私の姓○○はたいへん平凡である。そして私はこの姓をたいへん嫌っている。平凡だからといって必ずしも嫌いというわけではなく、鈴木や佐藤や高橋は嫌だと思わない、しかし○○は嫌いだ。いい点は、線が単純なのでマジックで書いたり縫い取りするのが楽だったこと、どこにでもある姓なので名乗って一度でわかってもらえることだけである。
私の弟が漫研にいた時期のこと。1年下に、同じ○○という後輩がいたので、彼は「○○2号」と呼ばれるようになった。しかし次の年に彼は言った。同輩・先輩に「2号」と呼ばれるのはかまわない、しかし、後輩から「2号さん」はイヤだ、なにか別の呼び名が欲しい、と。それは新宿を歩いているときだった。「新宿 PePe」という看板があった、「ではおまえはペペだ」ーーと、2号にはペペの名も加わった。
ところで、「2号さん」という言葉はいまでも使われるのだろうか、若干古い気がする。上記実話は既に20年以上まえのことである。
弟の在学中に○○は「3号」までいた。仮面ライダーみたいと言ったら少しはかっこいい・・・こともないか。
「2号」がまだ1年のある日、弟にその漫研の先輩から電話があった。用件は、「2号の名前なんだっけ?」 その先輩は2号に用事があって電話をしなければいけなかったのであるが、家族が出て取次を頼む際に、まさか2号君お願いしますとは言えないので問い合わせてきた次第である。
日本人、特に男どうしでは、親戚か幼友達でもない限り、下の名前を呼ぶことが少ないという習慣の現れである。
私の弟が漫研にいた時期のこと。1年下に、同じ○○という後輩がいたので、彼は「○○2号」と呼ばれるようになった。しかし次の年に彼は言った。同輩・先輩に「2号」と呼ばれるのはかまわない、しかし、後輩から「2号さん」はイヤだ、なにか別の呼び名が欲しい、と。それは新宿を歩いているときだった。「新宿 PePe」という看板があった、「ではおまえはペペだ」ーーと、2号にはペペの名も加わった。
ところで、「2号さん」という言葉はいまでも使われるのだろうか、若干古い気がする。上記実話は既に20年以上まえのことである。
弟の在学中に○○は「3号」までいた。仮面ライダーみたいと言ったら少しはかっこいい・・・こともないか。
「2号」がまだ1年のある日、弟にその漫研の先輩から電話があった。用件は、「2号の名前なんだっけ?」 その先輩は2号に用事があって電話をしなければいけなかったのであるが、家族が出て取次を頼む際に、まさか2号君お願いしますとは言えないので問い合わせてきた次第である。
日本人、特に男どうしでは、親戚か幼友達でもない限り、下の名前を呼ぶことが少ないという習慣の現れである。