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晴れ時々スターウォッチング

昔の出来事もたま~に紹介

タイタン土星面通過

2009年03月12日 | 土星
3月12日はタイタンの土星面通過が見られる日…
天気予報では夕方から高気圧が仙台上空に来るはずだが…、

う~ん、晴れてはいますが、透明度はあまり良くありません。
土星面を通過するといっても、通過コースはかなり端です。
しかも時間は19時頃から21時頃まで…、その時間は
まだ、土星の高度が低いので撮影条件は良くありません。

屋根の上に土星が見えてきました。準備開始です。
極軸を合わせ、土星を導入して、ToUcamを取り付けて、
ノートパソコンの画面でピントあわせをして…、おや…
土星が写っていません。ゲインやコントラストやフレームレートを
変えてもさっぱりです。はて? ではとりあえず月面でピントを…

おや? 月面も写りません。なぜ? 時間だけが過ぎていきます。
キター!やっと写りました。おっと、まずいまずい、
時間はすでに9時をまわっています。設定は適当にして
とりあえず撮影です。

う~ん、タイタンは通過してしまったかな?

2009年3月12日21時14分 90秒露出 15fps

おっと、かすかに写っています。おわかりでしょうか?
左下にタイタンの影が見えています。タイタン本体は
確認できませんね。それにしても色が変です。

タイタンはすでに通過してしまったようなので
設定をじっくり行って、土星本体の撮影に集中しましょう。

気流は落ち着いてきましたが、透明度は相変わらずです。
10時30分頃まで撮影を続けるが、体が芯まで冷えてきたので
撮影終了! ふう、撮影の後は撤収です。

やっと終了しました。では、RegiStax4の登場です。
ファイルナンバー17の画像が良さそうです。
いまだによく分からない操作方法…、適当です。

2009年3月12日22時19分 120秒露出 20fps

土星のすぐそばにタイタンが見えます。輪の傾きはやや戻ってきた
ようですね。撮影の設定とRegiStax4の処理はさらに改善の余地ありです。
気流の良いときに再度チャレンジしてみましょう。

土星RegiStax4

2009年01月07日 | 土星
今年、輪の消失を迎える土星…
8月と9月は太陽の近くにあるので
条件がよい状態で一番輪が細く見えるのは
この年末年始だけ…

しか~し、天気がよくな~い!
1月中旬以降は輪の傾きがやや戻ってしまうので
土星RegiStax4ミッション決行です。

1月4日の夜、準備開始
雲量5~6、北西から次々と雲が流れている。
シーイング悪し、星が激しく瞬いている。

土星の南中時刻は1月5日04時11分、

天候が心配なのでセッティング完了後
撮影開始、ToUcamは1/25で90秒露光、

1回目は途中で雲が来てブラックアウト…
2回目は薄雲でぼけぼけ…
雲量が増えて8~9になる。しばらく待機、
雲の隙間を見計らって露光スタート
3回目は何とか成功…、その後雲量10になり
03時05分撤収。


1月5日02時47分撮影ToUcam SE200N KasaiHC Or-12mm

方位:324.560゜  高度: 51.671゜  地心距離: 8.94388 AU

う~ん、とりあえず撮れたという映像ですが、
細い輪が写っているので良しとしましょう。
光軸がずれているのも気になります。

冬型の気圧配置はしばらく続きそうですが
次のチャンスを待ちましょう。