レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

亀さん執筆 世界の歴史人物事典

2019-08-27 09:09:40 | 歴史
 亀さんのサイト『歴史系倉庫』で、ツイッターまではあまり読んでいないので、『偉人たちの科学講義』の発売の件はしばらく知らなかった。
 Amazonで私もレビューを書いたので貼っておく。
「まんが偉人たちの科学講義」

 『やばい世界史』は、mixiで何度も紹介されたので知ってはいたが、これにも亀さんがマンガ描いていることは上記のツイッターで知った。そして『まんが世界の歴史人物事典』も。
「やばい世界史」
 『やばい~』は、「監修」の本村さんのお名前が最も大きく載っているが、実質的な執筆者(文章)は「滝乃みわこ」さんなのだろう。イラストが「和田ラヂヲ」さん、そしてマンガが亀さん。
「まんが世界の歴史人物事典」
 こちらは、絵描きとして10人も名前が挙がっているが、誰がどこを描いたのか不明瞭なのがよくない。『踊る!アントワネット様』のにしうら染さんがいるのはもうかった気分。モネ、ルイ16世&アントワネットがにしうらさんで、ルターが亀さんなのは嬉しい。
 上記2冊、小学生向けと大人向けの違いが興味深くて笑いを誘う。前者は、「すごい」と「やばい」と両方書いてあるけど、後者は「やばい」がほぼないし。
 ところで、『世界の歴史人物事典』は、紛らわしい題でしかも同じ西東社の本が同じ棚にあり、まえにここで言及した『世界の歴史 人物事典』成美堂出版と似た感じ。ここでのアウグストゥスの絵は、かっこいいと言えなくはないけど、なんか怖い。アグリッパも出しているのは〇。 この本では、どの絵描きがどれを描いたのかが明記してあるのに、なぜ、同じ出版社の似た傾向の本で違いがあるんだ!?
 紛らわしい題の本一覧をこの際貼っておく。
「世界の歴史人物事典」

 複数の絵描きがいるのならばどこを誰が担当しているのか明確にしてほしいという点で、『大学入試 マンガで世界史が面白いほどわかる本』は、絵のひとコマといっしょに名前を並べてあったのでこれはましなほうだと言える。

 ステイシー・シフの『クレオパトラ』はやっと読んだけど、詳しく感想を書く気がわかない。アウちゃんの外見に関して、「ぱっとしない」だの「魅力がない」だの、スエトニウスをもののみごとに無視してくれた不快さだけは言っておこう。
コメント (2)
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