ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

開き直り

2008年08月03日 | ノンジャンル
何をしても、うまく行かない時というものがある。
やる事為す事、裏目に出て、やればやるほど泥沼にはまっていく
という時があることは、ままあるとは頭ではわかっていても、
いざその只中にはまると精神的に厳しい。

そういう時は何もしないで、横になって時を待つという事も一つの
方法かもしれないが、仕事となるとそうはいかない。

昇進した年に、なかなか業績が伸びず、前年比をかなり下回り、
焦燥感と先行きの見通しが立たない不安に苛まれている。

耐える時期は耐えながら、出来る範囲で頑張るしかないとは
言い聞かせながらも、どこかで、努力してもどうしようもない
時もあるものだという諦めに似た思いがあり、結果うまく行かない
という、悪循環というより、悪螺旋にはまってしまっている
気がする。

面倒な事、厄介な事は極力避けたい、逃げたい自分の本音を
叱咤して、向き合いながら何とかしようとするのだが、
ままならない。

過去にもこういう時はあったが、お酒の力で不安を紛らせ、
どうにでもなれと開き直り、結果はどうであれその時は最善を
尽くしたと納得も出来ていた。
ところが今ではその紛らわせるものも無い。
情け無い話だが、その焦燥感と不安にまともに呑まれて
しまっている。

楽になりたい本能と、その苦しさの中で活路を見出して
いかねばならないと思う理性との葛藤の最中にいる。
自分自身が勢いに乗っていた頃は、周りをも引っ張っていた
ものだが、今や引っ張ってもらっている有り様だ。

せめて目先の仕事を大切にと奮闘しているうちはまだましだが、
その中で、らしくも無いケアレスミスが続いたりして、ますます
自分に嫌気がさしてくる。

会社を背負って行く位の威勢のあった自分が、今や役職だけ
身にまとい、実情はかろうじて食い扶持を稼いでいるだけと
いうのは情け無い限りである。

企業戦士たるもの、人の物を奪ってでも、自分が生き延びていく
くらいのタフさが必要とはよく言われたものだが、本音は、
食えなくなったら、腹を切ればよいといつも思ってきた。

生活のために会社にしがみつくような真似は絶対にしたくは
無いのだが、家族を守る為なら、なりふり構っていられないし、
仮に、しがみつかれて厄介だと思われるようになってしまった
としたら、潔く身を引いて、自身も家族も共に新たな活路を
切り開くしかないであろう。

まあ、先の事はわからないから不安もあり、期待もあるのだが、
不安ばかりに呑まれている今は、極端ではあるが、いざとなれば
一から出直しますくらいの開き直りが必要であろう。




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2 Comments

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Unknown (haru4444)
2008-08-03 19:08:52
「一から出直す」のは、とても大変な事です。
普通の人でも大変で、無謀な事です。
僕は必要に迫られて、仕方なくしているだけです。
アル依が、新しい仕事を始めよう、とか、
新たな知識や技術を身に付けて食っていこう、なんて、
とてもお薦めできません。
「男の美学」は判りますが、慣れたフィールドで、
一歩前に進まれるのが最善かと思います。
奥様やお子様の事もありますが、何よりもご自身の為に、
「短気は損気」とも言うじゃないですか!^^)

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Unknown (jetlinks)
2008-08-03 20:03:56
大学を卒業して、今の会社に勤め、転職の経験は
ありません。

それでも、一からの仕事が多く、飽き性の私にとっては
好都合でもあったんですね。
ただ、常に新たな事業を構築するプレッシャーを
楽しめなくなっています。
少し安定というか落ち着きたい気持が強いです。

まあ、プライドの高い人間ですが、「その時」が万が一
来たとしたらどうするかはわかりません。
ただ、覚悟だけは持っていようと思います。

ご経験からのコメントはありがたいですね。
まあ、今すぐどうのという事ではないので、
ご安心ください。 ^^

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