚手なので畳んでも嵩(かさ)があり、外した際の収納が問題だとか。
こう比べてみると、多層構造で外側は丈夫、内側は柔らかく、雨は防いでも通気性がある、というのが高級品ということになります。自動車メーカーの純正品とかオーダー品はもっと高いでしょうけど。
ともかく、ボディカバーを導入すれば春の黄砂、夏の灼熱、冬の霜や雪、そして年中の汚れや鳥の糞から開放されそうな気がします。中がフリースのやつなら、寒い冬の朝も快適かも知れませんね。ちょっと期待が大きすぎるかな?収納用にはカーマホームセンターで屋外用ボックスを買っておいたので準備万端です。