キャンドルのこと

家に帰り着き、服の着替えなどをすませると すぐにキャンドルに火を灯します。
白いお皿にのせたキャンドルは 毎晩 毎晩少しずつ姿を変化させ 丸味をおびて
溶けてゆきます。芯の周りのワックスの池に炎のゆらぎが映ります。
残っている壁が明りを透かして 行灯のようです。優しくて 穏やかで、でも
とても根源的な 小さな宇宙がそこにある、という感じ。
ずーっと眺めているわけではないのです。ごはんの用意をしながらとか、お風呂上り
に髪を乾かしながらとか、本を読みながらとか、何かやっているとチラッと見えるのです。輝く小さなその物体の 独得の質感と まるで生きているかのような存在感!!
それをいつでも感じていたくて、家に着いたらまずはマッチを擦る、というわけです。
寒く暗い冬は 特に キャンドルを灯すと 心身ともに温かくなると思います。
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