03月01日 11時34分 NHK
参照記事
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20210301/2010009612.html
新型コロナウイルスのワクチン接種の円滑な実施に向けて、京都府は1日、対策室を設置し、担当の職員に対し辞令を交付しました。
新型コロナウイルスのワクチン接種は、京都府内では今月から先行接種以外の医療従事者などを対象に行われ、来月からは高齢者への接種が始まる見通しです。
京都府は準備を進めるため「ワクチン接種対策室」を設置し、西脇知事が1日朝、担当の職員21人のうち7人に対して辞令を交付しました。
西脇知事は「ワクチンは新型コロナ対策の切り札で府民の期待が大きいが、課題も山積している。府民一人一人に円滑に接種してもらえるようよろしくお願いしたい」と訓示しました。
対策室は住民への接種を実施する市町村の支援が主な業務になりますが、高齢者向けに府内に送付されるワクチンを市町村へどう配分するかや、医療機関の少ない地域でどのように接種を進めるかが課題となっています。
辞令を受けたワクチン接種対策室の半井達弥 室長は「医療機関の多い自治体では個別接種を、医療機関が少ないところは集団接種も考えながら、自治体に助言をしていきたい。国から供給されるワクチンを円滑に届けて府民の安心、安全に努めていきたい」と話していました。