こたなたよりこんなこと

「登場人物」と「人物設定」は「フィクション」です。人物・企業・団体は実在のものとは関係ありません。

手作り全天周プラネタリウム

2013年04月07日 | プラネタリウム

 さてさて、今日で春休みもお終いな学生さんたちも多いのではないでしょうか?そんな「春休み」の期間だけ「久喜プラネタリウム」では「春休み特別投影 『期間限定!全天周プラネタリウム』」が投影されていました。「全天周プラネタリウム」なんて珍しくも無いと思われる方が多いと思いますが、最新鋭や資金的あり「SKYMAX」などの大変高価な全天周投影機が導入されているされている館なんて全国的に見れば少なく、地方自治体が運営している館の多くは機械が古く、プロジェクターも全天周に対応しているワケでもないんですよ。私が常連な「久喜プラネタリウム」もそんな館の一つで、「投影機」は25年前の「GMⅡ」でプロジェクターは昨年故障し、最新のを入れていますが、それでも業務用の一般的な汎用プロジェクターで当然全天周なんて対応してはいないのです。

 しかし、そんな一般的なプロジェクターをカスタマイズして「擬似全天周」ができるのです。まぁあくまで「擬似」なので、画面にゆがみがあったりしたりはしますが、少なくとも正面での映像は今までの「プロジェクター」とは違い、ドーム全体に映し出されますので、「いつも」の映像を知っていると、その驚きは相当なものになりますよ。

 まぁ、裏話になるのですが、この「全天周システム」は「フィッシュアイレンズ」を「プロジェクター」の「レンズ」前に設置し投影します。なので「レンズの取り付け」やゆがみ等に対する投影映像の補正。位置の調整など、多くの手間がかかり、そう簡単にはできないのですよ。今回は昨年12月の番組である「探訪88星座」で使われた映像と、「国立天文台 4D2Uプロジェクト」の中核をなす「Mitaka」を使い太陽系の惑星や銀河を案内していっているのです。「Mitaka」は「フリーソフト」ですので、家庭でも同じような画面を見ることができますが「15mドーム」で見るとさすがですよ。その分製作の方はとても手間がかかったようですね。

 とりあえず「春休み期間限定」な今回の「全天周」ですが、話に聞くとかなりの好評で、「ぜひ見たい」というアンケート回答がほとんど。多分ですが、また全天周をやるようなコトもあるようですよ。作るほうは大変そうですが…。

 それでは、本日の登場良人物は「プラネタリウム」な話題でしたのでこの方です。「プラネタリウムの妖精」を名乗っている「天元界 天象運行監視室 第二区域局」所属の「天象精霊」である「カスミ・アウロラ・タマノイ」さんです。数ある全天周番組。しかし、それを「手作り」でやってしまう久喜プラネタリウムに感心な「カスミ」さんなのです。

2013_04_07

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