レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

あかねこ 島の人

2012-04-11 14:08:50 | マンガ
竹本泉『あかねこの悪魔』4
 先月の新刊。『テルマエ・ロマエ』掲載でたまに買う「コミックビーム」の連載。
 読書好き高校生の山嶺茜子と辻島君は、本の中身を食べて内容を変えてしまうネコ型怪物「紙魚」を退治する役目を負わされて、本の中へと入り込む。茜子はたいてい露出の多いコスプレをさせられているけど、「ほほほほ」と高笑いしているけど、それが不純に見えないのはなんの人徳か(?)。少女のキケリナ様にいそいそとキスして助力するノリの良さが楽しい。

ひらのあゆ『島の人』  芳文社
 たいへんゆっくりのペースで描かれていたもので、ひと昔以上まえの初登場であったらしい。
 なぜかボートで漂流していたゴウが流れ着いたのは、さる富豪の持ち物の島で、兄妹と執事がのんびりと暮らしていた。いともかんたんにそのペースになじんでしまったゴウ。ときどきヘンな飛び入りも加わる。
 ほんとに、無為きわまりない世界だけど、少しはこんな時間もいいかな~と思う。
 世界のあちこちで子供つくってる父親という設定で『聖闘士星矢』を連想したのは私だけだろうか。

 今月はほかに、『かの名はポンパドール』1、『壬生義士伝』4、『風雲児たち 幕末編』20、『チェーザレ』9。河村恵利『帷子の舞ーー信長の時代』、歴史もの率は高い。
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2 コメント

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ん?「帷子の舞」? (サラ)
2012-04-12 21:32:40
>河村恵利『帷子の舞ーー信長の時代』

「帷子の舞」って、信長も登場しますが、お茶々と森蘭丸が主人公です。
「信長の時代」だから、タイトル詐欺ではありませんが、むしろ河村さんのお茶々ものを出す際に収録した方がよい作品です。

お茶々ものを出す気はないのかな…。
再録ですね (レーヌス)
2012-04-13 15:10:32
 リストをよく見ると、値段が540円で(通常のプリンセスコミックスは440円)「時代ロマンSLT」というレーベル名がついています、タイトルをあまり記憶していないのですが、ではまた再録ですか。 
 お茶々の出る話はかなりになりますが、この名前を表に出して便乗する機会はしばらくないのでしょうか。来年の大河は幕末(?)だし。

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