レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

12月16日は重要な日

2010-12-16 06:49:07 | ドイツ

 これはまえにも書いた気がする。大学1年のときドイツ語会話の時間にクリスマスの話が出たとき、12月6日は聖ニコラウスの日、16日は、「6日ほどではないけど重要な日」--ベートーヴェンの誕生日だと言われた。 そうか、やはりドイツ人にとって誇りになる存在なのか、と思った。 12月17日と書いてあることもあるけど、それは洗礼の日で、たいてい誕生の翌日に洗礼なので逆算して16日が誕生日と推察されているから。洗礼=誕生とする考えもあるので、17日を誕生日としてあっても間違いではない。

 この季節には。ユーハイムなどにシュトレンが出る。Stollenとつづる。ドイツ語では、アクセントのある母音のあとで子音がひとつなら母音は伸ばす、そうでないなら短い、それが原則。そしてこの場合、原則通り、伸ばさないのが正しい。Stollenはシュトレン、伸ばさないんだったら! ユーハイムからしてシュトーレン表記だからな~。言いやすいのかね。
 今年は、ドイツの知人の贈ってくれたものもある。ダルマイヤーって高級店のはず。


 季節と無関係だけど、数か月まえに書いて未投稿のぶん、今年も終わるまえに投下してしまおう。

洗面器

 私が98年秋から1年、ドイツ西南部の都市フライブルクで過ごした際、真っ先に買ったものには、買い物カート、卓上蛍光灯、CDラジカセがある。 概して部屋の照明が(日本人から見て)暗いので、勉強や読書をするならば卓上ランプは必需品だと思う。
 洗面器をデパートで探したが見当たらず、ボウルを代用品にした。これに石鹸やシャンプーやボディブラシをまとめてシャワー室へかかえて行っていた。
 そもそも、シャワーがメインの入浴において、洗面器とは必要と思われるだろうか。日本の一般的な風呂ならば、湯船の外でごしごし体を洗う際に、湯船にためたお湯を洗面器ですくってざっぱんざっぱんと体にかけて流すので必需品である。
 西洋の映画で、古い時代が舞台の話で、身分ある人が、朝、顔を洗うときに召使いが洗面器を持ってくるという場面を見た覚えがある。しかし、バスタブがあってもその中で体洗いも済ませる、流すにはシャワーを使うことが普通ならば、なくても不自由を感じないかもしれない。
 ドイツ歴の長い知人に尋ねたところ、洗面器はあまり見かけない(シャワーは朝浴びるなと、習慣がだいぶ違う)という。
(ドイツ語の辞書に載っている、浴室の様子を表す絵でも、それらしいものは描かれていない)
 ところで、いまウチではシャワーがあるけど、洗面器も並行して使っている。髪を流すときなどはシャワーのほうが便利だけど、ためたお湯もいくらか手元にあるほうが安心だ。シャワーによっては、かたくて出にくいこともあるし、うまい具合に出てくれないこともあるし。たとえシャワーがメインであっても、やはり洗面器も組み合わせて使うほうが水の節約にもいいと思う。 
 

コメント (2)
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