京都府亀岡市は22日、来春に京都スタジアムが開業するJR亀岡駅北側の土地区画整理事業地で、商業施設進出の第1号としてビジネスホテルの立地が決まった、と発表した。スタジアム西隣に来年9月開業の予定で、遅れていたスタジアム周辺の商業開発の加速に市は期待感を示す。
同市下矢田町でビジネスホテルを経営する「サンロイヤル」が、2号店として敷地約1700平方メートルに7階建て計100室で建設。日帰り温浴施設やレストランも併設する計画で、今夏に着工する。
駅北側では、市などが来年の大河ドラマ放映に合わせ、主人公の明智光秀を紹介するドラマ館をスタジアム内に開設する計画だが、観客らを呼び込む周辺施設整備が課題となっている。事業者とともに記者会見した桂川孝裕市長は「駅北のにぎわいづくりへの起爆剤になる」とした。
会見では、同市薭田野町の「湯の花温泉」への新たな旅館建設計画も発表された。静岡県の旅館運営会社が4階建て計26室で建設し、開業は来年夏となる見通しを示した。
(京都新聞)
遅咲きで知られる御室桜が、京都市右京区御室の仁和寺で見頃を迎えている。多くの参拝者が訪れ、春のうららかな日差しに照らされた低木の桜をめでていた。
御室桜は境内中央部の観音堂南側に植えられている桜の総称。一帯には白やピンクなどさまざまな色の花を付ける高さ2~4メートルの木が約200本ある。京都市内のソメイヨシノが散り始めると咲くことで知られる。
例年より早く、7日に開花した。今年は観音堂西側に高さ約3メートルの展望台「御室華舞台」が設置されており、参拝者は長い行列をつくって順番に展望台に登り、いつもの年とは異なる眺めを写真に収めていた。
友人と訪れた看護師清水明子さん(52)=福岡市=は、「仁和寺には何度か訪れていますが、桜のきれいな時期は初めて。念願の光景を見ることができました」と喜んでいた。15日ごろに満開を迎え、21日ごろまで楽しめる見通し。拝観料が必要。
(4・12 現在)
醍醐寺 散り始め
毘沙門堂 満開
勧修寺 満開
三千院 満開
妙満寺 満開
上賀茂神社 満開
半木の道 満開
上品蓮台寺 満開
平野神社 満開
雨宝院 満開
水火天満宮 満開
妙顕寺 満開
京都御苑 満開
二条城 満開
醍醐寺 散り始め
毘沙門堂 満開
勧修寺 満開
三千院 満開
妙満寺 満開
上賀茂神社 満開
半木の道 満開
上品蓮台寺 満開
平野神社 満開
雨宝院 満開
水火天満宮 満開
妙顕寺 満開
京都御苑 満開
二条城 満開
京都府八幡市の淀川河川公園背割堤地区の桜並木が5日、満開になった。全国有数の花見スポットとして知られ、昨年9月の台風で被害を受けたが、今年も堤の遊歩道に「桜のトンネル」ができ、花見に訪れた人たちは暖かな日差しを浴びながら春の一日を満喫した。
木津川と宇治川に挟まれた堤防約1・4キロにソメイヨシノが連なる。台風で約20本が倒れ、残る約220本も枝を折るなどしたが、無事に花を咲かせた。家族連れや外国人観光客は、観光交流施設「さくらであい館」展望塔から桜並木を一望したり、遊歩道を散策したりして楽しんだ。
毎年訪れるという主婦益田悦子さん(71)=城陽市=は「台風で悲しんだけど、やっぱりきれい。来年も楽しませてほしい」と笑顔だった。
(京都新聞)
去年の台風で倒木などの被害が出た京都の世界遺産・醍醐寺では、境内の桜が見頃を迎えています。
京都市伏見区にある醍醐寺は、豊臣秀吉が花見を楽しんだことでも知られる桜の名所で、ソメイヨシノなど境内の約800本の桜が次々と見頃を迎えています。
このうち、樹齢約160年の「太閤しだれ桜」は、去年9月の台風21号で太い枝が折れて花のつき具合などが心配されていましたが、ことしも例年どおり美しい花を咲かせ、満開を迎えています。
訪れた人たちは、春のやわらかで暖かい日ざしを浴びながら、花びらの舞う美しい光景を楽しんでいました。
また、去年の台風で約3000本の木が倒れた上醍醐と呼ばれるエリアは、立ち入り禁止になっていましたが、このたび復旧作業を終え、6日から参拝などができるようになりました。
醍醐寺の仲田順英執行総務部長は「春までに何とか復旧したいと思っていたのでとてもうれしいです。桜を見て、自然の中に生かされているという幸せをぜひ感じていただきたいです」と話していました。
NHK
桜の名所として知られる京都府八幡市の「背割堤(せわりてい)」は桜が満開の見頃となり、大勢の花見客でにぎわっています。
八幡市を流れる木津川と宇治川の間に築かれた「背割堤」と呼ばれる堤防には、約240本のソメイヨシノが植えられ、関西でも有数の桜の名所として知られています。
淀川河川公園管理センターによりますと、背割堤では、去年9月の台風で約20本の桜の木が根こそぎ倒れるなどの被害が出たため、大がかりな手入れをおこなってきました。
桜が満開の見頃を迎えた5日、約1.4キロの遊歩道を桜がアーチ状に囲む「桜のトンネル」の周辺では、大勢の花見客がシートを敷いて食事をしたり、写真を撮ったりして楽しんでいました。
奈良市から訪れた31歳の女性は、「子どもと散歩をしていましたが桜がきれいで、良い写真が撮れました。芝生でごはんも食べて、のんびり過ごすことができました」と話していました。
NHK
「ザ・ポケットホテル京都五条烏丸」
相模鉄道(横浜市)などを運営する相鉄グループは、約6~13平方メートルのコンパクトな居室で料金を抑えた宿泊特化型ホテル「ザ・ポケットホテル京都五条烏丸」を京都市下京区五条通烏丸東入ルで2020年夏に開業すると発表した。地下鉄五条駅から徒歩1分という立地で、訪日客やビジネスなど多様な需要を見込む。
計画では全121室で、地上9階建て延べ1960平方メートル。4人部屋や女性専用フロア、セルフチェックイン・チェックアウト端末を設け、料金は1泊5千円程度の予定。
相鉄グループ直営のホテルは京都市内では同ホテルが今回で2店舗目。「フレッサイン」2店舗と合わせると4店舗となる。
【京都新聞】