『カルバニア物語』等のTONOさんの妹「うぐいすみつる」さんの先月出た単行本『タコちゃんの青春シュビドゥバダ 海外・日常編』。筆者の米・欧体験がたくさん話題になっている。アメリカンはアイム・ソーリーを言わないのが腹立つという話があるけど、ドイツ等でもあてはまることだろう。
金髪碧眼自慢のアメリカ人たちが、ヨーロッパへ行って滞在するうちに色が濃くなってきたという話は驚いたし面白かった。北欧の友だちは、冬の日照時間の短い季節には髪・目の色が濃くなるのだと説明したという。ふーん、と思う・・・が!え、ヨーロッパ人の中での分類で、ギリシアとかイタリアとかスペインとか南のほうはダークが多数派で(%)、北方=ゲルマン=金髪!ということになってないか?もちろん実際のところ、ドイツ人といっても金髪碧眼なんてそうごろごろいるものじゃないとは私も知ってるし、むしろ茶色のほうが多い印象はある。部下Zみたいな、親衛隊にスカウトされそうな人は一握りだろう。
(「西洋人」「白人」の替わりに「青い目の」なんて表現を使うことを私は嫌いだ)
ここで思い出すこと。歴史その他のサークル『欧亜州共同体』で数年前に出していたドイツサッカーの本に、「ドイツ代表のすごいところ」という題で、メンバーの数人が、アップで見ると目が青い、「スゲェ!」ーーいや、冷静に言って、目が青いからってなんでスゴイんだ?とツッコまれると私も困るんだけど、なんとなく、おおっ!という感じはわかる。もっとも、私自身が青い目をナマで見たことがあるかというと、ないかもしれない。少なくとも日本人にとっては身の回りにめったにいるものではないし。
同じマンガによると、アメリカの書類に記入される髪・目の色は、ほとんどの日本人は「茶色」とされ、「黒」はインド人やアラブ人だという。確かに、日本人だからといって真っ黒クロの髪もけっこういないものだ。
私は(白人の容姿については)、濃くない顔でダークの髪が好みである。しかし、アウグストゥスに関しては、金髪史実を尊重してもらいたい。
%まえに某ローマサイトでアウグストゥスの髪の色の話が出たときに、『皇帝伝』で髪の色の言及があるのはこの人(「淡い金色」)とネロ(「亜麻色」)だけなので、少数派だったのだろう、ということになっていた。
金髪碧眼自慢のアメリカ人たちが、ヨーロッパへ行って滞在するうちに色が濃くなってきたという話は驚いたし面白かった。北欧の友だちは、冬の日照時間の短い季節には髪・目の色が濃くなるのだと説明したという。ふーん、と思う・・・が!え、ヨーロッパ人の中での分類で、ギリシアとかイタリアとかスペインとか南のほうはダークが多数派で(%)、北方=ゲルマン=金髪!ということになってないか?もちろん実際のところ、ドイツ人といっても金髪碧眼なんてそうごろごろいるものじゃないとは私も知ってるし、むしろ茶色のほうが多い印象はある。部下Zみたいな、親衛隊にスカウトされそうな人は一握りだろう。
(「西洋人」「白人」の替わりに「青い目の」なんて表現を使うことを私は嫌いだ)
ここで思い出すこと。歴史その他のサークル『欧亜州共同体』で数年前に出していたドイツサッカーの本に、「ドイツ代表のすごいところ」という題で、メンバーの数人が、アップで見ると目が青い、「スゲェ!」ーーいや、冷静に言って、目が青いからってなんでスゴイんだ?とツッコまれると私も困るんだけど、なんとなく、おおっ!という感じはわかる。もっとも、私自身が青い目をナマで見たことがあるかというと、ないかもしれない。少なくとも日本人にとっては身の回りにめったにいるものではないし。
同じマンガによると、アメリカの書類に記入される髪・目の色は、ほとんどの日本人は「茶色」とされ、「黒」はインド人やアラブ人だという。確かに、日本人だからといって真っ黒クロの髪もけっこういないものだ。
私は(白人の容姿については)、濃くない顔でダークの髪が好みである。しかし、アウグストゥスに関しては、金髪史実を尊重してもらいたい。
%まえに某ローマサイトでアウグストゥスの髪の色の話が出たときに、『皇帝伝』で髪の色の言及があるのはこの人(「淡い金色」)とネロ(「亜麻色」)だけなので、少数派だったのだろう、ということになっていた。
なるほど吸い込まれるような碧眼がとても印象に残るのは事実です。だからよく文学的に表現されるのですね。
目の色や髪の色、肌の色などは共通していますから、アンバランスな印象を受ける場合は染めていたりする場合が多いですね。英国人のその比率やアイルランド人のブロンドの比率を考えれば、米国人の殆どは染色しているとしても間違いないでしょう。
ただ、アングロサクソン系はドイツ人などよりも肌の色が白い場合が多いですね。
事実誤認があるからこそ、ナチはノルウェーやポーランドの女性にドイツ人の子供を組織暴力的に身篭らせたのですね。
そういえば、ナチスの「レーベンスボルン」計画でしたか、ポーランドなどの金髪碧眼の子供を取り上げてドイツ人家庭で育てさせたという話もききました。「純潔ゲルマン」なんて無理があることの証明かも。
日光との関係でいえば、太陽の豊かなほうが体格もよくなると言われるのに、北方ゲルマン系のほうが断然デカイのも不思議なことです。
もうひとつ連想したのは,「エロイカより愛をこめて」の「パリスの審判」です.ここに出てくるナチス戦犯の孫は,ひとりは金髪碧眼を受けつぎ,もうひとりには「ナチス将校の冷血が潜んでいる」とされています.
生物学的・遺伝的特質を政治にむすびつけるのは偏見だといわれるかもしれませんけど,青池氏の作品は,そのはばひろさ・おもしろさによって,たかがマンガからでも現代の諸問題にアプローチする回路を示してくれている点で,貴重なものといえると,おもいます.
タニアの髪を金髪にしようとした母は、夫の過去の黒髪美女との恋への嫉妬が無意識にあったのだろうか、といまふと思いました。
『パリスの審判』、遺伝を絶対視するのは危険でもありますが、そういうある意味ミーハーな要素もエンターテインメントには重要だと思います。