ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

断酒祈願

2008年12月29日 | ノンジャンル
今年最後の診察の折、一年間お世話になった挨拶を
院長先生にしながら、年明けはいつもお参りに行くという
話のなかで、そのお寺に断酒祈願の墓碑があると聞かされた。

カミサンの母親の分骨が、お骨仏として安置されており、
結婚してから数え切れないほどお参りに行っているのだが、
そんな墓碑があるとは今回初めて知った。

元旦にはいつものようにお参りに行くので、今回は
よく見てきたいと思っている。

墓碑の謂れについては、以下に引用する。

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本多出雲守忠朝は、徳川家康公四天王の一人といわれた
本多忠勝の第ニ子で、関ヶ原の合戦に武功をあげ
大多喜五万石に封ぜられていましたが酒を過したため
大坂夏の陣(1615年)において討ち死にしました。
死に臨んで深く酒弊を悔い死後は酒のために身を誤る
ものを助けんと誓って瞑目したと伝えられています。
爾来、酒封じの神として酒に苦しむ当人や家族の
多数参拝するところとなり、酒弊の除滅に信を得ています。
墓碑周辺のシャモジは参拝者による断酒祈願。
墓碑は、元和2年(1616年)に建立されたものです。
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抗酒剤のない頃は、この墓碑を削って、それを酒害者に
飲ませる者が絶えず、一時は墓碑が傷むため、囲いを
していた頃もあったそうである。

今では、断酒祈願のために、シャモジを奉納するようだ。
そういえば、シャモジを販売しているのは見かけたが、
断酒祈願とは夢にも思わなかった。

ついでと言っては何だが、お参りしてこようと思っている。