レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

バサジャウンの影

2017-02-01 07:53:35 | 
ドロレス・レドンド『バサジャウンの影』 ハヤワカ・ミステリ
 新刊。スペイン産。舞台はバスク地方。
 少女たちへの連続殺人事件、地元出身のアマイアが捜査の指揮を任されて故郷に戻る。精神に異常のある母に酷い仕打ちを受けていた彼女にとって、故郷には辛い記憶もあった。いまはアメリカ人彫刻家である夫と仲睦まじく過ごしているが、子供をせっつかれ始めたのも気がかりの一つになっていた。
 
 アマイアの過去や家族間の確執なども興味深く読めるがムカつくキャラたちもいる。クソ母はとっとと死んでほしい。


 アマイアの妊娠を暗示して終わっているけど、ならないほうが好みだった。
 三部作だというので続きは期待する。


 

今月の文庫新刊では、「ソフロニア嬢」が出るので買う。
コメント
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