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晴れ時々スターウォッチング

昔の出来事もたま~に紹介

5月17日の土星

2013年05月17日 | 土星
気流の落ち着かない日が続いていましたが、今日は恒星の瞬きが幾分少ないようです。

…ということで、土星の撮影にチャレンジしてみました。
本日の撮影会は、NEWカメラ「DBK21AU618AS」のテスト撮影も兼ねてます。

DBK21AU618.ASはチップがSonyICX618AQAなので前から購入を検討していたカメラですが、
アベノミクスの矢が放たれる前に買わねばという思いで、1月7日に海外通販で購入したものです。

価格は本体$450、送料$71.16の合計$521.16です。
支払額は、Beforeアベノミクス・レートで¥47,429でした。
関税として¥1,295ほどかかりましたのでトータル価格は¥48,724です。

本日の撮影システムは可変式ウエッジプリズム使用モードです。
ふむ、DBKは単純なToUcamとは違ってかな~り応用範囲が広いです。

一応撮影しましたが、適切な撮影方法を確立できません。

2013.5.17 22:10 SE200N DBK21AU618AS 30fps 990frames

どーも、うまくいきません。システムとのマッチングも要検討です。

2013.5.17 22:17 SE200N DBK21AU618AS 30fps 1700frames

今後もテストを重ねていくことにしましょう。

5月5日の土星

2013年05月06日 | 土星
今年は季節はずれの寒気が降りてきているため、春になってもまったく気流が落ち着きません。ここ数日、星が瞬く日がずっ~と続いていましたが、今日は幾分気流が落ち着いているようです。
ということで今日は、今シーズンの初の土星撮影会です。

〈今日の土星DATA〉
 光度: 0.2等 視直径:18.8" 輝面比:1.00
 地心距離: 8.82402 AU  日心距離:9.82384 AU


撮影は、新システム(可変式ウエッジプリズム)で試みてみましたが…

2013.5.5 22:36 SE200N ToUcamPro2 15fps 1300frames

どーも、暗くなるのでいつもの旧システムにチェンジして撮影です。

今日の土星は、衝(4月29日)から6日ほど過ぎています。

2013.5.5 23:19 SE200N ToUcamPro2 20fps 2000frames

ふ~む、上空に薄雲がかかっているのでしょうか、それとも空気中の水蒸気が
多いのでしょうか…、今日の土星は、いまいちスッキリしませんね~。

そのためか、レジスタックス処理もステライメージによる画像処理もうまくいきません。

こちらが本日のベストショット…かな。

2013.5.5 22:53 SE200N ToUcamPro2 15fps 1700frames

23時過ぎに気流が悪くなってきたので、撮影会は終了です…。
それにしても寒すぎます。5月の連休とは思えない寒さが続いています。

4月28日の土星

2012年04月29日 | 土星
今シーズン初の土星です。

土星はスピカのすぐとなりで輝いています。純白のスピカと黄色い土星、
色の対比がキレイです。恒星と惑星の見え方の違いがよくわかります。

〈今日の土星DATA〉
 光度: 0.3等 視直径:18.8" 輝面比:1.00
 地心距離: 8.79063 AU  日心距離:9.72812 AU

撮影は、新システム(可変式ウエッジプリズム)()では焦点距離が
長すぎるので旧システム()で撮影しています。

今回は、ステライメージによる画像復元処理をしておりません。
とりあえずRegiStax5.1のウエーブレット掛け流しのみです。

今日の土星は衝から10日ほど過ぎています。

2012.4.28 23:06 SE200N ToUcamPro2 15fps 1700frames

よく見ると、輪の東内側(写真では右側)に本体の影が落ちています。

2012.4.28 23:08 SE200N ToUcamPro2 15fps 1700frames

今回は気流が良かったので、同焦点アイピースで見た土星の本体が
立体的に奥行きのある球体に見えました。(個人の感想です。)

2012.4.28 23:51 SE200N ToUcamPro2 15fps 1700frames

ウエーブレット・フィルタはGaussian、スキームはDyadicで処理しています。

2012.4.28 23:51 SE200N ToUcamPro2 15fps 1700frames

…と、ここまでは昨夜のブログ、

本日時間があったので画像復元処理をしてみました。

RegiStax5.1、ウエーブレット・フィルタDefault、スキームLinear

2012.4.28 23:03 SE200N ToUcamPro2 15fps 1300frames

6月2日の土星

2010年06月02日 | 土星
このところ天気が安定しています。
昨日も今日も雲ひとつない見事な快晴でした。

気流も良さそうなので今日は土星の撮影です。
撮影の前に200倍で見て気流をチェックしてみましょう。

おお、きれいです。今までで一番良い気流かもしれません。
ほひょ、土星の西側に衛星が集まっています。2~3個見えます。

輪が細いですね~。輪が細い土星はそろそろ見納めです。

2010.6.2 20:37 SE200N HC-12mm 15fps 1/25sec 120秒
ウエッジプリズムは1°を使用しています。

トリミング画像

〈今日の土星DATA〉
 光度: 0.8等 視直径:18.0" 輝面比:1.00
 地心距離: 9.19166 AU 日心距離: 9.52110 AU

さて、こちらは本邦初公開の観測風景

いつもこんな感じで画像を取得しています。


WebカメラはToUcam ProⅡを使っていますがピクセル抜けが
発生しているため画面の中心は撮影不可ゾーンになっています。

5月9日の土星

2010年05月09日 | 土星
ふむふむ…、天気図を見ると今日は気流が良さそうです。

ということで、今夜は土星の撮影です。望遠鏡は日没前に
セットしておきましょう。本日の南中時刻は20時25分…、
だいぶ早くなりました。そろそろ観望期は終わりですね。

さて、時刻は21時過ぎ…、はじめに200倍で土星を確認。
おっ、予想通り、気流はまずまずの状態です。

けっこうきれいに見えたので、撮影システムにチェンジする前に家族に
見てもらいました。庭で待っているとなぜか一人ずつやってきました。

最初は大学生になった娘です。
父「今日の土星はなかなかきれいだよ。」
娘「うわ~、なにこれ!やばい!すご~い…、あれ、黒い線が見えるよ。」
父「それは細い輪の影だよ。なかなかきれいでしょ。」

次は妻です。
妻「どれどれ…、わぁ~、きれい!みごとな串団子だね!」
夫「中央に見えるのは輪の影だよ。今日の土星はきれいでしょ。」

最後は息子です。
父「暗いから気をつけて!」
息子「俺は、絶対大丈夫さ!」(いちばんあぶないタイプである。)
父「今日はこの前よりきれいだよ。」
息子「うわぁ~、これはすごい!今日はきれいに見えるね!」
  「うん、今年はいっぱい土星見たな~、じゃ~ね~。」
  (明日からの修学旅行で気持ちはすでに東京…のようである)

さて、撮影を開始することにしましょう。撮影システムはいつもと同じ、
ウエッジプリズムは0.5°がついていたので、そのまま使うことにしましょう。

21時40分から22時30分までに撮影した12ショットの中で、
ラストショットが一番良さそうです。画像処理してみましょう。


2010.5.9 22:28 SE200N ToUcam HC-12mm 15fps 1/25sec 90秒

輪がかなり細いですね。輪が細い状態は6月まで続きます。

〈今日の土星〉
 光度: 0.7等 視直径:18.7" 輝面比:1.00
 地心距離: 8.84124 AU 日心距離: 9.51387 AU


PHOTON ・ED アイピース

2010年04月25日 | 土星
ふだん、ISSの拡大撮影に使っているWHITEY DOB30は
その口径から星雲・星団観望や月面観察では存分に
楽しめる望遠鏡ですが、実は惑星もよく見える望遠鏡です。

惑星を見るには300倍くらいの倍率がほしいところですが
手頃な値段でそこそこ見えるアイピースはなかなかありません。

しか~し、最近…
「国際光器のフォトンは値段の割にはいいらしいよ…」
という噂を風の便りで聞いたので、とりあえず国際光器のHPを
見てみる…「ふ~ん、EDねぇ~、値段は¥6,800ですか。それなりの
値段のアイピースは見え方もそれなりなのでねぇ~」という感想で終了!

ところが、ごく最近、天文エキスパートのKさんから、
「知ってる?国際光器のFなんとかというアイピースがいいらしいよ」
という話を聞いたので、こりゃ本物か?と思いテストしてみました。

使用したアイピースは5mm、ドブにつけるとちょうど300倍です。

天気が悪く、惑星を見るチャンスがなかったのですが
今日は久々によい天気です。テスト開始です。

望遠鏡は夕方6時頃からセットして温度順応させます。
テスト時間は龍馬伝を見終わったあとにしましょう。
その頃は土星が南中する頃です。

時間です。はじめにHC-12mmで見てみましょう。
ふひょ~!今日は気流がいいです。よく見えます。

あちゃ~、撮影すればよかった…と思っても後の祭り、
今からの撮影準備は、ちと無理です。今日は観望に徹しましょう。

今日の土星はきれいです。串のように細い輪、土星の中央に見える
一本の黒い線、細い輪が土星に落としている影です。

ではフォトンで見てみましょう。おぉ、これはすばらしい、
すっきりとした見え味です。コントラストもいいです。
短焦点のアイピースとしては私の持っている物ではベストです。

衛星も見えます。9.7等級のレアはもちろん、10.4等級のデイオネと
10.2等級のテチスも確認できます。気流がよかったことの影響は
多分にありますが、フォトンは十分楽しめるアイピースです。

アイレリーフが高く、高さも調整できるのでとても見やすいことも好印象です。
西の空に傾く火星も見てみましたが、視直径7.6"はさすがに厳しく、模様
までは確認できませんでした。しかし、極冠は確認できました。
なかなかいいアイピースかもしれません。視野が広い(見掛視界60°)
ので長焦点のアイピースもいいかもしれません。

ひょっとしたらISS拡大眼視ミッションに最適かも…!?



土星、月、二重星をRegiStax!

2009年06月02日 | 土星
6月1日の夜…、久しぶりに星が見えています。
ということで、今夜は光軸調整した望遠鏡のテスト撮影です。

まずは、だいぶ西の空に傾いたしし座で輝く土星です。
う~ん、シンチレーションが良くないですね。
星がはげしく瞬いています。透明度もいまいちです。

まー、せっかくの星空なのでとりあえず撮影しましょう。
ふ~む、光軸は良くなっていますが、シンチレーションが最悪です…。

2009.6.1 21:13 SE200N ToUcam ProⅡ KasaiHC Or12mm

土星の視直径がやや小さくなりました。ステラナビによると6月1日の
視直径は17.8″、地心距離が9.28AUです。3月12日に撮影したときは
視直径が19.7″、地心距離が8.39AUだったので確実に遠くなっています。

輪の傾きは「輪の消失」に向かってまた小さくなっています。
さらに輪が細くなった土星を今後も撮影したいところですが、薄明終了時の
高度はすでに40度を切っています。6ヶ月にわたって続けてきた土星撮影
ミッションはそろそろ終了のようです。

では最後に「輪の細い土星」撮影ミッションのベストフォトです。

2009.3.12 22:19 SE200N ToUcam ProⅡ KasaiHC Or12mm

さて、今宵の気流は最悪と言える状況ですが、月と二重星も
撮影してみました。続きは次回で~す。

5月2日の土星

2009年05月03日 | 土星
ToUcamで月を撮影したあと今夜の本題、土星の撮影です。
ふ~む、透明度がさらに悪くなったようです。
パソコンの画面に映る土星がどうもはっきりしません。

気流は良さそうなので一応撮影です。

2009.5.2 21:53 SE200N ToUcam 15fps 1/25sec 90秒

続けて何カットか撮影しましたが、ついに画面上で輪が
見えなくなってしまい。撮影終了です。

気流は良かったので期待していたのですが、残念です。
次のチャンスを待つことにしましょう。

4月30日の土星

2009年04月30日 | 土星
高気圧におおわれて日本列島は全国的にです。
気流も良さそうなので、久々に土星を撮影してみましょう。

ふ~む、透明度はあまり良くない感じがします。
ピントがいまいち決まりません…。

光軸もずれています。レーザーコリメーターで応急処置です。
ただいま調整中 終了しました。では撮影です!

brightnessを押さえてやや暗めに設定してみました。

2009.4.30 21:40 SE200N ToUcam 15fps 1/25sec 90秒
ほほう、よく見かける土星の色に仕上がりました。

こちらはやや感度を上げて撮影したもの…

2009.4.30 21:52 SE200N ToUcam 15fps 1/25sec 90秒

こちらはナチュラルな色合いに仕上がりになりました。
どちらの色がより実際に近いのかは悩むところですが、
まー、好みの問題ですね、間近で見た人はいないのですからね。

実際に望遠鏡で見た土星はこんな感じです。

2009.2.19 04:46 WHITEY DOB 30cm NIKON D50 1/40

こちらはDSIで撮影した土星、白黒です。

2009.3.29 19:11 WHITEY DOB 30cm DSI Pro 1/1000
色はともかく、輪の細い土星はまさに「串団子」ですね。
串だんご土星もそろそろ見納めです。この次見られるのは
15年後なのでたっぷり見ておきましょう。明日も晴れるかな?

タイタン土星面通過〈画像再処理〉

2009年03月16日 | 土星
3月12日に撮影したタイタン土星通過写真…

撮影時のホワイトバランスの設定が手動モードになっていたため、
こんな色になってしまい、さらに感度もご覧のようにオーバーぎみ…
しか~し、それを補正する処理をすればよみがえるはず…

ということで再度RegiStax4でスタック&色調整してみました。

ステライメージで画像復元とシャープ処理もしてみました。

さらに、傾きを直して…

なんとか見られるようになりました。

撮影時のファイルサイズが小さいのでこれ以上拡大は
できませんが、かろうじてタイタンの影が見えますね。

こちらはカッシーニの空隙が見えるように
かなり強調処理をかけた土星…

輪の両端に黒いくぼみのように見えるのが、カッシーニの空隙です。
この時は黄砂の影響が出ていましたが、今年の黄砂はどうなのでしょう?
年々、ひどくなっているような気がします…。

追記:
丑三つ時に3月12日21時46分の映像をRegiStaxしたところ
タイタンと影の両方が写っている土星が浮かび上がりました。

こちらもスタック&色調整→画像復元とシャープ処理をしています。

傾きを直して少し拡大したら…

ふひゃ~、ボケボケになってしまいました。