テレビの買い替えに伴い、ブラウン管テレビ専用の台とオーディオラックを処分してしまったので、新しいのが必要になりました。
これですね。デンマーク製でなかなかきれい。収納もたくさんありそうです。この時点では北欧家具を甘く見ていたのですが。
2つのダンボールに分けて配送されたテレビボード。重い方は30kgを越え、合計で50kg以上。配送の人が手こずっていたそうです。そう言えば、イケアの家具を買った人がもの凄く重いとか書いてたっけな、と思い出します。北欧やドイツの人は「重くて頑丈」なものを良品と感じるため、北欧家具はデザイン性に優れて一見華奢なのに重くて丈夫。エレクトロラックスやミーレの掃除機も、洒落た外観に惹かれて買ってみると重くて日本では使い辛い、とネットで見たような覚えもあります。品質は高いのでしょうが、ニトリの家具を組み立てるようなわけにはいかないだろうな。
図面は絵ばかりで文字がほとんどありません。デンマークの人はDIYに慣れているのでこれで十分なんでしょう。
日本の組み立て家具ではあまり見たことのない部品もあります。例えばこの特殊ネジ。
ナットの横からボルトの頭の方をくわえ込ませるようにできています。この時、ナットの回転角はボルトが入る向きに向けておく必要があります。
ここでナットを4分の1回転右回しにすると、ボルトの頭を引き込むことができます。よくできた仕組みですが、説明が何も書いてないので最初は使い方が分かりませんでした。北欧ではよく使われる部品なのかも知れません。
まず引き出しを組み立てます。これが引き出しの前板。パーティクルボードなんですが、日本で日頃見るものより重くて頑丈そう。
例の特殊ナットを埋め込みます。手前に見える小口から相手になるボルトの頭を差し込み、ナットの回転で引き込むわけです。緩みやすい前板を固定する合理的な方法です。
付属の接着剤は日本の木工ボンドよりずっと粘度が低く、流れたり飛び散ったりします。
前板以外は日本と同じようにダボや接着剤で組み立てます。
ここで前板を結合。
さっきの機構でぴったり密着できました。
前板に取っ手を付けます。
底板の補強剤を付けて完成。この引き出しが2個あります。