チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

どん底に喘いでいました。神戸に来たカープ

2012-05-29 23:53:53 | スポーツ観戦等
5月29日(火)

 「ほっともっとフィールド神戸」。明石にいちばん近いプロ野球公式戦の球場で、京セラドームを本拠地とするオリックスが準本拠地球場として時々試合をします。
 ということは、カープがこの球場にやって来るとすれば、セパ交流戦の二試合しかありませんが、ここ数年は全部京セラドームでした。

 昨年はなぜか、交流戦の始まる前にタイガースとカープの試合が一試合だけ組まれていて、2月の段階でチケットを取っていたのですが、雨で中止でした。

 そして今年は、なんとオリックスとの試合が二試合とも「ほっともっと」で組まれていました。ただ、3月から逗子に帰っていることが多くなり、予定が立たないのでチケットは取っていませんでした。
 今月の半ばに一度明石に戻って、まあ、二週間ぐらいは留まっていたいと思っていたので、さっそくチケットを手配。

 本当は、明石にいてよかったとウキウキして球場に向かいたいところだったのですが、なにしろ前々回の記事のとおり、数日前に広島で悪夢の大逆転負けを喫してしまい、そのショックからか、続く博多でのホークスとの二試合でも惨敗。とても期待が持てる状態ではなく、開き直った気分で向かいました。

 「ほっともっと」へは、私の住まいの近くから20分ほどバスに乗って、神戸市営地下鉄西神線の学園都市前駅に出ます。あとは電車で一駅。

  まずは金曜のナイター。着きました。この日は二階最前列のテラス席
  
 節電?試合開始まであと15分ほどなのに点灯されません。いや、そんなことはどうでもいいのです。たまには勝てるかどうか。

 前週土曜の広島で日ハムを完璧に抑えたルーキー野村君が中5日で先発のマウンドへ。防御率1点台で、マエケンと並んで今最も信頼できる投手の一人。

 ああ、それなのに・・・今日の野村は持ち前の制球が今ひとつ。序盤で2点先制されてしまいました。勝てそうもありません。

  5回終了時の花火もむなしく
  
 こんな日は、記念に花火の写真でも撮るしかないとシャッターを

 ところがどっこい、なんと、貧打のカープが逆転したのです。とはいっても、初めは内野ゴロの間のホームインと内野安打の同点打という取り方でしたが。そして逆転の1点もソロホームランという効率の悪さ。

 そうは言っても、逆転は逆転。今シーズン、初回表に1点取られて最後は勝った試合が2試合ありましたが、2点差をひっくり返して、それもビジターでということになると奇跡的な出来事なのです。

 カープ浮上のきっかけになるかと期待しましたが・・・・・

 9回1アウトから守護神サファテが代打日高に一発見舞われ、10回裏にサヨナラ負けという、この夜も厄病神に取りつかれ、二度と勝てないと宣告されたかのような結末でした。


  翌土曜日のデーゲーム。今日はベンチサイドのとてもいい席で
  
 前回7インニング零封も、救援陣にバトンを渡した後に苦渋を味わったマエケンに全てを託したのですが。
 気合いが入り過ぎたのか、中盤に失点。今シーズン初登板のオリックスの寺原のほうが出来が悪かったのに、全く点を取れる気配すらなく0-2の完封負け。

  一縷の望みを託すカープの大応援も虚しく
  

 マエケンは100球を越えても意地で最後までマウンドを譲りませんでしたが、この日も熱投報われず敗戦投手に。やっぱり彼の試合は彼が打つしかないのかもしれません。5月6日に彼がタイムリーツーベースを放って勝った試合がありましたから。でも、パリーグ主催試合はDH制で、そのチャンスすらないのでした。


   川底に沈みし鯉に試練の日   弁人


 どん底のカープ。翌27日のロッテ戦でも、4-1でリードの最終回にサファテが崩れ、勝ちを逃して引き分けに。
 いわば、チーム全体がノイローゼ状態という感じです。先発にかつてのエース大竹が戻ってきて、盤石に見える先発陣なのに、抑えのサファテが精神的に落ち込んで登録抹消。その彼を心配し過ぎたのか、昨年の勝ち頭のバリントンが二試合連続の大量失点。打撃陣も金縛り状態で、とにかく、皆力が入り過ぎて、全く個々の力を発揮できないような雰囲気に見えます。
 
 もしかしたら、精神的心理的なアドバイザー、専門的なカウンセラーが必要なのかもしれません。アメリカでは多くのスポーツ選手が専属の精神科医やカウンセラーを付けているのですから。



コメント
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