レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

フィンランドのレポ見学

2010-12-04 09:33:00 | 地理
 大学で、夏に行われるフィンランド語研修の報告の写真展があった。今回はメモをとりながらじっくり見たので、そこから主に書く。つまりもろにうけうりだけどいちいち「~だそうだ」などとはつけない。
 
 「フィンランド」はスウェーデン語の名前でフィンランド語では「スオミ」、これは「湖の国」とされていたけど否定されている。外来語で本来は「土地」、あるいは外来語で語源的には「ホモサピエンス」の「ホモ」だという説が現在は有力。
 首都はヘルシンキ。
 トゥルクは19世紀初頭まで首都だった。近くに大統領の夏の別荘地クルタランタがある。近くの静かな港町ナーンタリは「美しい谷」の意味で、ムーミン・ワールドがあることで有名。
 第3の都市タンペレは最初の工業都市で、労働運動の発祥地(剣をかざした銅像の写真があった)、1918年の労働者の立ちあがった内戦では戦闘の場となった。
 タンペレの大聖堂のステンドグラスは建築家シンペリのデザインによる(わりにシンプルな色彩をしている)。
 ヘルシンキのテンペリアウキオ教会は、岸壁をくりぬいた斬新なデザインで有名(なるほど、外から見ると平べったい感じで、これは確かに珍しい)。 ウスペンスキー教会はフィンランドの正教の中心(なるほど、東方ふうだと感じた私の感覚は正しかったのか)。
 ほか、教会の写真が数種。
 トゥルク大聖堂(ステンドグラスや絵など装飾が華やか。特に、復活したイエスの顔がやたら麗しい)。
 タンペレ大聖堂 1902-07 建築史的には民族的ロマン派の流れ。(装飾はモダンな感じ)
 カルバ教会 1966完成。(外見は教会らしくない。中身も思いっきり現代アート)
 ヘルシンキ大聖堂 1852 新古典主義 シンメトリカルな十字の形。

( )の中は私の感想。
 歴史の概観については後日「歴史」カテゴリーで。

 ついでに。
 先日新聞の国際欄で、アメリカでの、大統領夫人もよびかけての肥満対策について記事があった。そこに数カ国の肥満率が載っていたが、1にアメリカ、2にイギリス、3にドイツ、差をつけてフランス、イタリア、また差が開いて最下位に韓国、日本。--グルメ度と反比例してないか? (順位の比較可能性には疑問の余地があるが)
 もう20年くらいまえ、英会話の雑誌に載っていたという話で、ダイエットのための日本食キャンペーンのコピー、「君は太った日本人を見たか!?」--これはいまでも生きているのかもしれない。 いや、そりゃ、日本人でもデブはいると思うんだけど。彼らから見ればまだまだ?
 まずいと言われるフィンランドもデブ多いのだろうか。
コメント
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