5月20日(金)
連休の後逗子へ帰っていたこともあって、初夏を迎えてからあっという間に二週間が経ってしまいました。
ベランダの向かいのクスノキ。さすが兵庫県の木、外に出てもいたる所で目に入りますが、春の終わりに模様替えした若葉の初々しい色合いが眩しく映えています。
ちょっと郊外へ出れば、そんな若葉の中に身を置く場所はいくらでもありますが、播州でいちばん大規模な伽藍を構えているのは、おそらく姫路にある書写山の円教寺ではないかと、妻君を連れ出すことにしました。
姫路の西を流れる夢前川の畔から
ロープウエイで登ります
山上にはマイクロバスも待っていますが、やはり新緑の中の参道を歩くのが王道というところでしょう。
上り坂を歩くこと十数分で
仁王門へ
さらに十分ほどで
摩仁殿の石段下に
新緑の木々の葉の色は濃淡さまざまですが、青空を背に透き通るように淡く輝く緑色をことばに置き換えるとしたら、いったい何色と言えばよいのかわかりません。
色鉛筆だと「きみどり」?やっぱりしっくり来ません。「ライトグリーン」? いったいヤクルトスワローズのユニホームやカワサキのバイクの、あの明るく淡い緑色は何と言っているのか、いずれにしても色彩をことばで表すのは難しい。ここは取り敢えず「若葉色」としておきましょうか。
その若葉色の中に
紅いシャクナゲが咲いていて
その脇の石段の上が
「摩仁殿」です
清水寺と同じ舞台造りの、なかなか荘厳な佇まいの中、如意輪観音が座っていらっしゃいます。
見晴らしのよい回廊の前も
若葉色一色
新緑といえば、やはりクスノキやイチョウが目立ちますが、ここ書写山はサクラの木が少ない代わりにモミジの木が多く、赤ちゃんの手のような初々しい若葉がとてもきれいです。
秋は秋若葉清やかなもみじかな 弁人
摩仁殿から西へ数分、映画「ラストサムライ」のロケ地として有名な伽藍が現れます。
釈迦如来を本尊とする「大講堂」と
横に延びる総二階の「食堂」
今は宝物安置と写経場になっている「食堂」の手前に「常行堂」があって、三つの伽藍がコの字型に繋がっています。一昨年の大河ドラマ「軍師官兵衛」のロケもここで行われたとのこと、ほとんど欠かさずに見ていたのに場面が浮かびませんが。
書き写す経文包む若葉色 弁人
連休の後逗子へ帰っていたこともあって、初夏を迎えてからあっという間に二週間が経ってしまいました。
ベランダの向かいのクスノキ。さすが兵庫県の木、外に出てもいたる所で目に入りますが、春の終わりに模様替えした若葉の初々しい色合いが眩しく映えています。
ちょっと郊外へ出れば、そんな若葉の中に身を置く場所はいくらでもありますが、播州でいちばん大規模な伽藍を構えているのは、おそらく姫路にある書写山の円教寺ではないかと、妻君を連れ出すことにしました。
姫路の西を流れる夢前川の畔から
ロープウエイで登ります
山上にはマイクロバスも待っていますが、やはり新緑の中の参道を歩くのが王道というところでしょう。
上り坂を歩くこと十数分で
仁王門へ
さらに十分ほどで
摩仁殿の石段下に
新緑の木々の葉の色は濃淡さまざまですが、青空を背に透き通るように淡く輝く緑色をことばに置き換えるとしたら、いったい何色と言えばよいのかわかりません。
色鉛筆だと「きみどり」?やっぱりしっくり来ません。「ライトグリーン」? いったいヤクルトスワローズのユニホームやカワサキのバイクの、あの明るく淡い緑色は何と言っているのか、いずれにしても色彩をことばで表すのは難しい。ここは取り敢えず「若葉色」としておきましょうか。
その若葉色の中に
紅いシャクナゲが咲いていて
その脇の石段の上が
「摩仁殿」です
清水寺と同じ舞台造りの、なかなか荘厳な佇まいの中、如意輪観音が座っていらっしゃいます。
見晴らしのよい回廊の前も
若葉色一色
新緑といえば、やはりクスノキやイチョウが目立ちますが、ここ書写山はサクラの木が少ない代わりにモミジの木が多く、赤ちゃんの手のような初々しい若葉がとてもきれいです。
秋は秋若葉清やかなもみじかな 弁人
摩仁殿から西へ数分、映画「ラストサムライ」のロケ地として有名な伽藍が現れます。
釈迦如来を本尊とする「大講堂」と
横に延びる総二階の「食堂」
今は宝物安置と写経場になっている「食堂」の手前に「常行堂」があって、三つの伽藍がコの字型に繋がっています。一昨年の大河ドラマ「軍師官兵衛」のロケもここで行われたとのこと、ほとんど欠かさずに見ていたのに場面が浮かびませんが。
書き写す経文包む若葉色 弁人