03月27日 11時57分 NHK
参照記事
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20210327/2010009861.html
京都では、サクラが見頃を迎え、観光地は多くの人でにぎわっています。
訪れた人からは新型コロナウイルスの感染対策をしながら観光を楽しみたいという声が聞かれたほか、地元の人からは感染の再拡大を心配する声も聞かれました。
京都では、今月22日に京都市内の飲食店などへの営業時間短縮の要請が解除されましたが、その後、感染者数は増加傾向となり、京都府は26日、警戒の目安の1段階目にあたる「警戒期」に入ったと発表しました。
こうした中、26日、観測史上最も早くサクラの満開が発表され、観光地は多くの人でにぎわっています。
このうちサクラ並木がある京都市東山区祇園の白川沿いでは、午前中から着物姿の観光客などが訪れてサクラを背景に写真を撮るなどしていました。
愛知県春日井市の30代の夫婦は「思っていた以上に人出が多かったので、感染対策のために写真を撮ったら早めに移動します」と話していました。
大阪・羽曳野市の20代の女性は「コロナもあるので、人との距離をとりながら散策を楽しみます」と話していました。
一方、地元の人からは人出の増加で感染の再拡大を心配する声も聞かれました。
近くに住む30代の女性は「散歩をしようと子どもたちと来ましたが、人出が多く、コロナが再拡大しないか怖いと思いました」と話していました。
【嵐山にも多くの観光客】
京都の観光名所、嵐山も緊急事態宣言が解除された首都圏から訪れた人など多くの観光客でにぎわい、満開のサクラのもとで散策などを楽しむ姿が見られました。
千葉県浦安市の20代の夫婦は「コロナが広がってから遠出もできていなかったので、緊急事態宣言の解除はいい機会かと思い、観光に来ました。宣言が解除されてもまだ油断はできないので、旅行中も消毒などを心がけるとともに千葉に戻ったらまた外出自粛をして、感染に気をつけていきたい」と話していました。
また名古屋市の20歳の男性は「人は少ないかと思い卒業旅行で来ましたが、思った以上に人出が多かったです。飲食の時も極力マスクをつけるなど感染対策をして楽しみたい」と話していました。