こたなたよりこんなこと

「登場人物」と「人物設定」は「フィクション」です。人物・企業・団体は実在のものとは関係ありません。

航空黎明期の写真とチョコットリニューアル

2013年04月05日 | 博物館・科学館

 学生さんたちはそろそろ「春休み」も終わりではないでしょうか?この時期は「春休み合わせ」で博物館とかは色々な企画展が催されています。まぁ、それとは少々別なのでしょうが「かはく」では3月26日から4月7日までの12日間だけの「ミニ企画展示」として「航空黎明期の写真展 -それでも私は飛ぶ-」が開催されています。

 この「航空黎明期の写真展」ですが「東京文化財研究所」と「日本航空協会」が「航空に関する資料」の保存方法や修復方法の研究を共同で開発しているのです。その「保存処置」の一つとして航空関連の写真などをデジタル化をしており、デジタル化を終了した写真や関連する資料などをこの展示で紹介しているのです。展示は「パネル」とWW1くらいの「ドイツ航空機」の計器類にこれまたWW1時代に活躍した「フランス航空機」である「ニューポール24」の「プロペラ」。「デジタル化」された写真たちは「大型液晶モニタ」で見ることができるのですが、相当な量があるようで、10分近く見ていたのでが全部見きれなかったですよ…。

 見て思ったのは、航空機の進化の早さですね。ライト兄弟が初飛行してから現在まで約100年。100年前は木と布でオープンコックピット。最高速度も100km/h以下で高度も100mくらい、航続距離も10km以下だった飛行機は、今では高度1万mでも地上と変わらないように過ごせ、音と同じ速さで地球1周も難なくでき、機体はカーボンモノコック。多分ロケットに次いで進化の早い乗り物ではないでしょうか?でも、そんな航空機の黎明期を写した物は少なく。所持者が死亡した後、遺産整理で破棄されてしまったりする事が多く、思ったよりも写真資料は少ないようです。そんな航空機の歴史を守るために開かれた展示でもあるのです。

 「航空黎明期の写真展」は「地球館2階」で開催されており、その後の展示「日本の宇宙開発」では4月から展示がリニューアルされ2つの展示物が追加されたのです。一つは約2年前に話題となり、東宝で「はやぶさ 遥かなる帰還」と映画化された有名な「小惑星探査機 はやぶさ」の実物大模型。これはその「はやぶさ 遥かなる帰還」で使用されたものでして「JAXA 相模原」にあるのよりもお金をかけて製作してあるのが伺い知れます。それとコレはかなりマイナーですが「次世代型無人宇宙実験システム(USERS)REV」の実物が常設展示される事になりました。ただ、こちらはまだ「完全」なようではなく、「準備中」のショーケースがあったりしますから、今後何か追加されるのでしょうね。

 それでは、本日の登場人物は「機械工学」な話ですのでこの方、「ベルギー国立博物館」で「機械工学」の「学芸員」をしている「スキッパーキ」の「Cheifille」である「ブランディーヌ・デュラン」さん。航空黎明期の貴重な写真資料がいっぱいなのです。ちなみに背景がその「航空黎明期の写真展 -それでも私は飛ぶ-」の会場一部分です。

2013_04_05


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