ミステリーもいいね

 

 

5月22日 月曜日。

定休日の休日の朝の9時半、息子の激推しミステリー 『 十角館の殺人 』読了。

なかなかヨカッタ。

ミステリーは今までほとんど読んでいないジャンルですが、

この 『 十角館の殺人 』 は、去年の12月に地域の書店でふと手に取り、帯の

コピーに惹かれて息子へのクリスマスプレゼントに選んだ一冊でした。

自分じゃ読まないけど、あまりに面白そうな気を引くコピーだったし、エンター

テイメント性が高くて一気読みしてしまいそうなミステリーは、普段からあまり

本を読まない ( 本人曰く、読書の時間がつくれない!そうです ) 男子高校生

へのクリスマスプレゼントにぴったりかな~って思って。

 

『 十角館の殺人 』 は、初刷が1987年。1991年に文庫化されて以来、

2007年までに50刷、同年に新装改訂版の第一刷が刊行され、2022

9月に新装改訂版第85刷ということで、ミステリー界の大ロングセラーですね。

 

舞台は四方を断崖絶壁で囲まれた小さな無人島に建つ正十角形の館、そして

時は1986年、大分県O市にあるK**大学のミステリー研究会のメンバー

7人がこの奇妙な館にて次々と殺されていって・・・!!!というものですが、

私の感想の第一、それは 「 懐かしい! 」 でありました。

” ミステリ史上に残る大トリック! ” を読んでの感想にして 「 懐かしい 」 って

どうなの?とは思うのですが、80年代の大学生、大学のミステリー研究会、

メンバー同士の描写、会話・・・それは私の学生時代と丸かぶりなのです。

ぼろっちいサークル棟の部室や、その狭い部室に充満する煙草の煙、懐かしい!

登場するミステリー研究会のメンバー達は男女みな喫煙者です。ひっきりなしに

タバコ吸っているの。今じゃ考えられないのですが、当時はそうでした、懐かしい!

私はタバコ嫌いで吸いませんでしたが、当時の大学生は、学生たる者・吸って&呑ん

一人前!みたいなところがありました。そして、新入生歓迎コンパとかなんとか

で宴会をしては、下級生に無理矢理お酒飲ませて急性アルコール中毒死という

悲惨な事件が問題になり始めていた頃・・・そうでした・・・・

さらに。サブカルチャーなど趣味の特定領域にて愛好者同士がお互い相手のことを

「 おたく 」( 例:「 ねえ、おたくさぁ、あの作品観た? 」 ) と呼びかけるの。

これが現在に至るオタクの始まり、と記憶してます・・80年代・・懐かしい!

そのような淡いノスタルジーとともに読み進んだ、懐かしさ一杯のミステリー作品

でありました。

 

帯のコピーに偽りなし。

” たった一行 ” で世界が変わる衝撃体験をしたくて、途中からは一気読み。

この歳で読むと、結構ツッコミどころはありますが、ミステリーの醍醐味の前には

そんなことどうでもいいのです。

 

たまにはこのような謎解きエンターテイメントの刺激もいいものです。

80年代に青春時代を過ごした50代以上のみなさまにもオススメです・笑

 

 

明日金曜日は、パスキューアイランド・パン販売の日。

ここパスキューの正面の大窓から、目の前の通りの街路樹の銀杏の樹の萌えいずる

新緑と木漏れ日が目に映り、なんとも癒やされる眺めです。

この季節は、咲き誇る花々も素敵ですが、木々の緑のグラデーションに感動します。

目にもこころにも、体の隅々までも、自然からのエネルギーを染み渡らせたいです

よね。お天気の良い日には、外に出てちょっと歩きましょうか。

5月、6月はお散歩が似合います。

 

明日もこんがりと焼けた丸いパンを山盛りにして、みなさまのご来店を

お待ちしております!!

 

 

グラハム粉の丸いプチパン

1個 150yen

 

 

 

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