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台鉄、観光列車をリニューアル 利用者増に期待 団体貸し切りも可能に

2019年02月22日 | 臺灣鐵道 高鐵 捷運

展望窓が設置された観光列車の一部車両





(台北 21日 中央社)台湾鉄路管理局(台鉄)は21日、改装を終えた観光列車の客車や食堂車、パーラーカー(一等車)などをお披露目した。台鉄の張政源局長は、座席のスペースが広くなったほか、展望窓やカラオケ設備なども設置されていると紹介し、設備の改善が利用者の増加につながることに期待を示した。

台鉄が観光列車として利用する車両は計29両。使用開始から18年近くが経過したとして、昨年3月から7900万台湾元(約2億8400万円)を投じた改装作業が始まっていた。これまでに15両が新しく生まれ変わり、今年7月には全車両のリニューアルが完了する見通し。

リニューアルされた車両はすでにインターネットの旅行予約サイトで販売される鉄道台湾一周ツアーに投入されているほか、8月からは一般の会社、団体からの貸し切り予約も受け付ける。

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バスのインターホン、何のため?「乗車拒否」に困惑

2019年02月14日 | 京都のバス

京都市バスの後部ドアの横にあるインターホンのスピーカー(左)と呼び出し用ブザーのボタン



京都市内のバス停で路線バスに備え付けのインターホンのブザーを押したのに、ドアを開けてもらえないのはおかしい-。「家族が乗車を拒否された」という男性から疑問の声が寄せられた。停止して応答しているのだから、ドアを開けるぐらいできそうなものだが、運転手側にも言い分があるようだ。出発前後のブザーによる呼び出しにどう対応しているのか、市内のバス事業者や運転手を取材した。

 男性は左京区の会社員(55)で、バスに乗るのは義母(79)だった。義母は1月5日午後8時20分ごろ、同区の花園橋バス停から四条河原町行きの京都バスに乗ろうとした。バスは出発時刻前に到着し、時間調整のために停車中だった。義母は足が不自由なため、先にバス停に着いた家族が運転手に「少し待って」と声を掛けておいた。ようやく義母が着いたが、後部ドアが閉まったため、家族がドアの横にあるインターホンのブザーを押すと、運転手は「時間なので発車します。次のバスをご利用ください」とアナウンスして発車したという。

 男性によると、義母は発車時刻にバス停に着いたといい、「お願いしているのに発車するなんて『いけず』だ」と納得できない様子だ。

 一方、京都バス(右京区)の言い分は食い違う。ドライブレコーダーの映像などを調べた結果、運転手は家族の要望を受けて待っていたが、発車時刻を4秒過ぎたため「時間なので申し訳ないです」とアナウンスしてドアを閉めると、家族にブザーを押された。さらに定刻を過ぎたため、再度アナウンスして発車した。運転手は「家族は見えたが、高齢女性がいたという認識はなかった」と説明しているという。

 京都バスは「発車時刻を過ぎているのに特定の人を待てない。車内に他の乗客がいるし、先のバス停で待っている人もいる」と理解を求める。

 インターホンのブザーを設けている理由について、京都市バスを含む多くのバス事業者は「バスが大勢の乗客を降ろしている間や防寒のためにドアを閉めて待機している間、乗客が運転手にドアを開けてもらって乗車したり、行き先などを尋ねたりすることを可能にするため」と説明する。発車時刻になってドアを閉めた段階では運転態勢に入っているとの認識で、その後の無理なブザーの使用を控えるよう求めている。


■発車直前は危険 事業者は利用法周知を

 京都市バスを運行している市交通局は、全車両にインターホンを導入している。後部にある乗車ドアの横にスピーカーとブザーが付いている。スピーカーは、ドアが開いている状態なら何もせずに使えるといい、乗客がスピーカーに向かって話せば運転手に声が届く。ところがドアを閉めると外部の音声が遮断される。ドアが閉まっている時に車外の乗客が運転手と話したければ、ブザーを押して運転手を呼ぶ必要がある。

 近畿運輸局によると、ブザーの設置に関する明確な決まりはないが、路線バスでは付いているのが一般的だ。2012年まで後ろ乗りのワンマンバスにインターホンの設置を求めていた国の通知の名残といい、「バス事業者が今も利便性や安全性から必要と判断している」(自動車技術安全部)と指摘する。

 ところがブザーの使い方について、多くの乗客と運転手の間で認識が異なる。乗車するためにブザーを押す乗客から見れば「ドアを開けるぐらい簡単ではないか」と言いたいところだが、京都市交通局、京都バスとも、ドアを閉めた後は運転を始めるため、安全確保が最優先との認識で一致する。バスが動き出した時にブザーを押されて運転手が急ブレーキをかければ車内で転倒事故が起きかねないうえ、後続車両にも迷惑をかけるからだ。悩ましいのは、ドアを閉めた直後、発車態勢に入るまでにブザーを押されるケースだ。

 京都市内に路線バスを走らせるバス会社からも「安全面を考えると、発車間際にブザーを押してほしくない」、「ドアの開閉は運転手に任せてほしい」との声を聞く。ただ、発車時にブザーを押された時の対応にマニュアルはなく、現場の運転手の判断にゆだねられているという。

 事業者は、乗客が定時運行や安全対策に協力し、出発直前にインターホンを使うのは控えるように周知する必要がある。一方、運転手は安全などに影響がない範囲で、乗客に親切な対応を心掛けてほしい。

【京都新聞】

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