レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

「暑中見舞い」の季節

2019-08-21 08:35:19 | 雑記
すでに20年以上まえのこと。新聞で読んだ高齢女性の投書。大意:知人の若い娘さんから暑中見舞いが来た、まだ7月始めなのに、いまどきの若い人はものを知らない。
 これを読んだ私の率直な感想――なんて性格の悪いババア!もう暑くなったから「暑中お見舞い」を出したんだろう、気が早いと苦笑するくらいにしておけばいいのに、まごころをくむこともできないなんて年の功というものがない。

 暑中見舞いの時期は、従来は7月20日ごろからとされていたが、このごろはそれが早くされているようだ。いくつか検索してみた結果、

・二十四節気の小暑(7月7日頃)から立秋(8月7日頃)の前まで、という説や、夏の土用の時期(立秋の前の約18日間。7月20日頃~)、あるいは梅雨が明けてから、など。

・二十四節気の「小暑(7月7日頃)」~「立秋の前日(8月7日頃)」にかけて送るのが通例です。

・暑中見舞いを送る時期にはいくつか説があるのですが、結論を言うと、7月下旬~8月上旬。遅くとも立秋(8月7日頃)までには相手に届くようにしましょう。


 と書かれている。件のババアはもう故人になっているだろうが。夏の暑さ状況が様変わりしているからなのだろうか。

 なお私は、年長者や年上の女を軽々しくオバサンだのババアだの称することはけしからんと思っている、これは、特別な悪意をこめて敢えて使っているのである、念のため。

 「残暑見舞い」への切り替えも遅くなっても文句はない。少なくとも、印刷してしまったものはそのまま使っていいと思っている。

コメント
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