レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

10年ぶりに再読コミックス

2009-03-03 05:42:22 | マンガ
 友人から、10年ほど貸しっぱなしになっていたコミックスが30数冊返却されてきた。一部は、せっかくなのでまた読んだ。
 いまはご無沙汰の作家、別作品で活躍中の作家、いろいろで時の流れを感じる。
・加藤知子『おまけの海藤家』の3巻4巻  この連載のあと、中断していた『天上の愛地上の恋』がめでたく復活して、その完結のあと一作くらい載って、そのあと沈黙だったか?
・岩崎陽子『無頼』3巻4巻 --続編も中断、その後読みきりは出たものの、再開はしてない。このまま未完かよ~~。いやそれどころか、『浪漫狩り』のあと新作も出てないのではないか?
・やまざき貴子『ッポイ!』11巻12巻  中断の時期をはさんで再開中。一つ一つの話は面白くなくもないのだけど、いかんせん長く続きすぎだと思う。私はむしろ、「Flowers」の『LEGAの13』に期待している。
・はるえるぽん『コンプレックス192』6巻7巻 この作品はとうに終わって、いまはどうしているんだったか。『コンプ~』は当時グッズも出ていたな、私はクリアファイルを買ったものだ、いまも使っている。ぽんさんは、「青磁ビブロス」の「パッツィ」でやってた『KA・GE・KIにゆうき!』が面白かったのだけど、休刊で未完で残念だった。男のくせに女装して「御宝塚」に入ってしまった兄ゆうきと、心配のあまり女装して面会に通う弟、そんなキテレツな状況だけどけっこう健全なノリのコメディだった。
・新井理恵『×(ペケ)』6巻  そもそもどういうきっかけでこれを読むようになったのか忘れていたけど、『ミラージュ』同人誌でダブルパロのタネになっていたことだ、と思い出した。 くろだ美里『人間合格』を友人Aに貸したら、「明るい『×』みたい」という感想だった。確かに。不良のくせに出てくるたびに善行しかしていないヤツがいる。絵は『×』のほうがかわいくて洗練されている(トーンの陰影が効果的なのだろうか、エロさを出すのも上手い。関係ないけどこのひとデビューは「JUNE」のはず)、『人間合格』のほうが毒気がないーータイトルからして明るいよ。
・『おたんこナース』6巻最終巻。 ほとんど中身を忘れていたよ。メイキングで明かされている、最終話のボツになった最初の案、第1話の態度のでかい三浦君が再登場して、うその大学生活のビデオに協力するという話(『グッバイ、レーニン!』みたいだな)面白そうだな。
 その他、『風雲児たち』28巻29巻、『陽だまりの樹』全8巻、『風光る』3~5巻など。

 こうして見ると、中断まったくナシでま~だ続いている『風光る』ってスゴいな・・・。
 私は、それぞれの連載をそこそこヒットさせ、引き伸ばしにならずに次作に移っている佐々木倫子がいちばん幸せだと思う。
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