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高雄に「ららぽーと」建設へ 芸術施設のそば 文化産業と商業融合/台湾

2021年12月16日 | 台湾再開発

2021/12/15 18:19 中央社
参照記事
https://japan.focustaiwan.tw/economy/202112150009
ららぽーとの完成イメージ


南部・高雄市に複合型ショッピングモール「ららぽーと」が開業することが決まった。鳳山区に位置する国立芸術施設、衛武営国家芸術文化センターのそばに建設される予定で、市は文化産業と商業の融合を図り、地域一帯の発展を目指す考えを示している。

台湾糖業が所有する4.3ヘクタールの土地で、三井不動産が落札。土地を賃借し、ららぽーとを建設することで14日、合意に達した。台湾糖業の資料によれば、三井不動産は100億台湾元(約410億円)を投じ開発に当たる。売り場面積は約4万坪となる見通し。

三井不動産が手掛けるららぽーとは、北部・台北南港と中部・台中の店舗が来年、開業を迎える予定。

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2023年に完成予定の新臺南車站  臺湾鐡道 

2021年02月20日 | 台湾再開発

2021/02/20 08:32自由時報・台湾

 

 

旧駅舎を生かして

 

 

 

 

 

 

南の大学側からの様子

 

 

 

 

 

旧駅のスタイルを生かしたデザイン

 

 

 

 

全体は2026年完成予定  現在の工事状況

 

 

 

 

 

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台湾にアウトレット台中港第2期 1.8万㎡店舗

2020年11月26日 | 台湾再開発

[ 2020-11-26 建設通信新聞 ]











三井不動産は、台湾で「三井アウトレットパーク台中港」の第2期開発計画に着手した。

RC造平屋建て1万8000㎡を新たに建設し、店舗数は現在の約170店舗から約220店舗に拡大する計画。2022年度の開業を目指す。

 2期計画では、セレクトショップ、インターナショナルブランドに加え、台湾で人気がある日系ブランド、飲食店など約50店舗を誘致し、エリアのさらなるにぎわいを創出する。
 建設地は、台中市台湾大道10段の敷地約18ha。

 三井アウトレットパーク台中港は、台湾初の港隣接型ショッピングモールとして18年12月に第1期エリアを開業した。RC造2階建て延べ6万㎡の規模で、170を超える国内外の有名ブランドの店舗に加え、高さ60mの観覧車や港展望台、台湾唯一となる屋内型の雪のテーマパークである「SNOW TOWN」など、新業態のエンターテインメント施設を備えている。



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台湾最大の卸売市場建替事業が着工/食文化を発信するランドマーク

2020年07月27日 | 台湾再開発
 
[ 2020-07-27 建設通信新聞 ]









市場の現況



安井建築設計事務所が意匠基本設計などを担当する台湾最大の卸売市場の建て替え事業「第一果菜(含中繼市場)及萬大魚類批發市場改建統包工程」が着工した。

事業の基本コンセプトは「台北の食文化を発信するランドマーク」。施設を高層化することで売場面積を従前から大幅に拡大するとともに、日本と同等の衛生管理水準を実現し、集荷する商品の価値を高める。全体完成は2029年4月を予定している。

 台北市萬華区にある第一果菜・萬大魚類卸売市場は、青果・水産とも、突出して大きな取扱高を誇る。現在の建物は使用開始から45年が経過し、施設の老朽化、売場や駐車場の不足、場内の交通混雑などの課題を抱え、要求が高まる衛生管理レベルや流通システムの高度化に対応できていなかった。

 このため、台北市政府は施設再整備(現地建て替え)の設計と施工事業者を募るコンペを実施し、2月に台湾の大手ゼネコン中華工程股●(人偏に分)有限公司を代表とする事業者グループが選定された。安井建築設計事務所は構成員として意匠基本設計のほか、実施設計監修、工事監理監修も担う。

 建て替え後の施設は、青果卸売市場、水産卸売市場、観光・教育施設で構成し、規模は地下1階地上8階建て総延べ31万7575㎡。敷地面積は7万5303㎡。

 建て替え事業では、場内の車両動線を合理化して物流機能を向上させるほか、高架道路(水源快速道路と華中橋)との接続ランプを設け、入出荷の効率を高める。

 青果棟の屋上は全体が丘のように傾斜した屋上庭園で、市民に散策や休憩の場を提供する。水産棟にはさまざまな観光機能を導入し、屋上庭園と一体で台北の新たな観光拠点を形成する。

 1日に開工式が開かれ、柯文哲台北市長を始めとする多くの関係者が参加し、事業の成功を祈念した。
 









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新北・林口にメディアパーク 開発計画本格始動へ 観光地化を目指す

2020年07月25日 | 台湾再開発





(新北中央社)北部・新北市林口に設置する映像産業集積拠点「林口メディアパーク」(媒体園区)の開発計画について、新北市政府は24日、開発予定地の地上権を取得した企業3社の計画概要を発表した。市によれば、2025年にパーク全域の開発が完了する見通し。台湾の映像産業に触れられる観光地の形成を目指す。

林口メディアパークの開発予定地は、桃園メトロ空港線A9駅と商業施設「三井アウトレットパーク台湾林口」に近接し、敷地面積は約10ヘクタールに上る。市は昨年下半期から今年初めにかけて、敷地を4区画に分けて入札を実施し、台湾三井不動産とメディア大手の東森国際、三立影城の3社が落札した。3社は計240億台湾元(約865億円)以上を投資する。

この日、市内で開かれた記者会見には、同市の侯友宜(こうゆうぎ)市長や地上権を取得した企業各社の代表らが出席した。

市や各社の代表によれば、台湾三井不動産は国際規格の親子向けデジタルレジャー施設などを導入した複合商業施設を開発。東森国際はソフト面・ハード面で人工知能(AI)やモノのインターネット(IoT)などの先端技術を取り入れ、映像関連産業やニューメディアなどをテナントとして呼び込み、関連産業の重要な生活圏を築きたいとしている。三立影城は、同パークを観客と映像関係者が集まり、交流する基地にしたいとし、映像制作や体験、学習、買い物などの機能を集約したスタジオパークを作り上げる計画を打ち出している。

侯市長は、将来的にパーク内に完成する施設によって台湾の文化の深みや感動的な風景を世界に紹介し、国際競争力の向上や人材育成を図りたいと期待を寄せた。








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台中アリーナ建設 隈研吾氏の事務所らのデザインに使い回し疑惑

2020年07月24日 | 台湾再開発

台中アリーナ



オーストラリア・シドニー「ザ・エクスチェンジ」どこが似ている??



(台中中央社)中部・台中市の台中アリーナ建設計画で、交渉権者に選ばれた建築家の隈研吾氏の設計事務所ら台日チームが提案した設計デザインに、使い回し疑惑が浮上している。隈氏が手掛けたオーストラリア・シドニーの複合施設「ザ・エクスチェンジ」と外観が酷似しているとの指摘する声が上がっており、台湾側の設計事務所の代表者は22日、類似性を批判するのではなく、デザイン自体の良し悪しを単純に味わってほしいと呼びかけた。

台中アリーナは台中市政府が65億台湾元(約236億円)を投じて建設する計画で、今年2月、設計を委託する事業者をプロポーザル方式で公募。今月20日、審査結果が発表され、隈氏の事務所と台湾の九典聯合建築師事務所による台日合同チームが交渉権者に選ばれた。市によれば、2022年着工、2026年完成を目指している。

だが、公表されたデザインに対し、台湾の建築家、呂欽文氏が21日、フェイスブックで、台中アリーナのデザインがザ・エクスチェンジのスタイルや構造などと酷似していると指摘。隈氏に対し、「これが台湾のファンに対するやり方ですか」と疑問を呈した。

疑惑を受け、九典と隈氏の事務所は同日、連名で声明を発表。今回のデザインについて、「公共空間を重要視する姿勢とその重要性を表すもの」だと説明。「世界標準に合致した施設というだけでなく、市民のための競技場を再定義するものでもある」とし、デザインに込めた意図を説明した。

22日に台中市内で取材に応じた九典の李金威・設計ディレクターは疑惑について、大きな方向性に目を向け、客観的に見るべきだとの考えを示した上で、一部の建築家はやや特殊な設計手法を用いており、これが建築家自身の特色だと指摘した。
 




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台湾 ららぽーと台中が着工/施工は大成建設

2020年06月26日 | 台湾再開発


[ 2020-06-26 建設通信新聞 ]











【22年秋の竣工目指す】
 三井不動産は、台湾の台中市で「(仮称)三井ショッピングパークららぽーと台中」を着工した。同社現地法人の全額出資子会社を通じて事業を進める。設計は大壯聯合建築師事務所、施工は大成建設が担う。24日に着工し、2022年秋の竣工・開業を目指す。

 建設地は、台中市東区泉源段の敷地面積約4万3000㎡。建物規模はC棟(SRC造地下1階地上7階建て)とE棟(RC造地下1階地上4階建て)の総延べ約19万7000㎡で、2棟を連絡ブリッジで接続する。外装とランドスケープは石本建築事務所、Buchan、FORMium LANDSCAPE ARCHITECTS、内装はランドアートラボが担当する。

 施設は「for the Vivid Colors of Life」をコンセプトに、約270店の出店を予定している。台湾内外のファッションブランドや、ご当地グルメなどで構成するフードコート、スーパーマーケットなどを備え、サービスやエンターテインメント機能が充実した商業施設を目指す。

 三井不動産は台北市東部で「(仮称)三井ショッピングパークららぽーと台湾南港」、台南市で「(仮称)三井アウトレットパーク台南」の開発も進めており、台湾国内の商業施設は計5件となる。今後も台北市、台中市を主軸に、台湾で「ららぽーと」事業の拡大を目指す。







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台中に開業予定のららぽーと 6月末着工へ

2020年06月05日 | 台湾再開発

「三井ショッピングパーク ららぽーと台中(仮称)」の完成イメージ







(台中中央社)台中市政府は4日、三井不動産が同市内に開業予定の商業施設「三井ショッピングパーク ららぽーと台中(仮称)」について、関連の建築許可を承認したと発表した。同市政府の報道資料によれば、6月末に着工予定で、2022年秋に工事が完了する見通し。

台湾鉄路管理局(台鉄)台中駅から徒歩約6分の「台糖湖浜生態園区」内に建設される。同エリアは日本統治時代の製糖工場跡地で、三井不動産の現地法人が昨年3月、土地を所有する台湾糖業と地上権設定契約を結んでいた。

台湾でのららぽーと建設は2施設目。1施設目は2021年に台北市南港に開業予定。


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台北駅西側のツインタワー計画 市と開発業者が調印 2026年完成へ

2019年12月18日 | 台湾再開発

ツインタワー「台北双子星」の完成イメージ


















(台北中央社)台北駅西側の再開発計画で建設されるツインタワー「台北双子星」の投資契約調印式が17日、建設予定地付近の広場で行われ、柯文哲台北市長とビル開発を行う台北双星(新北市)の許崑泰董事長(会長)が契約書に署名した。2026年完成、2027年の正式営業開始を目指す。建設計画には606億台湾元(約2200億円)が投じられる。

台北駅西側の土地に、道路を挟んで地上56階、76階建ての高層ビル2棟を建設する計画。地下4階から地上2階まではすでに完成しており、桃園メトロ(MRT)空港線台北駅として供用されている。ツインタワーの建設を巡っては、2006年から入札作業が行われていたが、不調や優先交渉権を得た企業の審査不通過、保証金未払いなどで開発業者が決まらなかった。

昨年実施された6回目の入札では、香港企業が優先交渉権を取得したが、中国市場との結びつきの強さを背景に投資申請が却下され、次点だった台湾IT関連企業CLEVO(藍天電脳)と不動産経営の宏匯の企業連合が交渉権を獲得した。契約を結んだ台北双星は、藍天と宏匯の共同出資で設立された。持ち株比率は藍天50パーセント、宏匯50パーセント。

柯市長はあいさつで、全速で計画を進めていく考えを示し、ツインタワー建設による旧市街地の復興と台北西部地域の活性化に期待を寄せた。
 

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(仮称)高雄プロジェクト 台湾・高雄で複合開発/1月から工事に着手

2019年12月03日 | 台湾再開発
 
[ 2019-12-03 建設通信新聞]










 



 大和ハウス工業は2日、台湾の大手不動産開発会社である大陸建設が設立した汎陸建設實業に出資し、台湾・高雄市でホテルと分譲マンションからなる複合開発プロジェクトである(仮称)高雄プロジェクトに2020年1月から工事着手すると発表した。総事業費は約260億円。設計施工は未定としている。23年7月の竣工を予定している。

 汎陸建設實業は11月28日付で、ホテルオークラの子会社であるオークラニッコーホテルマネジメントとホテル棟の運営委託契約を交わした。

 オークラニッコーホテルマネジメントが運営する「ホテル・ニッコー高雄」(260室)と分譲マンション(227戸)の2棟からなる複合開発プロジェクトで、規模はホテル棟がRC造地下4階地上21階建て延べ約3万3000㎡、分譲マンション棟が同地下4階地上29階建て延べ約3万2000㎡を計画している。

 建設地は、高雄市が高雄ライトレール水岸線、高雄展覧館など5大公共事業を中心とした再開発が進められている亜州新湾区(あしゅうしんわんく)。地下鉄(MRT)三多商圏(さんたしょうけん)駅から徒歩約4分、高雄国際空港から約6㎞の場所に位置しており、国内外からのアクセスに優れた立地環境にある。

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日本統治時代の旅館、修復工事進む 地域活性化目指す/台湾・高雄

2019年11月26日 | 台湾再開発

いまは亀郷土文化館として公開



(高雄中央社)南部・高雄市六亀区で、日本統治時代に建設された旧旅館の修復工事が進められている。修復技術を知ってもらおうと、現地で23日、解説イベントが開かれた。参加者は建築士の説明に聞き入り、修復の細やかな心配りに感服していた。

市文化局の資料によると、建物は1929(昭和4)年に完成。旅館「池田屋」として営業を開始した。山地の入口に位置する六亀地域は当時、日本の警察や事業従事者が山林に入る際の要所としての役割を担っていた。建物は戦後、地元農協の信用組合が接収管理し、1961年にバス会社「高雄汽車客運」の手に渡った後は、六亀バス停として利用されていた。修復工事開始に伴い、バス停の機能は今年3月末に別の場所に移転された。建物は2003年に市定歴史建築に登録されている。

六亀地域にはかつて年間30万人余りの観光客が訪れていたが、2009年の台風8号による水害で被災し、東西横断道路が寸断された影響などで、人口は10年間で約2割減少した。市都市発展局は今年、同地域の活性化のため、六亀区公所(役所)と共同で、地域再生計画を始動。古い街並みや特色ある古い建築物から優先的に施設の整備や改造を進めている。旧池田屋の修復工事は、この計画の一環。

同局によれば、修復工事は来年完了する見通し。その後は地域の歴史を紹介する「六亀故事館」や観光案内所として運用される予定だとしている。

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高雄MRT凹子底駅前事業 着工は2020年

2019年05月13日 | 台湾再開発
 
【建設通信新聞】



三菱地所設計は10日、台湾の「高雄MRT凹子底駅前プロジェクト」を受注したと発表した。総延べ床面積は約50万5000㎡で、南台湾最大規模の再開発プロジェクトとなる。事業主は富邦人壽保險股(にんべんに分)

有限公司。三菱地所設計はランドスケープやライティングを含むデザインアーキテクトとなる。現地アーキテクトは李祖原聯合建築師事務所で、2020年に着工し、完成は25年を予定している。

 敷地は、台湾鉄道高雄駅の北側で同市の新たな商業ゾーンとして開発が進む地域の1つ。幹線道路の博愛二路と大順一路の交差点にあり、高鐵左營駅と高雄国際空港を結ぶMRT紅線凹子底(おうしてい)駅に直結するにぎわいの拠点として開発が期待されている。また、周辺には南側に愛河、北西側に凹子底森林公園がある自然環境にも恵まれた立地となる。

 プロジェクトは、オフィス棟とホテル棟の2棟の高層タワー、商業施設・エンターテインメント施設・水族館などで構成する低層部からなる。

 三菱地所設計は、豊かな水と緑をたたえる高雄の魅力と隣接する森林公園、地下鉄駅などの周辺環境を生かした「URBAN OASIS」のコンセプトを提示。立地の良さを生かし、にぎわい動線の連続性を最大限に考慮した低層部と、新たなランドマークとなるタワーのデザインが高い評価を得て、受注に至った。

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JR東日本が台湾に訪日リピーター向けのカフェ開業へ インバウンド拠点に

2018年12月22日 | 台湾再開発









(台北 21日 中央社)東日本旅客鉄道(JR東日本)は来年1月10日、台北市内に、日本の情報を発信する訪日旅行リピーター向けのコミュニケーションカフェ「ジャパン・レール・カフェ」(JRC)を開業する。シンガポールに続いて2店舗目。情報交換もできる交流の場として、ガイドブックやインターネットでは得られない独自のサービス提供を目指す。

カフェでは日本を感じさせる食事メニューで日本の食文化を紹介するほか、店舗内に併設される旅行会社のカウンターでは、訪日旅行者向けの鉄道パス類や航空券、パッケージ旅行の販売などのほか、旅行相談なども受け付ける。

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日本統治時代の合同庁舎を修復、消防署兼史料館に/台湾・台南

2018年12月20日 | 台湾再開発

修復が進む旧台南合同庁舎



(台南 20日 中央社)南部・台南市の旧台南合同庁舎の修復が進み、当時の姿がよみがえりつつある。建物の中央にそびえる高い塔が特徴的で、台南で最初の消防隊があった場所とされている。現在は同市消防局中正消防分隊が入居しており、今後は同市の消防の歴史を紹介する史料館としても活用される予定。

中央の塔は1930(昭和5)年に落成。当時、台南で最も高い建物とされ、火災の早期発見のための見張り台として使用された。1938(昭和13)年、塔の両側が増築されて合同庁舎となり、消防や警察などの機関が置かれた。戦後、台湾が国民党政権に接収された後も、消防隊や派出所が残されたが、周辺の道路の拡張に伴い建物の一部が解体されたり、外壁の色が塗り替えられたりした。

旧台南合同庁舎は「直轄市定古跡」に登録されている。市は6410万台湾元(約2億3400万円)を投じ、約2年かけて修復を行った。史料館では日本統治時代から戦後にかけての文化財や写真などが展示されるという。供用は来年1月末となる見通し。

台南市中心部に位置しており、周辺には旧台南州庁(現・国立台湾文学館)など日本統治時代に建てられた建物が複数残されている。

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三菱地所設計が台北市の再開発プロジェクトを受注、延べ38万m 2020年着工

2018年09月14日 | 台湾再開発

 三菱地所設計は、台湾・台北市東部の南港エリアで計画されている39階建ての複合施設「台北南港商三特区再開発プロジェクト」を受注した。

手前がオフィス棟、奥が住宅棟



 計画地は、台北市が戦略エリアに位置付ける「台北東区門戸計画」内で、一帯の中心となる南港駅に隣接する台湾台北市南港区忠孝東路七段(北街区)。敷地面積は2万6047m2。このエリアには、台湾バイオテクノロジー研究センターや南港ソフトウェアパーク、台北ポップミュージックセンターなど、大型の公共施設が集約している。地下には南港駅に乗り入れる地下鉄「台北MRT」、在来線「台湾鉄道」、新幹線「台湾高速鉄道」の複数の線路が東西に貫通しており、工事の際にはこれらの線路を避けて地下部分を建築しなければならないという特殊な条件がある。

展覧会場・商業施設



プロジェクトでは、東西250m(メートル)、南北100mの敷地に、オフィス、住宅、商業、展示場、バスターミナルから成る大型の複合タワー2棟を建設する。規模は、地下6階、地上部分はオフィス棟が33階、住宅棟が39階建て、延べ床面積は38万m2。着工は2020年、竣工は2026年の予定。

 施主は潤泰創新國際股フン(人偏に分)。住宅以外のランドスケープ、ライティング、内装含むデザインアーキテクトは三菱地所設計。現地の設計者は陳傳宗聯合建築師事務所。

 提案で、三菱地所グループは、周辺の緑豊かな敷地と調和した緑の丘にタワーを配置するプランをプレゼン。街路やペデストリアンデッキのネットワークで周囲をつなぐデザインが高い評価を受けた。2018年4月には受注獲得に至り、8月13日に台北市と潤泰創新國際股フン(人偏に分)との間で正式調印式を執り行った。

 三菱地所設計は2011年度より「海外事業の強化」を掲げ、同年7月に上海の現地法人「三菱地所設計諮詢(上海)」を設立。中国・台湾での受注を拡大してきた。さらに2016年には、中国・台湾に加え、ASEAN諸国での事業を広げる目的で、「Mitsubishi Jisho Sekkei Asia Pte.(日本名:三菱地所設計アジア社)」をシンガポールで開設。台湾ではこれまでに、ランドマークタワー「台北101」に隣接する大規模複合施設「臺北南山廣場」、台南市で最大規模となる延べ18万m2の複合施設「南紡夢時代」などランドマークとなるプロジェクトを手掛けている。

展覧会場内部





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