2015年1月4日 日曜日。




2015年、

あけまして おめでとうございます。

大雪も吹雪もなく、穏やかに晴れていた札幌の年末年始でした。

皆さまのお住まい、そしてお里はいかがでしたでしょうか。

年賀状を書き、お雑煮を食べ、一度洗濯機も回し、ワインも飲みました。

そして、

家族全員、無事で笑顔でみんなで年を越し、そして新年を迎えられたことを感謝でき、

本当に何よりのことだなあ、と思いました。

今年が動き出しました。

ああ、それだけで何か引き締まるものがありますね。

新しいって、素敵です。

高いイメージと目覚めた頭で、2015年の大冒険に挑みたいです。

締めて、緩めて。

動いて、休んで。

今年は、バランスの感覚を手に入れたいと思います。

そして、季節のダイナミズムとともに、丁寧に暮らしを整えること。

ああ、私にとっては結構なテーマなのですが、そうありたいのでそうイメージします。

そして、笑顔で。いつも。


いよいよ寒さが募り、冷え込んできますね。

温かいものをたっぷりと摂って、親交も温め合って、ゆっくりと楽しい睦月をお過ごし

ください。

パスキューアイランドも、北風の中、足をお運びくださった皆様が、ホーッと緊張を

緩めて、愉しく廻っていただけるよう店内の気を整えることに努めます。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。





    魂のいちばんおいしいところ
          
               谷川 俊太郎



神様が大地と水と太陽をくれた

大地と水と太陽がりんごの木をくれた

りんごの木が真っ赤なりんごの実をくれた

そのりんごをあなたが私にくれた

やわらかいふたつのてのひらに包んで

まるで世界の初まりのような

朝の光といっしょに



何ひとつ言葉はなくとも

あなたは私に今日をくれた

失われることのない時をくれた

りんごを実らせた人々のほほえみと歌をくれた

もしかすると悲しみも

私たちの上にひろがる青空にひそむ

あのあてどないものに逆らって



そうしてあなたは自分でも気づかずに

あなたの魂のいちばんおいしいところを

私にくれた




『 魂のいちばんおいしいところ 』
谷川俊太郎詩集 / 発行所: 株式会社サンリオ



追伸
今年は詩も読みたい私です。


















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