6月1日(土)
開幕から、同一カード1勝2敗が四回、3連敗が一回、あくまで過去のデータ上のことですが、この時点で優勝確立ゼロとレッテルを貼られた今年のカープ。
次の4月16日の巨人戦にも負けて4勝12敗となり、首位に7ゲーム差の最下位と、まあ、情けないというか、なんか10年くらい前のカープを見ているようで思わず苦笑い。
巷では、「フリーエージェントで抜けた丸のロス」と言われましたが、私はそうは思っていませんでした。
先発のジョンソンと野村の調整不足に加え、勝たなければいけないエース大瀬良の試合での失策による失点。
打つほうでは、会沢がオープン戦でソフトバンクのルーキー甲斐野投手から受けた顔面への死球が痛かった。フェースガードで大事には至らなかったものの、やはり、開幕からしばらく左腰が引けてバッティングになっていませんでした。それに、田中、松山、安部の不振。まあ、丸と交換で来た長野はカープに慣れるまで時間がかかるかもしれないし、だいたい巨人がプロテクトをはずした選手だと思うと気にはなりませんでしたが。
とにもかくにも、サイテーの状況で迎えた翌4月17日の熊本での巨人戦。この日も、2-2の同点で迎えた8回裏、丸に2ランホームランを打たれて、万事休すの感だったのですが ・・・・、
打たれたのが丸だったのがカープナインの目を醒まさせてしまったのかもしれません。9回土壇場で3点取って逆転勝ち。最後の勝ち越し打はベテラン石原のヒットでした。
このベテランの意地の一打がチームに火を点けたのでしょうか、この試合から8連勝。その後4連敗があったものの、連休の後に11連勝を達成、昨夜もタイガースにサヨナラ勝ちして、5月はなんと20勝4敗1分という驚異的な数字で、あの、目が醒めた巨人戦から数えると28勝7敗という快進撃、現在の貯金は「13」に増え、堂々たる首位に立っているという信じられない事態になっています。
ところで、チャンスがあったら生の試合を見たいなと思うのはいつものことなのですが、なにしろ人気高騰のカープ戦、去年も一昨年も叶いませんでした。今年、もしカープの試合を生で見るとしたら、5月末の神宮しかないと思っていました。それも、できれば勝つ確率の高い大瀬良が先発する試合でと。
今年の開幕戦で、8回無失点11奪三振の快投を見せた大瀬良投手。開幕日は金曜日で、彼は中6日のローテーションでしたが、連休中の12連戦で中5日が二回あって、今は水曜日が登板日になっています。
「球場へ行くとしたら29日の水曜」と、ずっと天気予報を気にしていましたが、どうも雨模様なのです。それに、ヤクルトは連敗継続中で、26日の日曜日の段階で11連敗。そろそろ勝つんじゃないかという気配もあって、半ばあきらめ気分に。
そんな感じで迎えた火曜日。夕方の天気予報では、翌日の雨は昼前までとのこと。「やっぱり行きたいな」と思っていると、カープがまた勝ってヤクルト12連敗。とはいっても、明日はエースの大瀬良なんだからと、気持ちも二転三転、結局、急遽パソコンでチケットを手配と相成りました。
29日神宮球場。先発は
もちろん大瀬良
カープ側のチケットは取れなくて、陣取ったのが1塁ベンチ近くの席だったので、周りは連敗中のヤクルトをけなげに応援する人ばかり。ここは一人静かに観戦です。
初回、四球のバティスタを置いて、主砲の鈴木誠也、
バックスクリーンへの一振り
ところが、エースの大瀬良なのに、すぐさま、高卒二年目の若造村上君にスリーランを打たれ
ビハインドに
天気予報、今は精度が高くなったのに、はずれることもありますね。5回表1アウト1、3塁の場面で雨天中断。
「せっかく逆転のチャンスなのに」とイライラしていると、30分後、出ました鈴木誠也のツーベース。
雨が上がれば
このスコアですよ
強いです、本当に。最後は、中継ぎフランソアと
押さえ中崎で締め、
そのまま、5-3で快勝。
あーあ、ヤクルト13連敗
初夏の鯉夢か現か滝上り 弁人
思えば4月10日。マツダスタジアムで延長10回表に12点取って、カープファンを失意のどん底に陥れたヤクルト。あのヤクルトはいったいどこへ行っちゃたのでしょう、遠い昔のような感じもします。
それにしてもです、4月の中旬、借金が「8」の時、かなり難しいけれど、セパ交流戦の前までに、なんとか勝率5割近くに戻さないと、今年の上位進出はないかなと思っていたんです。それがですよ、仮に、今日と明日のタイガース戦に連敗しても、「11」の勝ち越しという、うれしさを飛び越した信じられない数字になりました。
ちなみに、ぶっちぎりで優勝した2017、18年とも、交流戦前の貯金は「10」でしたから、まあ、今年も大丈夫かなというところですなのが、不安も少々なきにしもあらず。
実は、借金「8」から首位に躍り上がった裏には、その時点で首位だったヤクルトの大連敗、ベイスターズの10連敗と5連敗という、特定チームの考えられない不振があって、今年はどのチームもいつどうなるかわからないという現実があるからです。
それに、来週火曜日から始まるセパ交流戦。毎年パリーグ球団が上位を占める中で、ここは、最低五分五分の数字で乗り切らないとゴールが見えて来ない感じもしています。
毎日のように、CS放送の「プロ野球ニュース」を見ているのですが、カープは強いといってもセリーグ内のことで、とてもとても、「パリーグの球団を蹴散らかす」ということを口にできる感じではありませんから。
開幕から、同一カード1勝2敗が四回、3連敗が一回、あくまで過去のデータ上のことですが、この時点で優勝確立ゼロとレッテルを貼られた今年のカープ。
次の4月16日の巨人戦にも負けて4勝12敗となり、首位に7ゲーム差の最下位と、まあ、情けないというか、なんか10年くらい前のカープを見ているようで思わず苦笑い。
巷では、「フリーエージェントで抜けた丸のロス」と言われましたが、私はそうは思っていませんでした。
先発のジョンソンと野村の調整不足に加え、勝たなければいけないエース大瀬良の試合での失策による失点。
打つほうでは、会沢がオープン戦でソフトバンクのルーキー甲斐野投手から受けた顔面への死球が痛かった。フェースガードで大事には至らなかったものの、やはり、開幕からしばらく左腰が引けてバッティングになっていませんでした。それに、田中、松山、安部の不振。まあ、丸と交換で来た長野はカープに慣れるまで時間がかかるかもしれないし、だいたい巨人がプロテクトをはずした選手だと思うと気にはなりませんでしたが。
とにもかくにも、サイテーの状況で迎えた翌4月17日の熊本での巨人戦。この日も、2-2の同点で迎えた8回裏、丸に2ランホームランを打たれて、万事休すの感だったのですが ・・・・、
打たれたのが丸だったのがカープナインの目を醒まさせてしまったのかもしれません。9回土壇場で3点取って逆転勝ち。最後の勝ち越し打はベテラン石原のヒットでした。
このベテランの意地の一打がチームに火を点けたのでしょうか、この試合から8連勝。その後4連敗があったものの、連休の後に11連勝を達成、昨夜もタイガースにサヨナラ勝ちして、5月はなんと20勝4敗1分という驚異的な数字で、あの、目が醒めた巨人戦から数えると28勝7敗という快進撃、現在の貯金は「13」に増え、堂々たる首位に立っているという信じられない事態になっています。
ところで、チャンスがあったら生の試合を見たいなと思うのはいつものことなのですが、なにしろ人気高騰のカープ戦、去年も一昨年も叶いませんでした。今年、もしカープの試合を生で見るとしたら、5月末の神宮しかないと思っていました。それも、できれば勝つ確率の高い大瀬良が先発する試合でと。
今年の開幕戦で、8回無失点11奪三振の快投を見せた大瀬良投手。開幕日は金曜日で、彼は中6日のローテーションでしたが、連休中の12連戦で中5日が二回あって、今は水曜日が登板日になっています。
「球場へ行くとしたら29日の水曜」と、ずっと天気予報を気にしていましたが、どうも雨模様なのです。それに、ヤクルトは連敗継続中で、26日の日曜日の段階で11連敗。そろそろ勝つんじゃないかという気配もあって、半ばあきらめ気分に。
そんな感じで迎えた火曜日。夕方の天気予報では、翌日の雨は昼前までとのこと。「やっぱり行きたいな」と思っていると、カープがまた勝ってヤクルト12連敗。とはいっても、明日はエースの大瀬良なんだからと、気持ちも二転三転、結局、急遽パソコンでチケットを手配と相成りました。
29日神宮球場。先発は
もちろん大瀬良
カープ側のチケットは取れなくて、陣取ったのが1塁ベンチ近くの席だったので、周りは連敗中のヤクルトをけなげに応援する人ばかり。ここは一人静かに観戦です。
初回、四球のバティスタを置いて、主砲の鈴木誠也、
バックスクリーンへの一振り
ところが、エースの大瀬良なのに、すぐさま、高卒二年目の若造村上君にスリーランを打たれ
ビハインドに
天気予報、今は精度が高くなったのに、はずれることもありますね。5回表1アウト1、3塁の場面で雨天中断。
「せっかく逆転のチャンスなのに」とイライラしていると、30分後、出ました鈴木誠也のツーベース。
雨が上がれば
このスコアですよ
強いです、本当に。最後は、中継ぎフランソアと
押さえ中崎で締め、
そのまま、5-3で快勝。
あーあ、ヤクルト13連敗
初夏の鯉夢か現か滝上り 弁人
思えば4月10日。マツダスタジアムで延長10回表に12点取って、カープファンを失意のどん底に陥れたヤクルト。あのヤクルトはいったいどこへ行っちゃたのでしょう、遠い昔のような感じもします。
それにしてもです、4月の中旬、借金が「8」の時、かなり難しいけれど、セパ交流戦の前までに、なんとか勝率5割近くに戻さないと、今年の上位進出はないかなと思っていたんです。それがですよ、仮に、今日と明日のタイガース戦に連敗しても、「11」の勝ち越しという、うれしさを飛び越した信じられない数字になりました。
ちなみに、ぶっちぎりで優勝した2017、18年とも、交流戦前の貯金は「10」でしたから、まあ、今年も大丈夫かなというところですなのが、不安も少々なきにしもあらず。
実は、借金「8」から首位に躍り上がった裏には、その時点で首位だったヤクルトの大連敗、ベイスターズの10連敗と5連敗という、特定チームの考えられない不振があって、今年はどのチームもいつどうなるかわからないという現実があるからです。
それに、来週火曜日から始まるセパ交流戦。毎年パリーグ球団が上位を占める中で、ここは、最低五分五分の数字で乗り切らないとゴールが見えて来ない感じもしています。
毎日のように、CS放送の「プロ野球ニュース」を見ているのですが、カープは強いといってもセリーグ内のことで、とてもとても、「パリーグの球団を蹴散らかす」ということを口にできる感じではありませんから。