3月23日(水)
私にとって明石暮らしはわずか7年といえばそれまでですが、その間にいろいろな関わりやつながりもできて、明石という地は第二の故郷とも言える親しみの深い所になっています。
その町から29年ぶりの甲子園出場校が出ることになって、期待が膨らむとともに、自分が明石にいる時に出てほしかったと溜め息をついたのも事実です。
昨年9月に明石を引き揚げた後、秋の兵庫県大会の決勝で明石商業が報徳学園を破って優勝したこと。近畿大会の準決勝で大阪桐蔭に破れたものの4強に入って春のセンバツの当確圏内になったことを知り、「今となっては新幹線で往復するしかないけれど、やっぱり春は甲子園に行きたいな」と思っていました。
ところが状況が変わって、先週の木曜日から再び明石暮らしが始まりました。引越しと移動の疲れはまだだいぶ残っていますが、やはりじっとしてはいられません。
初戦は昨日22日の第一試合。開始は9時です。眠い目をこすって8時過ぎに球場に着きました。
久しぶりにアルプススタンドからの応援もいいかなと思い阪神電車を降りました。でも、地元兵庫の代表で、電車で1時間ほどで来られる近さですから応援の人も多いだろうと思っていたところ、
案の定、アルプス席の券売り場は
長蛇の列
内野席のチケットも一塁側は列が長く、中へ入るまで20分くらいはかかりそうな気配。やっぱりいつものネット裏のチケットを手にしてスタンドへ向かいました。
連休明けの平日ということで、ネット裏から3塁側、外野席はまだすいていましたが、試合が始まった頃は、
アルプス席はもう
満席になっていそうな賑わい
いざ出陣春風を背に地元勢 弁人
さあ、その観戦記
マウンドに上がった明商のエース吉高クン、球が高めに上ずり気味で心配でしたが、これは仕方ありません。なにしろ春夏を通じて初出場のチームを背負っての初マウンドですから。
そんな少々不安な立ち上がりの中、初回は日南学園の打者が積極的にバットを出してくるのに助かった感もありましたが、2回表の日南学園5番の浜本クン、高めから入ってくるスライダーを見逃さずレフトスタンドヘ鮮やかな先制ホームラン。
その裏、明商の先頭バッター4番小西クンのライトへのヒットが二塁打となり、バントで1アウト3塁の同点機を迎えましたが、日南エース森山クンの左スリークオーターから投げるクセ球に後続続かずチャンスを逸しました。
その後は明商の吉高クンも本来のピッチングを取り戻し、しばらく投手戦が続きましたが、6回裏の明商、先頭9番の太田クンがヒット。一人送りバント失敗も、さらにバントを試み2アウト2塁に。ここで3番橋本クンのライト線へのタイムリークリーンヒットが生まれ同点に。
1-1で迎えた8回裏。この回も先頭の太田君がセンター前へヒット。前進したセンターのスライディングキャッチ及ばず2塁打になって、これが大きかった。バントで3進の後、スクイズで勝ち越し。これで勝ったかなと思ったのですが、勝負事はそんなに甘くはありません。日南9回表、1アウトから3番に右中間への3塁打を打たれ、当たっている浜本クンに同点打を献上して雲行きが怪しくなりました。
9回裏。先頭倒れ延長戦を覚悟したところでヒットが出ました。次の吉高クンのバントがこの試合の流れを決めた感じがします。投手の右にやや強めのバントが転がり、フィールディングのいい森山投手が果敢に2塁へ送球したものの、これが野選になったのです。これで動揺したのか、森山クン次打者にデッドボールを与えて、
1アウト満塁。
さあ、どうするか
とにかく出場校中バント数の最も多い明商。「やっちゃえ、スクイズ!」と念じていると、8番藤井クンがものの見事にサヨナラスクイズを決めました。
「あっぱれぃ!」初戦突破。そして、
甲子園初勝利
打球の速さや飛距離では日南学園のほうがややまさっていてような気もしますが、高校野球の基本の送りバントを駆使して得点圏にランナーを進め、1点ずつ取って行く野球。爽やかでなかなか好感が持てました。
応援のアルプスも
大喜び
春戦さ舞ふ明石鯛踊る蛸 弁人
さて、次は26日。相手は愛知の東邦高校ということで苦戦必死です。エースで4番の藤嶋クン、さすが注目される選手だけあって、第二試合で、関東一高相手に11奪三振1安打完封。打っても、軽やかなスイングから鋭い先制打を放っていました。はたして、強豪相手に明商の野球が通じるや否や。
甲子園からの帰途、明石駅のステーションビルが新装成ったようなので下りてみると、
ありました、横断幕。
山陽電車の入り口に
名店街の一角に
紹介展示コーナーも
もちろん、日南学園戦勝利の速報も掲示されていました。
私にとって明石暮らしはわずか7年といえばそれまでですが、その間にいろいろな関わりやつながりもできて、明石という地は第二の故郷とも言える親しみの深い所になっています。
その町から29年ぶりの甲子園出場校が出ることになって、期待が膨らむとともに、自分が明石にいる時に出てほしかったと溜め息をついたのも事実です。
昨年9月に明石を引き揚げた後、秋の兵庫県大会の決勝で明石商業が報徳学園を破って優勝したこと。近畿大会の準決勝で大阪桐蔭に破れたものの4強に入って春のセンバツの当確圏内になったことを知り、「今となっては新幹線で往復するしかないけれど、やっぱり春は甲子園に行きたいな」と思っていました。
ところが状況が変わって、先週の木曜日から再び明石暮らしが始まりました。引越しと移動の疲れはまだだいぶ残っていますが、やはりじっとしてはいられません。
初戦は昨日22日の第一試合。開始は9時です。眠い目をこすって8時過ぎに球場に着きました。
久しぶりにアルプススタンドからの応援もいいかなと思い阪神電車を降りました。でも、地元兵庫の代表で、電車で1時間ほどで来られる近さですから応援の人も多いだろうと思っていたところ、
案の定、アルプス席の券売り場は
長蛇の列
内野席のチケットも一塁側は列が長く、中へ入るまで20分くらいはかかりそうな気配。やっぱりいつものネット裏のチケットを手にしてスタンドへ向かいました。
連休明けの平日ということで、ネット裏から3塁側、外野席はまだすいていましたが、試合が始まった頃は、
アルプス席はもう
満席になっていそうな賑わい
いざ出陣春風を背に地元勢 弁人
さあ、その観戦記
マウンドに上がった明商のエース吉高クン、球が高めに上ずり気味で心配でしたが、これは仕方ありません。なにしろ春夏を通じて初出場のチームを背負っての初マウンドですから。
そんな少々不安な立ち上がりの中、初回は日南学園の打者が積極的にバットを出してくるのに助かった感もありましたが、2回表の日南学園5番の浜本クン、高めから入ってくるスライダーを見逃さずレフトスタンドヘ鮮やかな先制ホームラン。
その裏、明商の先頭バッター4番小西クンのライトへのヒットが二塁打となり、バントで1アウト3塁の同点機を迎えましたが、日南エース森山クンの左スリークオーターから投げるクセ球に後続続かずチャンスを逸しました。
その後は明商の吉高クンも本来のピッチングを取り戻し、しばらく投手戦が続きましたが、6回裏の明商、先頭9番の太田クンがヒット。一人送りバント失敗も、さらにバントを試み2アウト2塁に。ここで3番橋本クンのライト線へのタイムリークリーンヒットが生まれ同点に。
1-1で迎えた8回裏。この回も先頭の太田君がセンター前へヒット。前進したセンターのスライディングキャッチ及ばず2塁打になって、これが大きかった。バントで3進の後、スクイズで勝ち越し。これで勝ったかなと思ったのですが、勝負事はそんなに甘くはありません。日南9回表、1アウトから3番に右中間への3塁打を打たれ、当たっている浜本クンに同点打を献上して雲行きが怪しくなりました。
9回裏。先頭倒れ延長戦を覚悟したところでヒットが出ました。次の吉高クンのバントがこの試合の流れを決めた感じがします。投手の右にやや強めのバントが転がり、フィールディングのいい森山投手が果敢に2塁へ送球したものの、これが野選になったのです。これで動揺したのか、森山クン次打者にデッドボールを与えて、
1アウト満塁。
さあ、どうするか
とにかく出場校中バント数の最も多い明商。「やっちゃえ、スクイズ!」と念じていると、8番藤井クンがものの見事にサヨナラスクイズを決めました。
「あっぱれぃ!」初戦突破。そして、
甲子園初勝利
打球の速さや飛距離では日南学園のほうがややまさっていてような気もしますが、高校野球の基本の送りバントを駆使して得点圏にランナーを進め、1点ずつ取って行く野球。爽やかでなかなか好感が持てました。
応援のアルプスも
大喜び
春戦さ舞ふ明石鯛踊る蛸 弁人
さて、次は26日。相手は愛知の東邦高校ということで苦戦必死です。エースで4番の藤嶋クン、さすが注目される選手だけあって、第二試合で、関東一高相手に11奪三振1安打完封。打っても、軽やかなスイングから鋭い先制打を放っていました。はたして、強豪相手に明商の野球が通じるや否や。
甲子園からの帰途、明石駅のステーションビルが新装成ったようなので下りてみると、
ありました、横断幕。
山陽電車の入り口に
名店街の一角に
紹介展示コーナーも
もちろん、日南学園戦勝利の速報も掲示されていました。