![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/57/d8/c31ecafea77c4762518e79f92f64c7cf_s.jpg?random=af7e4dcb8327b36cd69c096ff7293d81)
カムコーダーであるHDR-CX370Vには静止画撮影機能があり、動画を撮影しながら静止画も撮ることができます。家庭の撮影係をやっていると、カムコーダーを撮りながら別のデジカメで静止画も撮るのは三脚でもない限りアクロバティックで難しく、どちらも中途半端になりがちです。1台で同時に動画と静止画が撮れるのはとっても有難い機能なのですが、その静止画がどの程度使い物になるのか検証してみることにしました。
まずは明るい公園。「連休の東山動植物園」と同じ状況で撮ったものです。どうせブログに貼る段階で圧縮していますので、詳細な画質まで検討できるわけではありませんが、さすがに常用のα200に比べればややコントラストが低下しているような印象を受けました。HDR-CX370Vの静止画は530万画素とありますので、画素数は十分なのでしょうが光学系などの総合力で一眼レフに及ばないのは当然です。ちなみに動画から後で好きな静止画を切り出すこともできて、その場合は300万画素相当の処理になるようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/23/d1/5543fb5346557fa3718d0f9b0343346b_s.jpg?random=af7e4dcb8327b36cd69c096ff7293d81)
コントラスト以上に差が付いたのがオートフォーカスの正確さです。遊園地のモノレールのスピードでも顔にうまく合っていないのがわかります。一眼レフではミラーによる光路差を利用したTTL位相差検出でフォーカス情報を得ているのに対して、ミラーのないカメラではコントラスト検出、つまりくっきり見えるかどうかでフォーカスの山を掴んでいます。今のところフォーカスの速さで位相差検出方式がずっと優位です。ミラーのない擬似一眼レフが各社から出ていますが、ミラーレスによる小型軽量化はメリットとしても、フォーカスが弱くなることでチャンスを逃すのでは有難くないので、メインカメラとしては欲しくないですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/67/4f/1bc1b3c6a056b30b9166b11e1e9c44bb_s.jpg?random=af7e4dcb8327b36cd69c096ff7293d81)
次は意地悪してちょっと暗い室内。一眼レフより撮像素子の面積が小さいし、ブレ防止も弱いので苦しいです。簡易フラッシュがあるらしいのですが、この写真では発光していません。写真の品質としてはやや厳しいのですが、動画も静止画も欲しい場合にチャンスを逃しにくいことは明らかなので、これからも出番はあるでしょうね。