太陽系最遠の惑星「海王星」が見頃です。
「でも、海王星は天文台に行かないと見ることができないよね~」と
思っている方、今なら手持ちの望遠鏡でも見えますよ!
「でも~、私の望遠鏡は小さいから~」とお嘆きのあなた…、
ご安心ください! 口径が4センチもあれば見ることはできます。
現在、海王星の明るさは7.8等級です。
口径50mmの望遠鏡の眼視限界等級は11.8等級、口径25mmでも9.8等級です。
ですから、見るだけなら天文台に行かなくても見られま~す。
しか~し、海王星を見るためには位置を知らなければ見られません。
惑星はその名の通り「惑う星」です。刻一刻と位置が変わります。
そこで、今日は海王星の見つけ方を紹介します。
ステップ1「やぎ座を見つけよう」

*海王星は現在やぎ座のしっぽ付近をうろついています。
ベガ→アルタイルのラインを伸ばしていくと南の空低いところに縦に並んだ2つの星が見えます。それがヤギの角です。そこから東(左)へ視界を移すと、横に並んだ2つの星が見えます。それがヤギのしっぽです。ヤギのしっぽはペガススの四辺形からたどる方法もあります。街の中でやぎ座を肉眼で見るのは無理なので双眼鏡でさがしましょう。
ステップ2「望遠鏡でしっぽの星を見つけよう」
*今度は望遠鏡でしっぽの星「デネブ・アルゲティ」を見つけましょう。
望遠鏡は視野がせまいので頑張って見つけましょう。
視野にδ星(3.0等級)とγ星(3.8等級)が見えたら次のステップです。
ステップ3「42番星、44番星、45番星を確認しよう」

*デネブ・アルゲティの北に6等級の星が等間隔で3つ並んでいます。
それを確認しましょう。
(↑上図は正立像です。望遠鏡で見たときは↓倒立像になります。)

ステップ4「7等級の星を3つ見つけて四角形を作ろう」
*よく見ると42番星、44番星、45番星より暗い星が3つ見えます。
図のようにつなぐと、42番星44番星45番星を1辺とする四角形ができます。
すると、すぐそばにさらに暗い星が1つ見えます。それが海王星です。
海王星の移動速度はけっこう速いので、1週間で矢印のように動きます。
観望好機は月明かりがなくなる9月22日(火)頃から10月3日(金)頃までです。
時間は21頃が良いでしょう。
海王星の公転周期は約165年です。1846年の9月に発見された海王星は太陽を1周して発見されたときの星座「やぎ座」に戻ってきています。
発見者ガレはパリ天文台のルベリエから未知の惑星の位置予報を聞いた夜に海王星をみごと発見したそうです。予報位置から50分(満月約1.5個分)しか離れていなかったそうです。ルベリエの計算もすごいけど、それをすぐ発見したガレもすごいですね。
10月10日には海王星食もあるので、今が海王星の旬ですね。
「でも、海王星は天文台に行かないと見ることができないよね~」と
思っている方、今なら手持ちの望遠鏡でも見えますよ!
「でも~、私の望遠鏡は小さいから~」とお嘆きのあなた…、
ご安心ください! 口径が4センチもあれば見ることはできます。
現在、海王星の明るさは7.8等級です。
口径50mmの望遠鏡の眼視限界等級は11.8等級、口径25mmでも9.8等級です。
ですから、見るだけなら天文台に行かなくても見られま~す。
しか~し、海王星を見るためには位置を知らなければ見られません。
惑星はその名の通り「惑う星」です。刻一刻と位置が変わります。
そこで、今日は海王星の見つけ方を紹介します。
ステップ1「やぎ座を見つけよう」

*海王星は現在やぎ座のしっぽ付近をうろついています。
ベガ→アルタイルのラインを伸ばしていくと南の空低いところに縦に並んだ2つの星が見えます。それがヤギの角です。そこから東(左)へ視界を移すと、横に並んだ2つの星が見えます。それがヤギのしっぽです。ヤギのしっぽはペガススの四辺形からたどる方法もあります。街の中でやぎ座を肉眼で見るのは無理なので双眼鏡でさがしましょう。
ステップ2「望遠鏡でしっぽの星を見つけよう」
*今度は望遠鏡でしっぽの星「デネブ・アルゲティ」を見つけましょう。
望遠鏡は視野がせまいので頑張って見つけましょう。
視野にδ星(3.0等級)とγ星(3.8等級)が見えたら次のステップです。
ステップ3「42番星、44番星、45番星を確認しよう」

*デネブ・アルゲティの北に6等級の星が等間隔で3つ並んでいます。
それを確認しましょう。
(↑上図は正立像です。望遠鏡で見たときは↓倒立像になります。)

ステップ4「7等級の星を3つ見つけて四角形を作ろう」
*よく見ると42番星、44番星、45番星より暗い星が3つ見えます。
図のようにつなぐと、42番星44番星45番星を1辺とする四角形ができます。
すると、すぐそばにさらに暗い星が1つ見えます。それが海王星です。
海王星の移動速度はけっこう速いので、1週間で矢印のように動きます。
観望好機は月明かりがなくなる9月22日(火)頃から10月3日(金)頃までです。
時間は21頃が良いでしょう。
海王星の公転周期は約165年です。1846年の9月に発見された海王星は太陽を1周して発見されたときの星座「やぎ座」に戻ってきています。
発見者ガレはパリ天文台のルベリエから未知の惑星の位置予報を聞いた夜に海王星をみごと発見したそうです。予報位置から50分(満月約1.5個分)しか離れていなかったそうです。ルベリエの計算もすごいけど、それをすぐ発見したガレもすごいですね。
10月10日には海王星食もあるので、今が海王星の旬ですね。

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