教室のビール会は名古屋駅近くのTAP ROOMでした。
なかなか強気の看板。
スペイン風とかイタリア風の料理メニュー。つまみなので、簡単なものが多いと思います。
クラフトビールが売りの店なので、一般的なラガーやスーパードライはありません。キリンのハートランドはクラフトビールではなく大手の製品で、スーパーにも置いてありますが、市場では少数派。メーカーのビールらしからぬ風味の良さは気に入っています。飲み放題コースにするとハートランドが飲み放題、後のクラフトビールは別に購入という形になります。クラフトビールは頼んでないですが、この掲示から見ると日本の銘柄を集めてるのかな。海外製品やオリジナル銘柄はないみたいで、強気の看板の割にはおとなしい品揃えです。
それにしても、学会で近くに行きながら訪問できなかった、札幌の「麦酒亭」と、呉の「海軍さんの麦酒舘」は惜しいことをしました。
料理は適当に追加してくれるのをセルフサービスで取ります。凝ったものはないですが、値段を考えれば十分。料理に拘る人はもっと上の価格帯を狙いましょう。
インスタントの味噌汁で済ますことが多いですが、余り物を利用して作ってみることにしました。わかめは「ふえるわかめちゃん」なので手抜きは手抜きです。水に漬けて5分で食べ頃。
だしは昼にうどんを作った残りがかなりあったので利用。気に入っていつも使っている創味のつゆなので、余ったからと言って捨てるのがもったいないのです。味噌はプライベートブランドの安物。
自分の好きな味に整えて、好きな具を入れて、後は煮過ぎなければいいのだから簡単なものです。普通は味噌汁でここまでだしを効かせないと思いますけど、個人的な感想としてはこの方が旨いです。
この晩はクリームシチューがメインだったので、組み合わせとしては変わってますね。
冬に収穫したまま玄関に置いてあった最大の万次郎カボチャ。乾燥のため2.6kgから2.0kgに重量が減少していました。
切り口は鮮やかなオレンジ色。保存性が良いというのは本当ですね。
大物なので、切り分けるのは両手包丁の出番。
普通の包丁だと揺すりながら力を入れないと切れないので、まな板を盛大に傷付けたりして危ないですが、両手包丁なら何の苦労もなく切れます。使用頻度は低いですが、いざという時には大活躍してくれます。
落し蓋をしてだしで煮付けます。最初のは時間がなくて食感が今ひとつでしたが、二回目のは柔らかくできました。元のカボチャの糖度が高くないため、すごく美味しいとまではいきませんが、何とか全部消費できそうです。
北海道土産のワインです。熟成という割には年代が書いてないので、何年熟成したのかわかりません。品種は熟成向けのピノ・ノワールだとしても、ぶどうの収穫年がわからないのはちょっと残念。
開けてみると、お土産ワインらしからぬ黄色みのかかった色と、枯れた味わい。かなりの長期熟成を感じさせます。5年や10年ではここまでの枯れ方にはならないでしょう。ブレンドしているにしても、相当時間を掛けていることは伺えます。ただ、熟成に並行して果実の風味や力強さが減退するのは事実。価値の高い熟成ワインを作るために、有名醸造所では熟成させるワインを吟味したり、保管条件を工夫したり、若いワインを適切にブレンドしたりと、大事なノウハウはたくさんあると思います。このワインはやや飲み頃を過ぎて、老化したワインじゃないかという印象を持ちました。単に寝かせておけば年代物のワインができるわけじゃありません。
同じ時期に飲んだ賀茂鶴純米。東広島市の会社なので、秋の学会で行った呉市の隣。東広島市では、豪雨による水害では12人が亡くなられたそうです。
東広島は、標準銘柄(と言う割にはリカマン長久手店にないのであまり買っていない)の酔心がある三原の隣でもあります。酔心よりは辛口で、何にでもよく合います。辛口とは言え、「淡麗辛口」銘柄とは違って、清酒らしい香りや味わいがしっかりしているところは私の好みで、やっぱり瀬戸内の酒は外れがないなあ、と思います。