2月20日(火)
先週の木曜日の15日は大船の病院の通院日でした。病院の近辺には早咲きの「玉縄桜」が何本も植えられていて、ちょうど咲き始めの時期に当たっていました。
でも、今年は気温が低めですから、花も遅いかもと思いつつ、診察の後カメラを手に近づいてみると、
案の定、一輪も
開いていませんでした
もう一つの早咲きの桜「河津桜」。家から駅に向かう途中で一本出会いますが、こちらは三分咲きほどに色づいています。でも、昨年、三浦海岸でほぼ満開の花を愛でたのが2月14日だったことを考えると、今年は少し遅くなっています。
思い起こせば、この時期、春の訪れを拒むかのように冷たい風が渡って行く明石海峡。さすがにこちら逗子は寒風吹きすさぶということはありませんが、春の訪れの遅さといい花の開く時期といい、今年の湘南は明石にいたころと同じような感じがします。
近隣の梅の咲き具合もほぼ同じで、逗子で梅の花をカメラに納めて明石に戻るとまだ蕾の状態、開花が10日から二週間ほど遅かったのを思い出します。要するに今年は、明石にいるんだと思えば、「そろそろ春が来るかな」と、のんびりとした気分になれるのかもしれません。
それじゃあ、この週末はのんびり過ごそうかと思っていると、フィギアスケートで羽生クンと宇野クンが素晴らしいスケーティングを披露してくれました。国別対抗のスポーツにちょっと違和感を感じつつも、序盤は銀と銅にしか届かなかった日本選手が陥りつつあった金メダルの呪縛も解かれて、さすがにほっとした気分で迎えた日曜日。
寝床から出ると、なかなかの好天気。なんとなく軽やかな気分になって、穏やかな日射しの下へ出てみたくなりました。
逗子と鎌倉の境のハイランドの丘からいつものように富士山を眺めて、鎌倉方面への道を下ると、大町の奥の谷戸に出ます。
この辺りは松葉ヶ谷(まつばがやつ)と言いますが、ここには妙法寺と安国論寺という日蓮宗の古刹が並んでいて、まずは妙法寺からお参りをすることに。
お寺へ向かう道の
日溜まりに咲く白梅
境内に入ると、ちょっぴり
春らしい感じが漂いましたが、
この紅梅はまだ
花が開いていませんでした
中世の香のみ漂ふ浅き春 弁人
さて、妙法寺というと、本堂の奥に有名な石段がありまして、
仁王門の先に
緑色の石段が見えています
いちめんに苔むす、その名も
「苔の石段」
寒椿一輪苔の脇に落つ 弁人
この石段の上に、その昔日蓮聖人が二十余年程暮らした庵があったとかで、今は「奥の院御小庵祉」となっています。さらにその奥に、鎌倉宮の祭神で、建武の中興の功労者の大塔宮護良親王の墓もありました。
ここ松葉ヶ谷は、東に浄明寺緑地や名越の丘陵、南には長勝寺の材木座霊園の丘陵が広がっていて、冬の日射しにあまり恵まれないのかもしれません。
次にお参りした
安国論寺も
気温が低いのか、まだ梅の花はちらほらで、その下のマンリョウの真っ赤な実が一・二輪ほど開いた白梅を圧倒している感じでした。
本堂の脇に墓地があって、その手前に急な石段が現れました。どうも富士見台という景色の良い所へ登れそう。妙法寺の裏山へも登ったので、足はパンパンでしたが、もうひとふんばり。
安国論寺の富士見台からの
パノラマ
早春の潮風優し古都静か 弁人
先週の木曜日の15日は大船の病院の通院日でした。病院の近辺には早咲きの「玉縄桜」が何本も植えられていて、ちょうど咲き始めの時期に当たっていました。
でも、今年は気温が低めですから、花も遅いかもと思いつつ、診察の後カメラを手に近づいてみると、
案の定、一輪も
開いていませんでした
もう一つの早咲きの桜「河津桜」。家から駅に向かう途中で一本出会いますが、こちらは三分咲きほどに色づいています。でも、昨年、三浦海岸でほぼ満開の花を愛でたのが2月14日だったことを考えると、今年は少し遅くなっています。
思い起こせば、この時期、春の訪れを拒むかのように冷たい風が渡って行く明石海峡。さすがにこちら逗子は寒風吹きすさぶということはありませんが、春の訪れの遅さといい花の開く時期といい、今年の湘南は明石にいたころと同じような感じがします。
近隣の梅の咲き具合もほぼ同じで、逗子で梅の花をカメラに納めて明石に戻るとまだ蕾の状態、開花が10日から二週間ほど遅かったのを思い出します。要するに今年は、明石にいるんだと思えば、「そろそろ春が来るかな」と、のんびりとした気分になれるのかもしれません。
それじゃあ、この週末はのんびり過ごそうかと思っていると、フィギアスケートで羽生クンと宇野クンが素晴らしいスケーティングを披露してくれました。国別対抗のスポーツにちょっと違和感を感じつつも、序盤は銀と銅にしか届かなかった日本選手が陥りつつあった金メダルの呪縛も解かれて、さすがにほっとした気分で迎えた日曜日。
寝床から出ると、なかなかの好天気。なんとなく軽やかな気分になって、穏やかな日射しの下へ出てみたくなりました。
逗子と鎌倉の境のハイランドの丘からいつものように富士山を眺めて、鎌倉方面への道を下ると、大町の奥の谷戸に出ます。
この辺りは松葉ヶ谷(まつばがやつ)と言いますが、ここには妙法寺と安国論寺という日蓮宗の古刹が並んでいて、まずは妙法寺からお参りをすることに。
お寺へ向かう道の
日溜まりに咲く白梅
境内に入ると、ちょっぴり
春らしい感じが漂いましたが、
この紅梅はまだ
花が開いていませんでした
中世の香のみ漂ふ浅き春 弁人
さて、妙法寺というと、本堂の奥に有名な石段がありまして、
仁王門の先に
緑色の石段が見えています
いちめんに苔むす、その名も
「苔の石段」
寒椿一輪苔の脇に落つ 弁人
この石段の上に、その昔日蓮聖人が二十余年程暮らした庵があったとかで、今は「奥の院御小庵祉」となっています。さらにその奥に、鎌倉宮の祭神で、建武の中興の功労者の大塔宮護良親王の墓もありました。
ここ松葉ヶ谷は、東に浄明寺緑地や名越の丘陵、南には長勝寺の材木座霊園の丘陵が広がっていて、冬の日射しにあまり恵まれないのかもしれません。
次にお参りした
安国論寺も
気温が低いのか、まだ梅の花はちらほらで、その下のマンリョウの真っ赤な実が一・二輪ほど開いた白梅を圧倒している感じでした。
本堂の脇に墓地があって、その手前に急な石段が現れました。どうも富士見台という景色の良い所へ登れそう。妙法寺の裏山へも登ったので、足はパンパンでしたが、もうひとふんばり。
安国論寺の富士見台からの
パノラマ
早春の潮風優し古都静か 弁人