レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

明日から図書館が休み ハイウェイの三人

2014-04-04 15:50:31 | 
 明日から地元の図書館が整理のための1週間の休館に入る。この季節の恒例。
 予約していた本で『帰ってきたヒトラー 下巻』が、3日前に「配送中」状態になったけど、昨日の時点でまだ「取り置き済み」にならなかった。もしも朝一番の時間帯に私が行ってまだで、数時間後にチェックしたら「取り置き済み」になっていたらそのまま1週間はイヤだ~~!と思ったので、今日の昼前に電話して尋ねてみた、今日中に届きそうかどうかを。すると、週に2度しか配送が来ないところからなので明日になってしまうということだったので、諦めて今日の午後、届いているほかの本を受け取ってきた。ケン・フォレットの、第2時対戦ものと東西冷戦もの。そして『井上靖全集』の1冊と、三島由紀夫『禁色』←これは『少女よ漫画の星となれ』がきっかけでこの際読んでみようという気になったのである。 この2冊は分厚い、重い! 
 
 現在順番待ち中の本は、『女子漂流』、『蚊がいる』。性質としては読むのにさほど時間のかかりそうな本ではない。市内に3冊あるのだ。休館する時期は市内でズレもあるので、それがうまく作用してこの1週間の間にも進んでくれることを期待する。


ダグマール・ガーリン『ハイウェイの三人』
 児童書。70年代の作品で邦訳は80年代。ドイツの作品だけど舞台はフランス。夏のバカンスのときに邪魔なペットを捨てることが少なくないという問題を背景にしている。
 ドイツ人のマイヤー夫妻(うんと平凡な名前を使っているのは、身近な問題であることの主張だろう)が南フランスへバカンスに出かけるけど、犬連れでは泊めてもらえないのでやけになって捨てる。捨てられた犬と、ヒッピーの青年と、世話を焼かれすぎてうんざりして家出した少年が道連れになる。途中でジプシーと友だちになるけど、「ジプシー」という名称をまだ使用している点に時代を感じる。

コメント
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