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いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

ひのとりで難波へ

2025年05月13日 | 極楽日記(日帰り)

名古屋駅に入ってきたひのとり。

せっかくなのでプレミアム席が取りたかったのですが、満席でレギュラーに。

ミナミと言えばやはりグリコ。好天で道頓堀クルーズも楽しそう。

戎橋に突然現れた武将集団。

街中に活気があります。万博だけが大阪じゃない。

くいだおれも太郎も形を変えて残っています。

上から見下ろす太郎も。

オリジナルに近いのもありますね。

目立ってナンボ、の街なので看板は限界まで派手。

串かつ、串揚げがミナミのソウルフードです。

蟹もいろいろ工夫しています。

幸運のビリケンさんも。

お笑いの総本山、花月劇場までやって来ました。

懐かしい名前ですね。大御所の芸が気軽に楽しめるのはさすが本場。

都合が付けば話の種に見てみたいですね。

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武道館へ

2025年04月14日 | 極楽日記(日帰り)

久々の東京。田安門近くの桜です。

明治維新で建造された九段の高灯籠。当時は高い建物がほとんどなかったため、房総半島からこの常夜灯が見えたらしいです。

武道館は東大入学式で貸切。毎年創立記念日の4月12日なのですが、今年は12日に先約があり、東大が1日早めたという珍事があったとか。

重文の田安門ですね。

東大入学式の直前の状態。入学式そのものは撮影禁止です。

満開の八重桜に囲まれた吉田茂像。

これは一見の価値があります。

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オーディオフェスタ2025(その2)

2025年02月18日 | 極楽日記(日帰り)

後半はテクニクスのブースに移動。写真はカメラ不調により相変わらず謎のピンク色です。これ、石川さゆりの貴重なラッカー製マスター盤なんですけど、表示が全然わからないですね。カッティングマシンで溝を刻み込んだそのままのマスターレコードで、耐久性がないので通常は1回視聴したらメッキしてスタンパーの型として使います。金属製のスタンパーで丈夫な塩化ビニル樹脂に溝をスタンプしたのが通常販売されているレコード盤です。貴重なマスター版を聴かせて頂いてありがとうございました。

この他にN響のツァラトゥストラ、Bob James "On the Sunny Side of the Street"、五輪真弓のLPより「恋人よ」、Led Zeppelin "Stairway to Heaven"、クライバーンとカラヤンのチャイコフスキーピアノ協奏曲、Askaと岩崎宏美のデュオなど、盛り沢山。ペアで300万円のスピーカー、SB-R1は今どきの海外製品に比べたらむしろ割安と思える物量投入型の大型機で、ツァラトゥストラの低音など軽いもの。かつての試聴ソースの定番ではありますが、今どき、このクラスの大型スピーカーでツァラトゥストラやピンク・フロイドの「心臓の音」ぐらいで音を上げるはずもなく、むしろ室内楽やソロ演奏などで音像や音場の展開、あるいはマルチユニットの自然な繋がりなどを確認させて欲しいと思います。昭和のいわゆるオーディオマニアは、音楽というよりサウンドマニアが多く、周波数レンジの広さなどに異常に拘ったもので、ハードウェアには散財するけど持ってるレコードはほんの数十枚、なんて人が結構いましたが、今はそうではないでしょう。時代によって試聴ソースも変わるのが当然です。

それに比べると、試聴会の常連、岩崎宏美のしっとりした歌声は本当に情報量が多くて参考になります。大編成のオーケストラから、温もりのある女性ヴォーカルまでこなすSB-R1の万能性はさすがと思います。ただ簡単に買える値段ではありませんし、この大きさでは大抵の日本のリスニングルームが負けると思います。このような高級機を試聴できる機会は貴重ですが、実際に導入するとなると、ペア60万円のSB-G90M2の方が一般家庭では結果を出しやすいかも知れません。

こっちはターンテーブルとランボルギーニのコラボ。ターンテーブルなのでカーオーディオが目的ではなくて、ランボルギーニのメカニカルなデザインがターンテーブルに新たな魅力を加えると期待したようです。

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オーディオフェスタ2025(その1)

2025年02月17日 | 極楽日記(日帰り)

今年から笹島の名古屋コンベンションホールに場所を変えて開催となったオーディオフェスタ・イン・ナゴヤ。メモ用に持ち出したCoolpix P5100が壊れていて、セピアカラーと言うのか、こんな変てこな写真しか撮れませんでした。去年までの白鳥と比べると、全然存在感のない建物ですが、遥かに便利です。白鳥は改装中ですが、あんな不便な施設は閉めてしまった方が世のためと思います。

 

まずPROSTOさん。全然知らない名前ですが、元々DYNAUDIO(デュナウディオ)の代理店で、社名もDYNAUDIO JAPANでした。メーカーとの契約解消で売る物がなくなったので社名を変更し、同じデンマークのPeakなどを輸入するようになったらしいです。

今回は超高価なPeakではなく同じデンマークのAudiovectorからブックシェルフスピーカーのQR 1 SEとフロア型のQR 7 SEの視聴です。どちらも独特の構造を持つハイルドラーバー型のトゥイーターを採用。1970年代に注目された技術なのですが、磁性材料の進化などで復活してきたようです。これにフランスのATOLLの「ストリーマー」つまりネット機能付きのプリアンプと同社のパワーアンプを組み合わせています。

QR 1 SEでは、Shoodyと日本人アーティストのコラボ曲や、Deep Puple "Smoke on the Water"、Bill Evansのモントルー・ジャズ・フェスティバルのライブを試聴。音はよく出ていると思いますが、小型スピーカーの割にヴォーカルの音像がまとまらないのは私の好みじゃありません。聴いてて巨大な口デカ女みたいな音像が出てくるスピーカーは買えません。ただShoodyの曲については予備知識がなく、ディスコサウンドとしてこういう音作りをしているのならスピーカーのせいじゃない。

QR 7 SEになると(値段に合わせてアンプも上級機に替えていますが)さすがに余裕があって、同じBill Evansでも雰囲気がずっと出て、試聴室とライブ会場がシームレスに繋がっているような錯覚を起こします。見事な臨場感ですね。後は東京事変「閃光少女」、Chicago "Hard to Say I'm Sorry", TM Network "Get Wild"、ジュディ・アンド・マリーバンド「そばかす」。通常は試聴に使われない曲が多くて、評価はしにくいですが、Bill Evansを聴いた限りではペア110万円の価値はあると思います。ただ、この価格帯だと定評のあるB&W 702S3あたりと競合してしまいますね。私ならSonus Faber Sonetto V G2やヤマハのNS2000Aも比較対象にすると思います。

 

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名古屋オーディオフェスタ2024その4

2024年02月28日 | 極楽日記(日帰り)

最後はパイオニアのプロ機材部門が独立してコンシューマー用ハイエンドオーディオを扱うようになったTAD(テクニカルオーディオデバイセズ)。これは新製品のGE1のようです。ペア税込み550万円。最近は高級スピーカーでも、ほとんどがバッフル面の狭いトールボーイスタイルになってきました。あるいはフロントバッフル面のほとんどないEclipseみたいなスタイルになるのですが、都合が合わなくてデンソーテンのセッションに参加できなかったため、聴き比べができていません。

視聴ソースは、

Berlin Phil. Olympic Fanfare, John Williams

Bob James, One on One

Billy Joel, My Life

Fledermaus Overture

Eva Cassidy, Nightbird

音色が多彩で、何聴いてもこなしますね。さすがに550万は手が届きませんが、見事な仕上がりです。量販クラスのように新技術を導入して高性能機のコストを下げるという手法ではなく、とにかくハイエンドのファンのために手堅い技術で作り込むのがこのクラスの製品なので、少し改良するだけでも数十万単位で値段が跳ね上がります。美術工芸品の領域に近いのかも。

これはM700Sかな。重量75kgのヘビー級パワーアンプ。462万円。海外のハイエンドアンプに対抗しようと思ったら、この程度の物量投入が必要なのでしょう。スピーカーの試聴なのでアンプは黒子になってしまいますが、間違いない製品だと思います。

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名古屋オーディオフェスタ2024その3

2024年02月28日 | 極楽日記(日帰り)

テクニクスのブースです。大きいのがSB-R1、小さいのがSB-G90M2です。テクニクスブランドを復活させたパナソニックはやはり巨大なメーカーなので、ピュアオーディオも標準的なプレミアムクラス、上級のグランドクラス、最上級のリファレンスクラスと、一気に3シリーズを展開してきました。SB-R1(ペア270万円)はリファレンスクラス、SB-G90M2(ペア70万円)はグランドクラスの製品です。

グランドクラスの試聴ソースは、あまりピュアオーディオの視聴では出てこない曲で、ちょっと評価が難しいです。

玉置浩二 メロディー

夏川りみ 涙そうそう

川上さとみ センシビリティー

それにしても、NS-600A/800Aを聴いた後だと、音像が随分広がって聴こえます。ポップスはこれでもいいのでしょうが、ピュアオーディオでこういう音は好まれないのではないでしょうか。ヤマハに比べるとセッティングが決まっていないのかも知れません。ソース選びと言い、製品の魅力を引き出すための熱意が今一つに感じます。テクニクスは、ヤマハと並んで国産オーディオ復活の旗手なので、期待していたんですけどね。

ラックの機器も、左がリファレンスクラス、右がグランドクラスと分かれています。

リファレンスクラスの視聴ソースは、

Bob James, Jazz Hands

Pavo Jarvi, Also Sprach Zarathustra, Prelude, R. Strauss

Dire Straits, Money for Nothing

中森明菜 アイラブユー

石川さゆり 風の盆恋歌

SB-R1はウーファー片側4本の強力なドライブ力で、さすがにツァラトゥストラは物凄い迫力です。確かにこの曲はオーディオチェックの定番ではありますが、いかなマニアでもこんな曲ばかり大音量で聴くわけではありませんし、普通の住宅事情では鳴らせない曲でしょう。重低音の迫力が強調された昭和のオーディオブームの頃ならともかく、ちょっと選択が古いんじゃないかなとも思います。私はこの曲を聴きたければ再生ではなくコンサートホールに行きます。

中森明菜、石川さゆりも独特の選曲です。アイドルの歌を聴くために総額一千万円もの投資をする人はごく少数でしょうし、こういう大型スピーカーはヴォーカルソロには向いてないのではないでしょうか。SB-R1の音域やダイナミックレンジの広さも締まった迫力ある低音も、レンジの狭い歌謡曲では生きないと思います。演歌については猶更ですね。録音のせいかセッティングのせいか音像が大きくなって、長島温泉の歌謡ショーを聴いてるような賑やかさはありますけど、それならもっと手軽な音場型のスピーカーやサラウンドシステムで十分。このスピーカーが生かせるソースではないでしょう。

リファレンスクラスのプリメイン、SU-R1000(約100万円)。今回はアナログレコードの復権に伴って、プレーヤーシステムのSL-1000Rの技術解説がされました。変動する負荷に対して、いかに迅速に、正確に回転を制御してるかという新回路の話なんですが、こういうモーター制御はハイブリッド車の開発に伴って大きく進化した技術だそうです。これはヨシノトレーディングのブースで聞いた話ですが。こういう精密制御を突き詰める手法と、慣性質量を大きくして抑え込む手法と、アプローチは色々あっていいと思います。

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名古屋オーディオフェスタ2024その2

2024年02月27日 | 極楽日記(日帰り)

カットモデルです。NS-600AとNS-800Aはウーファーと箱の大きさが違うだけで、ネットワークの部品は同じグレードだと説明がありました。ピアノブラックの美しい仕上がりも、さすがヤマハだと感心します。スピーカーコーンは軽くて強靭なザイロン繊維をバインダーと混ぜたもので、ウーファーとトゥイーター共通。このためクロスオーバー周波数付近の繋がりが自然になったことは、楽器メーカーでもあるヤマハとしてのこだわりである、と説明がありました。軽くて丈夫なザイロンに、ネオジウムマグネットなどの強力な磁気回路を組み合わせることで、上が40kHzまで伸びているそうなので、リボントゥイーターに近いところまで再生できるということですね。

最近はグラスウールなどの吸音材をできるだけ減らして、共鳴管や位相ずらしなどの手法で定在波を処理するメーカーが増えています。

NS-800Aのデモもソースはすべてアナログレコード。

Sinne Eeg(シーネ・エイ)Spring Waltz (from "Staying in Touch")

Yo Yo Ma, Fugata (from "Soul of Tango, Astor Piazzolla")

Count Basie, Corner Pocket

Stokowski, Tannhäuser Overture

NS-600Aに比べて少しずつ大きな楽器や編成の大きな演奏を持ってきたところは、さすが聴かせどころをわかっています。ヤマハのピュアオーディオ部隊が視聴に大変な労力を注ぎ込んで、新製品の魅力を伝えようとしているのがよくわかります。古いモノラルのストコフスキーが新しいカッティングで見事に蘇ったのも凄い。こういう発表会では、プロが使うソースも吟味されていることが多いので、大変参考になります。

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名古屋オーディオフェスタ2024その1

2024年02月26日 | 極楽日記(日帰り)

学会で何度もお世話になってる白鳥の国際会議場。

今回はオーディオフェスタ名古屋にお邪魔しました。学会みたいなセッション方式の展示が主体なので、どこを見るのか絞って行かないと効率よく回れません。こういう会場でしか体験できないようなハイエンド機器もそれなりに面白いのですが、広大なリスニングルームがないと性能を引き出せない大型高級機器よりも、現実的なハイファイ機器がどう進化しているのか聴いてみたくて、まずはヤマハのブースへ。ここは最初に参加したときもプレゼンの質が非常に高かったので期待していました。

小型ブックシェルフスピーカーのNS-600AとNS-800Aの紹介。ソースはすべてアナログレコード。

Ricky Lee Jones, Show Biz Kids

Bob James, Mophead (from "Jazz Hands")

Anne-Sophie Mutter, Concerto for violine and strings in A Major, Op 5/2, Bologne (from "Anne-Sophie Mutter, 60th Anniversary Concert")

Michael Legrand, Django (from "Michael Legrand Meets Miles Davis")

小さい方のNS-600Aでもペア40万、スタンドを入れると53万になるので決して安価な装置ではありません。NS-800Aが一回り大きく価格もやや上なのですが、「上下ということではなく性格の違いと考えて欲しい」とのことです。小さいスピーカーでしか得られないくっきりとまとまった音像を追求したので、小さい分スケール感は減退するものの、精密なステレオイメージでは上回っているということでしょう。実際、NS-600Aのヴァイオリンソロは本当に目の前で演奏してもらってる感じで、ソロ演奏やヴォーカルでは大変生々しい再現性があると思いました。これがNS-800Aになると2-3列後ろの席に下がったような印象があって、ただ全体の雰囲気は出てきますし、聴き疲れのない音という感じがして、個人的には800Aが好みです。まあ、狭い自宅で使うとなると600Aの方が鳴らしやすいかも知れません。

 

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徳川園の秋

2023年11月21日 | 極楽日記(日帰り)

週末に徳川園にお邪魔しました。

紅葉はまだ始まったばかりですね。見頃は12月に入ってからでは。

こちらも同じような感じです。

美術館では国宝源氏物語絵巻の一部を特別公開中。

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名古屋駅

2023年05月31日 | 極楽日記(日帰り)

名古屋駅のJRゲートタワーから見た駅西。リニア開業に向けて再開発が進んでいます。左側の交差点角にあるミラービルが東進予備校とかの入ってるビルで、交差点から奥に行く通りが加藤清正公通と呼ばれています。この通りを突き当りまで行けば中村公園。遠景はあまり見えないですが、雲が少ない日には養老山地や伊吹山がよく見えるはずです。

隣のJPタワー(要するに郵便局ビル)にある24/7 cafe apartmentにお邪魔しました。24/7は英語圏では24時間営業定休日なしの意味なので、本来はコンビニや吉野家みたいな店に似つかわしい名前です。ここは惣菜の種類が豊富な和食カフェなので、ちょっと合っていません。黒玄米のご飯と味噌汁、鰆の焼き物と湯葉、しらすおろし、ぷりぷり海老、お新香とほうじ茶のセットです。名前は正確でないと思いますのでご容赦を。全国展開してるDDホールディングスの店舗で、特に名古屋を地盤にしているわけではないですが、味噌汁が赤だしなのがちょっと嬉しかったです。

則武のイオンモールにも行ってみました。バスなので買い物は控えて、まあ見物です。アウトドアが充実した長久手と違って、飲食店が多いのが土地柄ですね。金券ショップや修理専門店など、今までのイオンで見たことのないテナントもいくつかありました。

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トヨタ産業技術記念館(その5)

2022年12月28日 | 極楽日記(日帰り)

やっぱり自動車はユーザーの生活に密着してきただけあって、織機よりも馴染みがあります。長く使われたM型直列6気筒の後継、1Gエンジン。一連の軽量エンジン群は6気筒、4気筒を問わずにLASRE(レーザー)エンジンと称されました。1G-EU搭載のマークII、チェイサー、クレスタの3姉妹は「ハイソカー」なる怪しいブームを引き起こし、月間販売台数が合計4万台超えなんて凄い記録があります。最近は国産車が高いと批判されますが、当時はこれだけ売れれば値段も安くできたわけですよね。

そしてトヨタ車のブランドをヨーロッパ車に並ぶまで引き上げた功労者の1つ、ソアラの登場。燃費の低減と排気ガス規制で青息吐息だった乗用車のエンジンが、新世代のDOHCレイアウトで見事に蘇ります。

国産最強のデートカーで、女子大生ホイホイとまで言われたソアラのオリジナルホイール。ハイパワー車にしては珍しく4本ボルト。

そしてドイツ車をノックアウト寸前まで追い込んだ21世紀の技術、トヨタハイブリッドシステムがデビュー。

 

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トヨタ産業技術記念館(その4)

2022年12月21日 | 極楽日記(日帰り)

ついに自動車生産に乗り出したトヨタ。最初の外板は手作業で打ち出していました。

こういう木製の原型があって、これに合わせて鉄板を曲げていたそうです。

初期のエンジンです。詳しい説明を失念しましたので、推測してみましょう。点火ケーブルの配置から見て4気筒。つるんとしたエンジン本体の上に、間延びした感じのディストリビューターを配置。手前にはごく簡単な構造のキャブレター。最初の量産エンジンと言えるサイドバルブのS型に似ているようにも見えますが、トヨタ自動車75年史にあるS型の画像とは少し違います。S型の方がデスビがコンパクトにまとまっているので、これはS型の試作品だったのでは。

当時の組み立てについて説明する学芸員と、賑やかな東南アジアからの団体客。

高級車クラウン登場。

展示品があまりに多いので写真をかなり飛ばしてあります。これは初期のM型エンジンでいいのかな。

マスキー法対策でいろいろ模索していた時代の試作品。三元触媒が実用化されるまでは排ガス対策は至難の業で、トヨタも仕方なくマツダからロータリーエンジンのライセンスを買おうと検討していたらしいです。

 

 

 

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トヨタ産業技術記念館(その3)

2022年12月19日 | 極楽日記(日帰り)

織機から自動車に移る前に、モノ作りを支える基本的な測定器の展示があります。基本的な物理原理あってこその工業だという姿勢がよくわかります。

ビッカース硬度の測定器。自動織機の生産では相当な技術があったはずですが、畑違いの自動車生産では素材から突き詰める必要があったということです。

ロックウェル硬度計。鉄と言っても部品により要求される性質は多様なので、まずは部品に適した鉄材を生産することから始めなければいけませんでした。これが豊田自動織機製鋼部で、後に豊田製鋼として独立し、後に愛知製鋼になります。

鋼材のねじり強度を計測する機器。

蛇腹式の光学機器。

ライツの社名が入っています。

 

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トヨタ産業技術記念館(その2)

2022年12月16日 | 極楽日記(日帰り)

紡績と並行して、布を織る技術も進化していきます。原理は縦糸と横糸を組み合わせていくことですが、組み合わせ方や素材への対応、効率などは異次元の進歩を示してきました。

1896年の豊田式汽力織機。

無停止杼替式豊田自動織機。

豊田紡績株式会社の刻印があります。

巨大な環状織機はこの記念館のシンボル。

 

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トヨタ産業技術記念館(その1)

2022年12月15日 | 極楽日記(日帰り)

名古屋駅の北北西、市バス11番系統で2つ目の停留所で降りればすぐのトヨタ産業技術記念館です。外観は古風なレンガ張り。

レストランはその名もブリックエイジ。記念館に入らずレストランやカフェのみの利用も可能です。

トヨタグループを創設した織機の開発者にして経営者である豊田佐吉と、その息子で自動車製造への参入を成功させたトヨタ自動車の祖、豊田喜一郎を記念する意味もあり、歴史的な織機や製造機械が多数展示されています。

そもそも糸を紡ぐとはどういうことか、という解説。人類初の紡績道具であろう紡錘(スピンドル)です。これで木綿の繊維を引き出して撚り合わせ、糸にします。この偉大な発明へのオマージュとして、今でもトヨタ車の一部にスピンドル形のグリルが使われています。

手で捻って撚りをかけていた時代から、紡ぎ車の時代になりました。インドが起源と言われ、ガンジーが自分で糸を紡いでいたのもこの一型。インドの国旗のモチーフになっています。

撚糸と巻取りが同時にできるようになったサクソニー紡ぎ車。画期的な発明だったのでしょうね。

1873年に臥雲辰致が発明したガラ紡。既に世界では動力式のジェニー紡績機が稼働していましたが、ガラ紡は仕組みが簡単で値段も安く、三河地方の小規模な紡績所で広く使われました。並列処理で速度を上げる発想はコンピュータと一緒ですね。

これはウォータフレーム紡績機だったかな。

ジェニー紡績機。

ミュール紡績機。

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